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ピックアップ障害の改善・治療方法について|排卵誘発剤、漢方、DOST法

2016/03/28

2016/03/28

ピックアップ障害を患っていると、妊活や不妊治療をしていても妊娠をすることが難しいと言われています。今回はピックアップ障害の改善・治療法についてまとめています。

ピックアップ障害の治療・改善方法①:排卵誘発剤

ピックアップ障害とは感染症や子宮内膜症などの影響で、臓器が癒着し、卵管の中に卵子が取り込まれない状態をいいます。ピックアップ障害になってしまうと精子と卵子が出会うことができないので、不妊症の一因になると言われています。ピックアップ障害の原因や治療法、自然妊娠は可能かどうかなどについては『ピックアップ障害の原因は?|検査方法、自然妊娠について』でまとめています。



ピックアップ障害の治療・改善方法:排卵誘発剤



排卵誘発剤を使用することで排卵のコントロールができます。排卵誘発剤を使って、排卵される卵子の数を増やせば卵管采が卵子を取り上げる可能性が高くなります。不妊症の原因がピックアップ症であると疑われる場合に、1番最初に用いられる治療・改善方法だといいます。

ピックアップ障害の治療・改善方法②:漢方

ピックアップ障害への直接的な治療方法ではありませんが、漢方を用いた治療・改善方法があるそうです。「理気活血(こうきかっけつ)」と「化痰(かたん)」を基本に考え、ピックアップ障害の原因と思われる子宮内膜症の対策と同じように全身をリラックスさせ、気血の流れをスムーズにすることで卵管采の働きを回復に導く方法です。具体的な漢方薬としては、「水快宝(すいかいほう)」を用いて妊娠に向けた、ピックアップ障害の治療・改善を行っていきます。



また、卵管が癒着を引き起こしている場合は、「痰湿(たんしつ)」という不純物の存在を考慮し、不純物を取り除くための漢方薬「温胆湯(うんたんとう)」や「シベリア霊芝」を服用することになるそうです。このような漢方を使ったピックアップ障害の治療・改善方法は全身の見直しが大切だと言われています。また、服用する漢方によって治療・改善具合も変わってくるので、漢方の専門薬局や専門家に相談のうえ、服用にすると良いかもしれません。



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ピックアップ障害の治療・改善方法③:腹腔鏡手術

ピックアップ障害の原因が、癒着によるものと診断された場合、腹腔鏡下で癒着している部分をはがす腹腔鏡手術をすることがあります。



ただし、この手術はピックアップ障害の原因が明確でなければ適用することができないので、担当の医師と相談して検討する必要があります。



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ピックアップ障害の治療・改善方法④:DOST法

近年、ピックアップ障害の新たな治療法として発表された方法で、体外に取り出した卵子と精子を一定時間体外で混ぜ、すぐに子宮内に戻すという方法です。卵子と精子が確実に出会うことが出来るよう、出会いの瞬間だけをサポートするため、体外受精に比べ費用も安く済みます。また、治療にかかる日数もDOST法なら1日で済むというのもメリットの1つです。

ピックアップ障害の治療・改善方法⑤:人工授精

ピックアップ障害と診断されても、受精する確率を上げるために人工授精を行う場合があります。女性の子宮に直接精子を注入し、卵管采に卵子がピックアップされる可能性を上げるというものです。



もしも、人工授精であまり効果が見られない場合には、体外受精へのステップアップを勧められることになるでしょう。



体外受精は、人工的に卵子と精子をくっつけるので、女性が排卵していれば高い確率での妊娠が望めるといいます。



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