男性不妊の原因と不妊治療の解決策
 
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男性不妊の原因と不妊治療の解決策

      2017/11/22

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今や、不妊症は女性だけの問題ではありません。その原因の半数は男性にもある、と言われています。そこで今回は男性不妊の原因と男性の不妊治療についてご紹介します。

男性不妊患者、18年で約5倍に増加。

男性不妊治療

男性の場合、何も問題がなければ精子は生涯作られると言われています。ただし、一般的には加齢と共に精液と精子量は減少すると言われています。2015年度の厚生労働省の調査結果によると、男性の不妊患者は18年前と比較してみると、全体でおよそ4.8倍となっています。後述する、性機能障害患者に至っては、約20倍も増加しています。これらは晩婚化を背景に増加傾向にあるとされています。
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男性不妊、その原因は3つある?

男性不妊の場合は、精液検査によって判明するケースが多いと言われており、精液検査をすると、精子の量が少ない・動きが悪かい・奇形率が多くなり・受精率が下がるなど、精液性状低下がみられます。男性不妊は、精子を製造する過程で問題がありうまく精子が作られない「造精機能障害」と、精巣で作られた精子がペニスの先端まで運ばれない「精路通過障害」、性行為や射精がうまくいかない「性機能障害」という大きく3つに分けられます。ここではその原因と男性不妊に対する解決策をまとめます。

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①造精機能障害による男性不妊の原因・症状と解決策

原因・症状

精巣内で精子をうまく製造できない症状のことを造精機能障害と呼びます。具体的には、主に睾丸静脈が異常に肥大してしまう精索静脈瘤、精巣が正常な位置(陰囊内)に位置していない停留精巣、染色体の数や形態に異常がある染色体異常(遺伝子異常)、原因不明の突発性の造成機能障害の4つがあります。
ちなみに、男性不妊の原因のおよそ8割が造精機能障害と言われており、そのうち半数以上は原因不明(突発性)と言われています。

不妊治療の解決策

精索静脈瘤手術や停留精巣固定術などのように精子がうまく製造できるようにする方法と、人工授精、体外受精、顕微授精などの方法で良い状態の精子を採取して受精に繋げる方法があります。なお、停留精巣固定術については、幼少期(生後6か月以降2歳頃まで)に受けているケースが多いため、男性は自分が幼少期に手術を受けていたのかどうかを確かめることをおすすめします。

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②精路通過障害による男性不妊の原因・症状と解決策

原因・症状

精巣で作られた精子が、ペニスの先端まで運ばれる途中で路が狭まっていることで正常に運ばれない症状のこと精路通過障害と呼びます。
具体的には、先天的に精子が通る路である精管が形成されていない先天性両側精管欠損症、精巣上体炎などの精管や精管周辺器官の炎症によって精管が閉塞する炎症性閉塞などがあります。また、原因不明である場合も少なくありません。射出されても精液中に精子がいないというケースが多いようです。

不妊治療の解決策

精路再建手術によって精路(精子の通り道)を作る方法と、体外受精、顕微授精などの方法で良い状態の精子を採取して受精に繋げる方法があります。

③性機能障害による男性不妊の原因・症状と解決策

原因・症状

勃起、または射精が上手く行えず、満足に性交が行えない状態のことを広く指します。
具体的には、勃起機能に問題があり満足な性交が行えない勃起障害(ED)、「射精ができない」「精液が出ない」「適切なタイミングで射精できない」などの射精障害の2つがあります。その他にも性欲低下なども症状もあるようです。性機能障害はストレスやうつなどの心因性のものが原因となっている場合があると言われています。

不妊治療の解決策

勃起障害(ED)では、バイアグラやレビドラなどの主に投薬治療が有効だと言われています。投薬治療が有効でない場合、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病がその原因になっている可能性があるため、生活習慣の見直しが必要になることもあるようです。また、射精障害では、症状に応じて投薬治療やトレーニング、カウンセリングが有効と言われています。

このように、男性不妊の治療は負担の軽いものから重いものまで様々ありますが、原因が判明し適切な治療ができれば妊娠できる可能性につながるようです。
男性不妊は精液検査の結果によって判明します。パートナーと共に不妊治療を行うにあたって、男性側に不妊の原因がないかを探ることは、女性側の身体への負担を考えた際にとても重要です。まずは男性不妊の原因を特定するためにも、自分にあった病院・クリニックを見つけることが大切だと言えるかもしれません。