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妊娠しやすくなる秘訣教えます。|助産師からのアドバイス

2017/10/02

2017/10/02

出産のサポートを行う助産師は、妊娠しやすくなる身体づくりについてもご存じです。そこで今回は「松が丘助産院」院長宗祥子氏より、妊娠しやすくなる秘訣について教えて頂きます。

安産だけでなく、妊娠、健康な体の維持にも。

助産院と聞くと、多くの方は「お産をするところ」というイメージだけが思い浮かぶかもしれません。確かに助産院のメインの役割は、自然なお産をお手伝いすることです。私達が考える自然なお産とは全く薬を使わず、赤ちゃんが生まれてきたいときに自然な陣痛が起こり、自分の力で赤ちゃんを産むこと、つまり安産のお手伝いをしています安産のためにはお母さんの体調が良く、自然のリズムを感じられる健康的な生活をすることが大切です。妊娠すること、安産をすること、病気になりにくい体を維持することは同様の要素が非常に多いのです。

健康的な生活とは|質の良い眠りで妊娠しやすく

ではその健康的な生活とはどのようなことが大切なのでしょうか?まず一番は、質の良い眠りを持つことです。自然なリズムで生活していた子供のころの生活を思い出してください。幼稚園から小学校低学年の頃は、たぶん20時ごろに寝て6時ごろに起きていたのではないでしょうか?
■20時に寝るのは難しい。遅くとも午後10時には眠るのがおすすめ。
仕事をしている方々にとって8時に寝るのは、かなり難しいかもしれません。
しかし、妊娠するためにも、おなかの中で赤ちゃんを丈夫に育てるためにも、午後10時には寝ることをおすすめしています。質の良い睡眠をとり健康的な生活をすることは、妊娠するためにも、受精卵が子宮にきちんと着床して赤ちゃんがおなかの中で育つためにも、そして安産で出産するためにもたいへん重要なのです。それでもやはりなかなか早く眠ることができない、といった方は松が丘助産院で行っている、「デトックスコース」というセルフケアが出来るようになるクラスに参加されるのがおすすめです。

デトックスコースの食事例 デトックスコースの食事例

デトックスコースの食事例 デトックスコースの食事例

松が丘助産院「デトックスコース」詳細はこちら

夜の残業で、体が疲れ切っているかもしれません。

10時実際不妊で悩んでいる方の中には夜10時ごろまで仕事をしていて、身体が疲れきっていて、本当にリラックスした状態でご主人と仲良くする状態にない方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?不妊で悩んでいる方の中には、医学的には夫婦ともに何の問題もないと言われている方が3割以上もいるといわれています。もちろん現代の科学では解明できない原因もあるのでしょうが、毎日の生活によってご夫婦の体が妊娠できる状態にはないほど、疲れ切っていることも大きな原因です。疲れ切っているとは、自分では気づかない身体体調不良を抱えていて、身体の冷えてもあるにもかかわらずさらに無理をしてしまうような状態です。妊娠しやすくなるには、十分な休息と規則正しい人間的な生活が大切です。

就寝時間は12時過ぎ?体調不良は睡眠にあり。

睡眠不足

不妊で悩んでいる方は以下のような睡眠の方が非常に多いです。
・寝る時間がいつも12時を回っている
・よく眠れない、寝つきが悪い
・時間的には7、8時間寝ているのにすっきりと起きることが出来ない
・睡眠時間が少ない。

質の良い睡眠がとれないと、身体が冷える、胃腸の調子が悪い、いつも偏頭痛がある、肩こりがひどい、便秘がひどい、肌荒れが治らない、女性の場合は生理痛が激しい、生理前になると気分が落ち込んだり異常にイライラする、などの症状がみられます。
私は常日頃「適度な運動をして、眠くなったら寝る」という生活が健康には良いことを、お話ししていますが、上記に挙げた体調不良がある方には、朝や昼に散歩や軽くジョギングをするか、それが難しい場合には寝る前にストレッチをして、早く寝ることを提案します。そうするとすっきり目覚めることができるようになり、実行できた方は、驚くほど体調がよくなります。

眠くなったらすぐ眠る。便秘、肩こりもすっきりと。

しかし、そのような生活をするためには家に少なくとも6時位ぐらいには帰ってこれるように、仕事の仕方に変えることをおすすめします。そして夕飯を7時ぐらいには食べて、夕飯から寝るまでの時間を3時間は取り、また眠いと感じたときに眠るのがよいでしょう。
そうすると、朝5時から6時頃にすっきりと目覚められるようになってきます。便秘や肩こりも自然と解消していき、気分も爽快になり、前向きな思考になるでしょう。そんなことはできない、という方のために松が丘助産院では「デトックスコース」というクラスを設けています。朝早くから散歩し、健康的な食事を食べていただき、セルフケアができるようになるためのアドバイスをさせて頂いています。特に質の良い睡眠をなかなか得られない方にはおすすめのクラスです。

デトックスコース朝の散歩 デトックスコース朝の散歩

自然のリズムを感じられる健康的な生活を送り、妊娠しやすくなるためには、身体が温かくなければなりません。すなわち子宮が健康的でなければなりません。次回は、身体を温かく保つ秘訣、健康な体を作るための食事の大切さ、また最も大切なパートナーとの良好な関係性をどう作っていくかについてお話ししていきたいと思います。

松が丘助産院「デトックスコース」詳細はこちら

松が丘助産院のご紹介

宗祥子 院長

松が丘助産院 院長 宗 祥子





  • (社)ドゥーラ協会 代表理事

  • (社)ジェスペール 理事長

  • 東京里帰りプロジェクト 代表

  • (社)東京都助産師会 理事

  • (財)東京都助産師会館 元副理事長



昭和27年 愛媛県に誕生。高校まで愛媛県宇和島市で過ごし、昭和50年中央大学法学部を卒業。卒業後中野区役所勤務。福祉部に所属し老人福祉の仕事に携わる。その後、第1子を31歳で出産。出産のダイナミックさに圧倒され、その時の助産婦のケアに感動したのをきっかけに、36歳で助産師を目指し東京医科歯科大学医学部保健衛生学科に入学。在学中に第2子をファン助産院で、第3子を自宅で水中で出産する。医科歯科大学卒業後母子保健研修センター助産に学校にて助産師資格を取得。矢島助産院、育良クリニックで研修し、平成10年3月松が丘助産院を開院。現在に至る。

松が丘助産院はこちら

  • 2011年4月…東日本大震災後被災妊産婦支援の為、東京里帰りプロジェクトを立ち上げ代表を務める。

  • 2012年3月…出産直後のお世話を自宅で見守れる職業産後ドゥーラを養成するために、一般社団法人ドゥーラ協会を設立。代表を務める。

  • 2012年7月…一般社団法人ジェスペールを設立し、「東北こそだてプロジェクト」を立ち上げる。