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ピックアップ障害の原因は?|検査方法、自然妊娠について

2016/03/25

2016/03/25

ピックアップ障害になると精子と卵子が出会うことができないので、妊娠することができないと言われています。今回は、ピックアップ障害の原因や検査方法、自然妊娠をまとめています。

ピックアップ障害とは?

ピックアップ障害とは、別名「キャッチアップ障害」とも呼ばれ、卵巣内の卵胞から排卵された卵子が、卵管の中に取り込まれない状態のことを言います。本来、排卵された卵子は、卵管采という器官に吸い上げられ卵管に送り出されます。しかし、この卵管采が何らかの原因で上手に機能してくれず、卵子を卵管に送り出せないと、卵子が精子と出会うことも出来ないので妊娠が成立せず、不妊原因の1つとされ、特に原因不明不妊と診断されている方に多いと言われています。

ピックアップ障害の原因について

ピックアップ障害は、主な原因として考えられるのがクラミジア感染症が原因の卵管炎や子宮内膜症(子宮内膜症の方の50%が不妊症?|子宮内膜症と不妊の関係性)、卵管や卵巣、卵管采などの器官が他の臓器に癒着していることが原因で卵子をうまく取り込めない、などが考えられます。


クラミジア感染症は、症状がなく、自分が感染していることに気づかないうちに他の人に感染させてしまう危険性があるので、特に注意も必要です。


ピックアップ障害であれば、卵子と精子がうまく出会えないので、不妊の原因にもなり自然妊娠の確率も下がってしまいます。


一般的には、なかなか子供を授かることが出来ず不妊症が疑われた場合に、様々な検査を行い、何らかの原因を特定してそれぞれの患者さんに合わせた治療方法が選択されますが、検査結果のうえではどこにも問題が見つからない「原因不明不妊」とされる不妊症の場合、ピックアップ障害の可能性も指摘され、色々な側面から見た治療法が選択されます。


他にピックアップ障害の原因として、生理不順であることも考えられるのですが、生理不順でないとしてもピックアップ障害は起こり得るため、一概に原因とも言いきれないようです。

ピックアップ障害の検査方法について

卵管の状態を診察するために行われる卵管造影検査や、腹腔鏡検査がありますが、これらの検査では卵管采の形状や癒着の確認は出来ても、ピックアップ障害かどうかの確実な診断は出来ず、明確な検査方法というのは存在しません。


ピックアップ障害は、不妊症の様々な検査を行っても異常がない場合や、1人目は自然妊娠だったのに2人目でなかなか自然妊娠が出来ない(二人目妊娠・出産するために改善できることは?)場合など、検査をしても問題や症状、原因がはっきりしていない「原因不明不妊」とされる場合にもピックアップ障害を疑い、検査結果から診断するというよりも、それまでの経過や不妊治療の継続期間などから判断されることが多いようです。


ピックアップ障害の治療方法について


ピックアップ障害は、原因が特定されておらず直接的な治療・改善方法はありません。ただ、漢方や排卵誘発剤、DOST法などを用いた治療方法があり、適用されることがあるそうです。ピックアップ障害の治療方法については『ピックアップ障害の改善・治療方法について|排卵誘発剤、漢方、DOST法』でまとめています。

ピックアップ障害と自然妊娠について

ピックアップ障害の可能性があっても、自然妊娠する確率は全くないわけではないそうです。ピックアップ障害の疑いがあっても、卵管采が卵子を吸いあげ、受精に至る事もありほんの数%という低い確率ではありますが、自然妊娠の可能性はあると考えられます。ただし、治療を受けている方により、年齢の問題もあるため数%の自然妊娠の確率を待って長く時間を要するよりも、次の治療方法にステップアップするよう医師からの勧めがあるかもしれません。


パートナーともよく話し合い、お互いの治療方針や金銭面、どれくらい自然妊娠に近い状態で挑戦するかなどを検討し、方向性を決めるのが良いかもしれません。


不妊検査を行っている病院・クリニック


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