男性不妊と深い関係の「アルギニン」とは
2017/07/11
2017/07/11
アルギニンは、「アミノ酸の父」とも呼ばれ男性の精子の80%を構成する成分と言われています。今回はそもそもアルギニンとは何か、男性不妊とどう関係するのか、どう摂取するのが良いのかなどをご紹介します。
「アルギニン」とは
アルギニンは必須アミノ酸の一種です。
体内でも合成される準必須アミノ酸ですが、年齢を重ねるごとに体内で生成されにくくなっていくようです。
精子を構成する主な成分アルギニン、亜鉛、セレンのなかで大半を占めていると言われています。
男性不妊とアルギニンの関係
アルギニンは体内の一酸化窒素の生成を助け、血流を改善させる働きがあるので、精子の量や運動性を改善することが期待されています。
精子の大部分を構成しており、摂取量に応じて精子の量も変化し運動率も上昇するため、不妊治療の補助に適していると言われています。
アルギニンを含む食品
アルギニンはタンパク質が多く含まれている食品(肉や魚、豆など)に入っています。
特に豊富なのはエビ、マグロ、ナッツ、大豆、肉類、玄米、レーズン、牛乳です。
その中でもエビは肉より約1.6倍のアルギニンを含んでいて、マグロはアルギニンの吸収力を上昇させるビタミンBをたくさん含んでいる食材です。
また、魚介類に次いで多いと言われているのは大豆類ですが、実は納豆や木綿豆腐にはあまりアルギニンは含まれていないようです。
大豆たんぱくや湯葉などが多くアルギニンを含んでいます。
また、肉類の中では豚ゼラチン(皮など)が特に多いようです。
アルギニンをサプリメントで摂取する場合
成人のアルギニン摂取量は1日8g以上が理想とされています。しかしアルギニンを摂るために食品を選ぶと、栄養が偏ってしまう可能性があります。
そこで男性不妊の改善目的では、サプリメントで補うのも良いかもしれません。
サプリメントはすぐに変化があらわれるとは限らないので、まずは3~4週間、継続して摂取するのがよいでしょう。
「完全食」とも呼ばれる球根野菜「マカ」のサプリは、アルギニンを多く含み、男性不妊の方に特におすすめされています。
(参考)
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