顕微授精の費用、不妊治療ローンで解決。
2018/09/03
2021/12/21
顕微受精、体外受精などの不妊治療には高額な費用が必要です。今回は、40代で顕微授精を行なった際に、不妊治療ローンをご利用されたご夫婦について銀行からヒアリングした内容を元にレポートします。不妊治療で悩んだこと、不妊治療ローンを利用されたきっかけなどをご参考にしてください。
顕微授精、40代で2回の挑戦
Tさまご夫婦は、奥さまが42歳、旦那さま38歳でご結婚されたこともあり、すぐに不妊治療を開始。フルタイムで働かれていたため、仕事の調整にとても苦労されたそうです。それでも子供が欲しい、という強い思いがあったので、旦那さまと2人で乗り越えていこうと決められたようです。Tさまご夫婦が2回目の顕微授精を受けられた際に、はじめて不妊治療ローンをご利用されています。 ▶特定不妊治療助成金|助成金を活用するには?
顕微授精の費用、クレジットカードでの支払いが高額に
Tさまが通っていた病院はクレジットカード払いが出来る病院だったので、治療費はカードで支払っていました。クレジットカードは2枚あったものの、最初の治療で受けた体外受精が高額であったため、次に顕微授精を受けた際の支払いで1枚目のカードは限度額に達してしまったそうです。この次の治療から2枚目のカードで支払いしていましたが、毎月の引き落とし金額が負担となるためリボ払いを利用。気がつくと2枚目のクレジットカードの残りの枠でも、次の顕微授精の費用が足りないという事態になってしまったとのことです。
不妊治療ローンの利用で顕微授精の費用の不安が解決
顕微授精の治療が受けられず、困ったTさまは、インターネットで不妊治療ローンを見つけました。住まいが北海道のため、申込みできるのか不安に思いながら相談したところ、申込みできると話を聞いて、ほっとしたそうです。そして、担当の方へたくさんの質問をする中で不安が解決したことで不妊治療ローンの利用を決めたようです。 不妊治療ローン利用金額合計:140万円 【内訳】 1体外受精1回目…自然法+新鮮胚移植 クレジットカード一括払い:約30万円 2顕微授精1回目…低刺激法+新鮮胚移植+凍結1個 凍結胚移植1回目…凍結胚移植 クレジットカードリボ払い:約60万円 3顕微授精2回目…低刺激法 これから受ける治療費:約50万円 Tさまのように不妊治療を開始された年齢によっては貯蓄をしてからやボーナスを待ってからなど、資金の準備をしてから治療を行なうことが難しい場合もあります。また、助成金の対象年齢にも制限があるため、より時間が貴重になると同時に、治療費をどのように捻出するかという問題が生じます。そこで、銀行に相談をして、悩みを解決されたようです。
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不妊治療ローンを借りる前に銀行に相談したことは?
Tさまは、2回目の顕微授精を開始する際に不妊治療ローンを利用されていますが、借りる前はやはり不安があったようです。そこで、事前に銀行にどのような事をご相談されたのか見ていきます。
① 助成金以外で公的にお金が戻ってくる仕組みはあるのか。
銀行からは不妊治療が医療費控除の対象となるため、医療費控除について調べるようにアドバイスを受けたようです。
② 子どもの学費が心配だけど貯蓄はできるのか。
銀行からは、治療がスムーズにいき現在の年齢でご出産した場合のシミュレーションをご案内されたとのこと。Tさまの場合、育児休暇で奥さまのご収入が一時的に減少するものの、復帰後ご夫婦の手取り給与が54万円となることを元に、ローンの返済、生活費、学費を差し引くとお子さまが大学に進学するまで毎月8.9~10万円貯蓄ができるので約1,500万円ほど貯蓄が可能であること。また、お子さまが大学3年生(21歳)の時にご主人さまは定年を迎えるが、退職金を約1,200万円ほど受け取れる見込みがあるので、学費も老後の生活についてもある程度の目途が立つことなどを、シミュレーションに基づきご案内されたようです。
顕微授精も不妊治療ローンで受けられ、不安が解消
Tさまご夫婦は奥さまが42歳のときに結婚し、その後、顕微授精を含む特定不妊治療を開始したため3回の助成金を受け取っていますが、助成金で全額を賄うことは難しいため、不妊治療費が負担になって貯蓄も減り悩んでいました。不妊治療ローンに出会ってから今後の治療費だけでなく、将来のお金のことについても具体的にイメージできたことで、安心することができたようです。 ▶特定不妊治療助成金|助成金を活用するには? このように、具体的な悩みにきめ細かく対応してくれるのであれば、初めての方でも安心です。顕微授精は不妊治療の中でも高額な治療ですので、治療費で悩んでいる方、漠然と不安をもっている方は一度不妊治療ローンを扱っている金融機関に相談をされると良いかもしれません。
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