煎じ薬の誠心堂取材#5|一人ひとりに合わせた「中医学妊活」
2018/04/03
2022/02/02
誠心堂グループは、西洋医学と東洋医学を掛け合わせた中医学の考え方に基づき、不妊症の悩みを抱える方々に対して妊活サポートをしています。今回は、日本の中医学において第一線で活躍されている誠心堂グループ代表の西野先生に、中医学による不妊治療について教えていただきました
そもそも中医学とは?西野先生が不妊治療に中医学を取り入れた理由は?
高度医療の発展と共に、40代でも妊娠される方が年々増加してきました。しかし、その分、流産率の増加や不育症で悩むご夫婦も増加しています。当初、我々は高度医療を受けるご夫婦への質の良い卵子や受精卵作りのサポートとして中医学医療(煎じ薬と鍼灸)を提供してきました。その甲斐あって、30代後半から40代前半の流産率を半減させることに成功しました。また30代の約半数の方が自然妊娠した事実にも感動し、中医学をもっと多くの方に知っていただきたいと考えるようになったわけです。 関連リンク ▶煎じ薬の誠心堂取材#6|治療を受けた患者様の声
中医学と西洋医学はどんなときに適している?
癌や甲状腺疾患、卵巣嚢腫のような原因がはっきりしている症状については、西洋医学が有効です。 しかし、不妊症は原因が不明なケースも多々あります。着床障害や不育症における原因も考えると、胎児側あるいは両親、どちらに原因があるのかが分からないこともあります。このような状況において、「人間に本来備わっている機能を引き出す」中医学は重宝されます。 タイミング法や人工授精で妊娠できないとき、体外受精へステップアップする方法もありますが、まずは煎じ薬や鍼灸を伴わせながらタイミング法や人工授精してみるのも良いでしょう。 一方で、受精障害が起きている場合や特定の原因がある場合は西洋医学の技術が必要になることもあるので、西洋医学と中医学の両方をうまく使っていくのが良いでしょう。
煎じ薬と鍼灸は組み合わせるのがいい?不妊症にどう影響する?
煎じ薬と鍼灸は、組み合わせてこそ最大限の価値が発揮されると思います。まず鍼灸で血流をよくすることで貧血を改善したり卵巣の機能低下を防いだりすることができ、漢方薬に含まれる成分を身体の隅々まで行き渡らせることができます。 漢方薬局と鍼灸院を併設している誠心堂では、同じ方針で治療を進められるため、高い相乗効果が期待できます。 煎じ薬や鍼灸を併せながら体外受精や顕微授精を行うことで、より質の良い卵で受精することができたり、体質改善によって流産など不育症を防げたりもします。 実際に煎じ薬と鍼灸を併用され、自然妊娠されたお客様にお話をうかがいました。
西野先生と漢方薬誠心堂グループについて
漢方専門家 西野 裕一(にしの ゆういち)先生
株式会社誠心堂薬局の代表取締役。薬剤師、鍼灸師、国際中医師。 北京で婦人科の先生との出会いをきっかけに不妊治療に興味を持ち、中医学の両輪である漢方と鍼灸双方の力を最大限に活かした治療が受けられる場として鍼灸治療院併設型の店舗漢方館を開設。現在は多数のメディアから取材依頼を受け、漢方の啓蒙活動にも積極的に取り組まれている。
漢方薬誠心堂グループ
昭和62年に千葉県市川市に開局し、漢方薬・鍼灸・養生学の3本柱で中医学を啓蒙している。 現在は関東に21店の漢方薬局+鍼灸院の拠点をもち、随時妊活セミナーも開催。 11年間で3080名の方を妊娠に導いた実績もある、人気の漢方薬局である。 HP:https://www.seishin-do.co.jp/index.html
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