はじめての不妊治療|妊活歴1年以上、なかなか妊娠しない方へ
 
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はじめての不妊治療|妊活歴1年以上、なかなか妊娠しない方へ

   

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不妊治療の入り口に立つ方の多くは、「避妊しなければ簡単に妊娠すると思っていた。」「12年妊活したけど妊娠しなかった。どうして?」など、最初は戸惑う方がほとんどです。そこで、今回は不妊治療とはどういうものか、妊娠しやすくするためにはどうしたらいいのか、をご紹介します。

不妊症とは?|不妊治療を始める前に

「不妊症」という言葉を聞くと、敏感になってしまうかもしれません。不妊症とは「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年以内に妊娠しない状態」のことを指します。
妊活を始めて数ヵ月経過している方は、まず自分に生理が定期的に来ているのか、排卵日があるのかなどを見直して自分の身体と向き合ってみると良いでしょう。その上で病院を受診することが良いとされています。加えて、以下に該当する方は、1年待たずに受診したほうが良いと言われています。
・35歳以上
・月経に異常がある(周期、生理期間、経血量など)
・性感染症・骨盤腹膜炎
・以前に子宮筋腫・子宮内膜症を指摘されている場合

不妊検査前にしておきたい|治療をスムーズにすすめる準備
不妊治療とは

不妊検査って何を調べるの?|不妊治療の第1歩は不妊検査から

不妊治療を開始する前には、不妊検査をする必要があります。不妊検査ではなぜ自分が妊娠しないのか、その原因を探っていきます。具体的にどのようなことを行うのか、簡単にご紹介していきます。

<不妊検査の流れ>

①内診、超音波検査
子宮や膣内に何か異常がないかを調べます。
さらに超音波プロープを膣内に挿入し、子宮筋腫や子宮内膜症などに問題がないかを調べます。
②血液検査
採血を行い、ホルモンの状態を調べます。女性ホルモン(エストロゲン)、卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンなどを調べ、排卵や卵巣機能について確認します。
③子宮卵管造影検査
卵子の通り道である卵管に、閉塞や異常がないかを調べます。この検査により、卵管の通りが良くなり着床がしやすくなるケースもあるようです。
具体的な不妊検査項目は?|不妊症検査について

不妊治療って何をするの?|不妊治療の基本

不妊治療といっても、個人によって治療方法は様々です。年齢や不妊症の原因などによってその治療方法は異なります。まず、排卵がきちんとある人はタイミング法から始めて妊娠に至らなかった場合、人工授精、体外受精、顕微授精、と高度な治療へと進んでいくステップアップ法をとっていくのが一般的です。ここでは、タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精の内容についてご説明します。
①タイミング法…排卵日に合わせて性交を行う治療方法です。自分で基礎体温を毎日記録し、排卵時期を予測します。基礎体温の予測に加え、病院では卵胞の成熟具合を超音波検査で確認したり、血液検査により女性ホルモン(エストロゲン)の数値を予測したりするなど、より正確な排卵日を特定します。
②人工授精…あらかじめ採取し、洗浄・濃縮したパートナーの精子をカテーテルで女性の子宮、または卵管に送り込む治療方法です。自然妊娠を補助するために行います。
③体外受精…シャーレの中に卵子を入れ、そこに洗浄、濃縮した精液を合わせ、受精させる方法です。人工授精で妊娠しなかった場合に行われます。
④顕微授精…顕微鏡で観察しながら運動能力のある精子を選定し、卵細胞に1個の精子を注入して受精させる方法です。運動能力のある精子が少ない男性不妊や、体外受精を行っても受精卵や良質な胚ができない場合に行われます。
また、上記のほかに、不妊の原因によっては手術や、投薬治療などを必要とするケースもあるようです。

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不妊症の原因は?女性側の主な5つの原因

不妊治療において大切な事とは?

<妊娠しやすい体づくりをすること>
不妊治療は上記のような治療法がありますが、それらの治療を行いつつ妊娠しやすい体づくりをしておくことも大切だと言われています。とくに35歳以上の場合、人工授精や顕微授精といった生殖補助医療による妊娠率が年齢を重ねるごとに下がっていくという報告もあるため、妊孕力(にんようりょく:妊娠する力)を高めるための体づくりが良いとされています。その方法は様々で、東洋医学に基づく漢方や鍼灸、体の血流を良くするために行うヨガ、妊娠には欠かせない栄養素を補給するサプリメント補充、体を物理的に温める温活、身体の歪みを整えて血流改善を目指す整体などがあります。

<漢方・鍼灸>

漢方 漢方は、人間に本来備わっている力を引き出すはたらきがあるため、卵子の状態を整えるのに効果があると言われています。漢方薬で身体本来のリズムや力を整えて鍼灸によって血流を整え、母体自身が妊娠できる力を引きだす不妊周期療法という方法があります。中医学では、不妊症において漢方薬と鍼灸を併用することで、妊孕力が高まると言われています。

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<ヨガ>

ヨガ呼吸を制御して行うゆったりとした動きとポーズで、身体の歪みを整えるほか、心身をリラックスさせる効果があります。リラックスすることで自律神経、ホルモンバランスが整うと言われています。 ホルモンバランスが整うことで、生理周期が整い、排卵への効果が期待できると言われています。

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<サプリメント>

サプリメント画像食事では摂り切れない妊娠のために必要な栄養素を補充し、身体を整えるサポートをします。とくに葉酸などは妊活中、妊娠には欠かせない成分と言われており、サプリメントで摂る人が多いようです。

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<整体>

整体の画像骨盤や身体の歪みを整体の施術で取り除き、正しい位置に戻すことで、血流を促進します。最近では不妊専門で行っている不妊整体もあるようです。

<温活>

靴下の画像腹巻やよもぎ蒸しなどで子宮を温めたり、保温性のある靴下やサポーターなどで足首を温めるなど、妊活の大敵である冷えを防ぐ効果があると言われています。日常で使用できるアイテムを用いて気軽に行えるため、グッズも多く販売されています。
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このように、妊娠しやすい体づくりには様々な方法があります。妊娠しやすい体づくりを並行して行うことで、不妊治療(人工授精、体外受精など)の相乗効果を期待できると言われています。いずれの場合も、自分の気持ちや体調、考えにあった方法で行うのが良いでしょう。