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不妊治療って何からはじめる?|不妊治療の4つのステップ

      2016/03/04

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不妊治療と一口に言っても、実は様々な種類があります。不妊治療はステップアップ式で進んでいくことが多く、最初は自然妊娠に近い方法から治療を開始し、一定の期間で成果が得られない場合に治療の段階を上げていきます。今回はそんな不妊治療のステップについてまとめました。

不妊治療のステップ①|タイミング法

タイミング法とは、「排卵周期を基礎体温表ではかりながら排卵の時期を予測し、その時に性行為をもつことにより、妊娠の可能性を上げる」という不妊治療です。自然な排卵に任せる場合が多いですが、内分泌的な原因で妊娠しにくい時には、経口排卵誘発剤を組み合わせて治療を行うことも主流なようです。

不妊治療と聞くと、体外受精など高度な生殖医療を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、不妊治療専門クリニック・病院で一番多く行われ、そして最も妊娠の確率が高いとされている不妊治療法はタイミング法です。性交での妊娠なので、不妊治療といえども限りなく自然妊娠に等しく、多くの病院・クリニックがまず勧める不妊治療方法となっているようです。

タイミング法は自然な妊娠を待つので、1年の観察期間を要します。1年が過ぎても妊娠しない場合、次のステップに進むことが多いようです。また、年齢的に差し迫ってる夫婦では、1年の観察期間を懸念して最初からタイミング法を飛ばす方もいらっしゃいます。

不妊治療のステップ②|人工授精

タイミング法を行っても妊娠しない場合、人工授精に進みます。人工授精とは、精子を採取し排卵日に直接子宮膣内へ入れる不妊治療方法です。直接精子を膣内へ入れることで、性交から卵管まで到達する過程にあるリスクを回避することができ、妊娠成功率をあげることができるとされています。しかし、人工授精で妊娠が成功する方の多くは3回目ぐらいまでに結果が出るようで、数回行っても妊娠できない場合は次のステップへ進むことが多いそうです。

不妊治療のステップ③|体外受精

体外受精とは、体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行い、受精卵を子宮に戻す不妊治療方法です。体外受精の場合、卵胞が成熟するところから、受精した卵が子宮に入るまでの間のリスクを回避することができるので、人工授精よりも妊娠率は高まるようです。しかし、回数を重ねるごとに確率は下がっていき、一度に複数の薬を使うことから女性側にかかる体力的、精神的負担が大きいとも言われています。また、一回の体外受精でかかる費用も20万円から50万円と経済的負担も大きくなります。

不妊治療のステップ④|顕微授精

顕微授精とは、採取した卵子にピペットで直接精子を注入し、体外で授精させたのちに子宮に戻す治療方法です。精子と卵子を体外で受精させて子宮へ戻す点では体外受精とほとんど同じ流れですが、精子と卵子を受精させる方法が異なります。体外受精では卵子に精子を振りかけて自然に受精するのを待ちますが、顕微授精は顕微鏡で見ながらピペットを使って卵子の中に直接精子を注入します。

精子の数が少なかったり、運動率が低かったりして自然受精が難しい場合や、卵子の受精力が弱くて自然受精ができない場合に、体外受精からステップアップするようです。基本的な治療行程は体外受精と同じですが、顕微授精独自の行程に10万円程度の費用が発生するため、治療費は体外授精よりも高額になります。

以上でご紹介してきたように、不妊治療には様々なステップがあります。ステップアップするタイミングの見極めが重要だと言われているので、信頼できる病院・クリニックを見つけて医師と相談しながら治療を進めるのがよいでしょう。