キーワード一覧
閉じる

41歳の妊活と不妊治療|41歳の妊娠確率は?

   

0629

女性の年齢と妊娠確率には密接な関係があると言われています。41歳だけど私は妊娠できる?と、疑問に思っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は41歳の妊娠確率、妊娠する方法などについてまとめています。

41歳の妊活|自然妊娠はできる?

自然妊娠できる確率は?

上記は年齢別の自然妊娠率を示すグラフ(*1)です。このグラフによると、41歳の女性が妊娠をするために排卵日に性交渉をした場合の妊娠率は「約4%」ということになります。これは1回の生理周期あたりの妊娠率で、1年にある生理周期を12回とすると妊娠することができる確率はより高くなります。ただし、グラフからもわかるように、35才を境に自然妊娠する確率は低下し、高齢になればなるほど妊娠する確率は低くなってきます。41歳でも自然妊娠ができないという訳ではないようですので、早めに不妊治療や妊活を開始するのが良さそうです。

体外受精をした場合の妊娠率は?

上記は年齢別の体外受精による妊娠確率を示すグラフ(*2)です。このグラフによると34歳を境目にして妊娠率が徐々に低下し、39〜40歳で25%をきり、43歳では10%を下回っていることが分かります。

このグラフによると、41歳の女性が妊娠をするために体外受精を行った場合の妊娠率は「約21%」ということになります。一般的に30歳から35歳、35歳から40歳の間で体外受精の妊娠率は低くなると言われています。まずは不妊検査を受けることから始めてみるのが良いかもしれません。

41歳の妊活・不妊治療|妊娠してもリスクがある?

1

上記のグラフ(*3)では、緑色で流産率が示されています。35歳以上になると、徐々に流産率が高くなっています。年齢が高くなればなるほど、妊娠率が低下するだけでなく、流産の可能性も高まるということがこのグラフからうかがえます。また、40歳で35%の流産率が、41歳では約45%にまで上がるというデータも読み取ることができ、この世代では、約2人に1人の割合で流産の可能性があるということも把握できます。

染色体異常児の発生リスク

高齢出産になると、染色体異常(ダウン症など)児が生まれる確率も増加傾向にありますが、これは「卵子の老化」が原因とされています。そのため、自然妊娠か、不妊治療を行っての妊娠に関わらず、染色体異常児の生まれる確率は高齢であるほど高まると言われています。また、男性の年齢が高齢化するとその確率が増加することも研究によって明らかになっています。

合併症と婦人科疾患発症のリスク

妊娠中に起こる合併症の代表的なものとして、妊娠高血圧腎症、妊娠糖尿病、胎盤付着異常(前置胎盤や常位胎盤早期剥離)などが挙げられます。年齢が上がることで、こうした疾患の発症率も高まるということも明らかになっています。妊娠高血圧症候群の発症頻度を例に挙げると、母体年齢が40歳を超えている場合、発症頻度は約8%となり、35歳未満の妊婦のほぼ2倍(*2)になるそうです。

妊活・不妊治療以前の問題も・・・

girl-1064658_640
また40歳を超えると、こうした妊娠中の合併症のリスクだけでなく、妊娠以前に婦人科疾患の発症が増えるという問題も出てきます。子宮体がんや卵巣がん、子宮筋腫、子宮筋腫は30代後半から40代で発症する人が増加傾向にあるとされています。
疾患や症状によっては治療して妊娠することもできるようですが、不妊治療も行う場合は、両方の治療費や、一方の治療に専念する期間も設ける必要が出てくるなど、負担が増え、妊娠・出産の実現までの時間を消耗してしまうということにもつながりかねません。

41歳の妊活は時間との勝負!

時間との勝負ということを念頭に

年齢とともに卵子が老化することで、妊娠率も低下し、流産率や合併症、婦人科疾患の発症リスクが高まることはすでにお伝えしてきた通りです。そうしたことを踏まえると、41歳の方々が妊娠・出産に近づくには、いかに時間を無駄にせずに妊活・不妊治療に臨むかが重要となってくるのではないでしょうか。

出産後のことも考えて早めの行動を

高齢出産の場合、無事に出産をしても、実際にその後に子育てをしていくと、思っていた以上に体力が必要だったという声や、二人目も欲しかったけれど、体力面でも費用面でも二人を育てられる状況にないために、二人目をあきらめるというケースも少なくないようです。妊活・不妊治療を始めるのが遅れることで妊娠の可能性がなくなる前に、早めに行動に移すことが40歳を超えた方々にとって必要なことかもしれません。

状況別|時間を無駄にせず妊活・不妊治療に望むには?

41才の妊活・不妊治療はとにかく時間が貴重です。そこで、時間を無駄にせずに妊娠に至るために、何をすべきか状況別に見ていきましょう。自分の状況に照らし合わせて出来ることを検討してみてください。

1:妊活をしているのに妊娠にいたらない、もしくは流産を繰り返す場合

病院に行って今の自分の体の状態を知りましょう。現状を把握することで、今の自分が妊娠するために必要なことが見えてくるかもしれません。病院に行くことで、症状を自覚しづらい婦人科系疾患や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を早期に発見できたり、妊娠・出産にいたらない原因がわかることもあります。

2:既に病院で治療を開始している場合

通院と平行して妊娠しやすい体作りに取り組んでみるのも良いかもしれません。40代でも、不妊治療と並行して鍼灸や漢方を取り入れたことで、妊娠に至るケースもあるようです。また、不妊治療をお休みして鍼灸・漢方を続けた結果、40代で自然妊娠する方もいるそうです。不妊専門の鍼灸・漢方についてはこちらのコラムで説明しています。
鍼灸・漢方以外ににも、妊娠しやすい体作りの方法はいくつかあります。妊娠しやすい体作りについてはこちらのコラムでまとめています。

東京の不妊漢方10選|不妊漢方薬局口コミまとめ
千葉の不妊漢方6選|不妊漢方薬局口コミまとめ
栃木の不妊漢方6選|不妊漢方薬局口コミまとめ
東京の不妊鍼灸10選|鍼灸院の口コミまとめ
千葉の不妊鍼灸8選|鍼灸院の口コミまとめ

3:不妊治療を開始するのを悩んでいる場合

paper-3242863_640(1)仕事との両立で悩んでいる場合
仕事をしながら通院するために、職場の理解を得ましょうと一口に言っても、なかなか周囲には不妊治療をしていることを伝えられない人が多いのが現状です。ですが、思いきって職場に伝えたことで上司や同僚が応援してくれた、協力してくれたという声もあります。「不妊治療」ということを伏せたい場合は、「不妊」ということは伝えずに、「時期が来たらお伝えしますが、今は治療が必要な状態なので仕事を休ませてほしい」というように伝えてみると良いかもしれません。医師の助けを必要とする状況であるということが伝われば、周囲の反応や協力の仕方も変わってくるでしょう。
また、たとえ職場の理解を得やすい環境であっても、治療で頻繁に仕事を休むことはほとんどの方にとって容易ではありません。現在では、働く女性でも仕事と妊活・不妊治療を両立しやすいように予約制度や通院スケジュールを組める病院も増えています。両立のためのストレスを最小限に留められるよう病院選びもしっかりと行いましょう。

(2)お金の工面に悩んでいる場合
①助成金・医療費控除を活用する
生殖補助医療については、助成金が適用になる場合があります。不妊治療に関する助成制度は高額な治療費のために不妊治療を諦めてしまうケースもあることから、厚生労働省が設けた制度で、一定条件を満たす夫婦に対し、不妊治療の費用の一部が助成されます。国の制度以外にも、自治体が独自で行っている助成金制度もあるので、自分が住む地域で利用できる制度がないか確認してみましょう。
また、医療費控除も利用したい制度の一つです。検査代や治療費以外にも、通院のための交通費など、不妊治療にかかった費用の一部が戻ってくることになるので、しっかりと活用していきましょう。

②親から援助を受ける
両親との関係や両親の経済力に問題がなければ、治療費を両親に援助してもらうのも、負担を軽減する一つの方法です。両親に理解、協力をしてもらえるよう、不妊治療の必要性をしっかりと伝えることが大切です。

③不妊治療専用のローンを利用する
貯蓄がない、貯蓄はあるけれどずっと治療を続けることになったら足りるだろうか、全部使ってしまうことになるのかな、といった様々な不安に応じた、銀行の不妊治療専用のローンがあります。不妊治療にかかる費用のためにお金を借りることができるサービスです。
不妊治療専用のローンについてはこちらのコラムで詳しくご紹介しています。

スルガ銀行不妊治療サポートローン

今ある妊娠の可能性を失わないように、今回ご紹介した方法の中で、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

(*1)スバリ分かる妊娠の確率 年齢別グラフを公開
(*3)厚生労働省 「不妊に悩む方への特定治療支援事業等のあり方に関する検討会」ワーキンググループ 報告書を参照
(*2)Matsuda Y、Kawamichi Y, Hayashi K, Shiozaki A, Satoh S, Saito S. Impact of maternal age on the incidence of obstetrical complications in Japan. J Obstet Gynaecol Res. 2011 Oct;37(10):1409-14