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「# 夫の不妊バイブル」の生みの親|吉川雄司さんにインタビュー(前編)

2018/11/01

2018/11/01

今、Twitter上で不妊治療に取り組む方々が「調べてもよくわからないこと」や「夫に理解して欲しいけど伝わっていないこと」をまとめ、治療に取り組む夫婦に向けて発信した「#夫の不妊バイブル 」が注目を浴びています。この「# 夫の不妊バイブル 」をまとめたのが吉川雄司さんという男性です。男性目線で妊活・不妊治療に対して描かれたこの資料は、今や1万回以上ダウンロードされ、書籍化も決定しています。そこで、吉川雄司さんが一体どんな方なのか、どのように妊活・不妊という問題に挑まれようとしているのか、その素顔に迫ってみました。ぜひご覧ください。

京都生まれの大阪育ち。P&Gからベンチャー企業へ

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-----吉川さんは、今までどのような活動をされているのでしょうか。

吉川:まず僕の自己紹介をさせて頂きますと、平成元年生まれ、京都生まれの大阪育ちです。小学校・中学校は地元、高校は関西大学付属高校を卒業し、大阪大学に進学しました。大学卒業後に大阪を離れ、それからは東京に住んでいます。
もともと、夫婦の幸せとか女性の幸せといったものに強い興味があって、大学卒業後はP&Gに入社しましたね。P&Gはパンテーン、SK-Ⅱ、生理用品などといった商品を扱っていたので、女性に関わるビジネスだなと思って入社したのですが、入社したら担当したブランドがペットフードだったんですね。女性に関する事業に関わりたかったのに、もはや(対象が)人間でもなかった、という。(笑)



2足のわらじで女性のランジェリー会社も立ち上げて


P&G入社後、そんなこともあって、副業的に事業をはじめました。週末と夜の時間を使って女性のランジェリーのウェブサービスの会社を立ち上げた女性起業家のお手伝いをしていたんです。なので社会人二年目になってからは、P&Gと女性ランジェリーの会社と二足のわらじ状態で働いていたんです。その中で、大企業のエリートサラリーマンという人生でなくても良いかなと思って、ベンチャーなど自分で事業をやりたいなと思い始めました。

それで新卒で働き始めて2年半位たってから、新卒採用事業をやっているワンキャリアというベンチャー企業に、3人目の社員で入社しました。ワンキャリアに入社後、ランジェリーの会社からは手を引いたんですけど、ワンキャリアでも、女性のキャリア支援には強い興味がありました。また、「日本の未来をさせる人材の育成」の必要性を強く感じ、人材育成事業にも携わっていました。
そんな中、もともと強く志として持っていた「日本の夫婦をもっと幸せに」という想いと、「日本の未来をより良くしたい」という想いが重なったことが、起業のキッカケでした。


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夫婦に関わる事業、どうせやるなら国のためにもなることを


起業って絶対に大変なんですよね。なのでどうせ大変なんだったら、国のためになることをやりたい、と思って内閣府が出している「日本再興戦略2016」という資料があるんですが、それを読みました。日本って本当に課題だらけなんですけど、僕はやはり「少子化対策」に貢献したいと思いました。前職で人材領域の事業をしていたこともあり、「国を一つの企業として考えたら、未来を支える人材がどんどんいなくなっていってるってヤバイよな。」って思ったんですよ。企業における「優秀な人材採用と育成」は国家規模でいうと「少子化対策」や「教育」だと思うんですよね。なので、「やっぱこの領域で頑張りたいな」と思いました。

自分自身も不妊治療で生まれている。だからこそためになりたい。

さらに子育て・教育といったジャンルを見ていく中で、子供が育つという過程の最初のスタート地点は妊娠だよね、と思い、妊娠における日本の課題が何だろうと調べたところ、不妊というワードが出てきました。不妊の問題を掘り下げていくと、日本は世界で一番不妊治療が行われているということがわかって。「本当に?」と思いました。その際に不妊治療ネットも拝見しました。調べれば調べるほど、そこには困っている人がたくさんいたんです。また、実は僕自身も親の不妊治療のおかげで生まれてきています。親が本当に大変な思いをして僕を産んでくれ、僕が生まれたときは心の底から嬉しくて泣いたって話を聞いていたので、「もしかしたら、不妊治療の領域の課題を解決していくことを、自分の使命にすべきなのかもしれない」って思いました。そして、今年の1月に起業しました。

------P&Gに始まり、ランジェリーの会社や女性のキャリア支援、現在の不妊領域の事業と、女性向けのビジネスを続けていらっしゃる印象ですが、女性に寄り添う事に興味を持ったきっかけは、何かあったのでしょうか。

吉川:それは本当によく質問されます。ただ、正直よく分からないというか、何かを好きになったり、興味を持つことって、いろんな出来事の積み重ねだったりすると思うんですよね。僕の場合は「妹が二人いて女性の会話を良く聞いていた」とか「大学の男女比率が女性65%だった」とか「小さい頃から洋画を見ていて欧米夫婦のイチャイチャ風景が素敵だと思っていた」とか色々なことが重なって、「日本の夫婦の幸せ」とか「女性の幸せ」に強い関心を持つようになったのだと思います(笑)

不妊治療のことを知りたい、だからツイッターで発信を開始。

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------吉川さんは、ツイッターで影響力があるなと思っていますが、今約2000人以上のフォロワーがいますよね。

吉川:日々、不妊治療に関することを呟いているうちにフォロワーは増えて行きました。ありがたいですよね。僕自身はまだ不妊治療をしていないので、不妊治療のことがわからないんですよ。「経験や感情の共有はできない」と思ったんですよね。なので「お役立ち情報」や「社会への啓蒙」を発信していこうと決めました。そこで最初何をしたかと言うと、アメブロや不妊の本を5冊くらい買って読んで、国や研究機関が出している調査報告書や統計資料、論文を読み漁りました。あとは不妊治療中の方々のブログやTwittterの投稿を見まくりました。そこで気づいたのは「専門家」と「治療に取り組む人」の間にある「情報格差」だったんです。専門家も頑張って発信はしてるんですよ。それもたくさん。でも、小難しい単語を使い、治療に取り組む人が知っておくべき必要最低限レベルを超えた精密な抜け漏れない文章で書かれていて、正直「読みたい」とは思えないなって思いました。(ごめんなさい)。そこでそういった情報をなるべく噛み砕いて140文字以内におさめて、ツイッターで発信することにしたんです。それで、徐々にフォローワーが増えてきた、という感じです。
3------ツイッター上では「何をしてくれるんだろう」という期待感を感じている方も多いのではないかと思いますが、今後どのようなサービスを考えられているのでしょうか?


吉川:「期待感」を持ってくださることはとても嬉しいですし、頑張らねばと責任も感じます。医療に関することですし、適当なことを言って仕舞えば誰かを不幸にしてしまうリスクもあります。まだまだ未熟ながらも、最近は自分の影響範囲が少しずつ大きくなっていることを感じてきたので発信内容については医師のチェックをもらうように体制を整えたりしています。


「# 夫の不妊バイブル 」の第二弾となる「# みんなの取り組み 」は不妊専門クリニックに勤務する産婦人科専門医の方に監修をお願いしています。また、不妊治療に取り組む中での一つの課題は「相談する人がいない」とか「相談したいときに相談できない」というのがあると思います。この課題解決になるようなサービスはやっていきたいですね。LINE@でもいいし、オンライン通話でもいいし。ちなみに現在は「 # tamatalk 」というLINE@サービスを試験的に10名限定で運用しています。今後は具体的な質問対応や相談はオンライン通話に切り替えてもいいかなって思っています。LINE@は「ただただ愚痴を吐き出す場所」にしようかな、なんて。とにかく、フォロワーさんのニーズを汲み取って、色々チャレンジしていきます。

男性目線の「大人の性教育」とは|吉川雄司さんにインタビュー(後編)

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吉川雄司さんのご紹介

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吉川雄司
株式会社ヘルスアンドライツ 代表取締役
妊活/不妊治療に取り組む夫婦を支援する事業を展開中。
大阪大学卒業後、外資系消費財メーカーP&Gに入社。
その後、20代のキャリア支援事業を行うスタートアップに参画し執行役員に就任。

自分自身が不妊治療で生まれてきたというバックグラウンド、そして、日本が世界一の「不妊大国」であるという社会問題を解決したいという想いから、ヘルスアンドライツを創業。現在は、不妊治療に取り組む夫婦をサポートするカウンセリングサービスの開発や書籍の執筆活動、また社会に対する生殖医療、生殖機能の知識の普及を目的とした「大人の性教育」という性教育イベントを開催中。

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