キーワード一覧
閉じる

不妊治療費用の保険適用について|医療保険、健康保険は?

      2016/03/03

im7476

不妊治療は高額な費用がかかってしまうのが、一般的です。そこで、不妊治療費用に医療保険、健康保険が適用できるのか気になるという方もいるかもしれません。今回は不妊治療費用への保険適応についてまとめています。

不妊治療費用への保険適用①:不妊治療費用と医療保険

2016年現在、不妊治療費用に対応している医療保険は今のところはないそうです。不妊治療費用が医療保険の適用外になってしまうのは、保険会社が保険業法の中で不妊治療費用の保険適用を認定していないことが理由だそうです。これはつまり、医療保険会社が不妊治療保険を商品開発できないということにもなります。2014年には、金融庁が保険業法を改正して不妊治療保険をつくろうとしましたが、不妊治療保険は実現しませんでした。

ただ、不妊治療費用に対しては医療保険は適用されませんが、不妊治療に伴う婦人科疾患(子宮内膜症や卵巣嚢腫、卵巣機能障害など)の手術や入院には医療保険が適用できることが多いそうです。また、不妊治療中には医療保険加入ができない、医療保険の対象外になる手術など、不妊治療に伴う医療保険には多くの条件があります。

不妊治療費用への保険適用②:不妊治療費用と健康保険

医療保険とは異なり、健康保険は不妊治療費用に適用できることが多いそうです。不妊治療の初診では不妊検査をおこなうことが多いですが、その際に健康保険適用が適用できる検査項目が多くありますので、通院する際は健康保険証を忘れないようにしましょう。

基本的に不妊治療の初期段階にあたる処置には健康保険が適用できることが多いそうです。

健康保険の適用ができる不妊治療、不妊検査

  • 血液検査
  • 精液検査
  • 卵管造影
  • エコー
  • 排卵誘発剤の薬物療法
  • 卵管疎通障害に対する卵管通気法
  • 卵管形成術
  • 精管機能障害に対する精管形成術
  • タイミング法
  • 超音波検査

健康保険の適用可否の境目ははっきりとはしていませんが、「不妊症」は病気ではありませんが、「不妊の原因」は病気です。その病気を治すための不妊治療の費用には健康保険が適用されるという解釈をしておくと良いかもしれません。

上記の健康保険の適用ができる不妊治療、不妊検査の中にはタイミング法があります。最も妊娠率が高く、耳にしやすいタイミング法が保険適用可能であったり、超音波の検査は月に1回までの健康保険適用しかできないなど、健康保険もいくつかの条件があります。

不妊治療費用への保険適用③:健康保険対象外の不妊治療費用

人工授精や体外受精、顕微授精は健康保険は適用されません。そのため、クリニックや病院により不妊治療の費用に差が出てくるようです。ただ、高度生殖医療は健康保険の保険ができない代わりに、国や自治体からの不妊治療助成金の対象となることがあります。高度生殖医療を受ける際は、特定不妊治療助成金制度や医療費控除について知っておくと良いかもしれません。『特定不妊治療助成金制度とは|年齢制限・申請方法・条件は?』と『医療費控除の申請方法について|確定申告が必要?』を参照してください。

なお、各々の1周期あたりの不妊治療にかかる費用の目安は、

  • タイミング法…2000〜3000円
  • 排卵誘発剤の投与…5,000円~1万円
  • 人工授精…2万円~5万円
  • 高度生殖医療の体外受精や顕微授精…30万円~100万円

このように健康保険・医療保険適用外の不妊治療の費用が高い傾向があります。医療保険や健康保険、特定不妊治療助成金制度、医療費控除をうまく活用していくのが良いでしょう。