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妊婦が羨ましい、悔しい、喜べない…、その気持ちは「自分のエゴ」だった|妊活と心の向き合い方

2017/11/20

2022/07/25

妊活中は、友人が妊娠したり、両親などからの些細な一言で傷ついたり、心が揺らいでしまうといった方もいるようです。そこで今回は、横浜のサロン「プチ・ソム・ド・アンジュ」のオーナー、小池真由美氏より、ご自身のご経験を踏まえながら、妊活をする上で大切な心のあり方についてお伺いします。

妊活中の心に向き合う①|子供、本当に欲しい?どうして欲しい?

 

花束

小池真由美氏:今回は、心の向き合い方についてお話していきたいと思います。

「心の向き合い方」は妊活において、とても難しい要素の一つかもしれません。「子供が欲しい」とか「パートナーの子供を産みたい」というのは、女性にとって本能的な部分でもあるので、それ自体を否定するものではありませんが、なかなか授からないという方は、一度、気持ちをリセットすることも大切かもしれません。

まず、自分によく問いかけてみましょう。「本当に子供が欲しいと思っているのか」「どうして子供が欲しいと思っているのか」その答えの中に、世間体や見栄、周りへの妬み、子供を産むことで認められたい、などそんな思いが見つかったとしたら、いったん妊活をお休みしてみませんか?

このような理由(動機)で授かる赤ちゃんのことも考えてあげましょう。たとえ、授かることができたとしても、このような理由(動機)が根底にあると、これから先、何か自分にとって不都合なことが起きたとき、「やっぱり産むんじゃなかった」とか「この子を産んだせいで」という思いが必ず出ます。

これでは親子関係に歪みも生じますし、お子さんにとっては自分の存在を否定されることにつながり、大変つらいものになるのではないでしょうか。妊活が自分都合になっていないかどうか、よく考えてみましょう。

妊活中の心に向き合う②|無理してない?自分に正直になることが大切。

■実は子供を望んでいない?

表面上は「子供が欲しい」と思っているけれど、心の奥底では、実は望んでいないというケースもあります。本当は子供はあまり好きじゃないとか、子供を持つことによって生じる不安(例えば体力的な問題など)があるなど、実は無理して妊活している方も中にはいらっしゃいます。

この場合も、自分に正直になることが大事だと思います。子供を産まなければならない人生などありませんし、子供を産まなければ幸せになれないということもありません。大切なのは、自分自身の幸せであり、どう生きていきたいか、です。 考える女性もちろん、そのような人でも、いざ妊娠してみたら、子供に愛情が湧いたとか、幸せな気持ちになったという方もいらっしゃるので、一概にやめた方がいいということでもありません。

が、たとえばいったん妊活をお休みしてみて、気負わずにしばらく自然な流れに任せてみてはいかがでしょうか。

■妊娠に執着していませんか?

考える女性 また、あまりにも「妊娠すること」に執着してしまうケースもあります。

執着してしまう理由は様々だと思いますが、もし自分がそのケースに当てはまると感じたら、「本当に子供を産まないといけないのか」「何のために執着してしまうのか」 今一度、よく考えてみましょう。

冷静になって、一度妊活をお休みしたり、自分にとって心地よい生活を送ってみたりすることで、自分なりの答えが見つかることや、自然に授かったというケースもよく聞きます。

■妊活、いつまで続けますか?

◯✕ 最後は、妊活をいつまで続けますか?という問いです。当然、妊娠するまで頑張る人もいるでしょうし、ある程度のところまで納得したら妊活は終了という場合もあるでしょう。いずれにしても、ある程度、自分なりのゴールは決めておいた方がいいのではないかと思います。

というのも、不妊治療を続けるとしたら、やはり金銭的な問題は避けられませんし、心身への負担も大きくなります。また、人によっては体力的な問題も生じてきます。

今の体力で耐えられたことが、妊娠、出産、子育てをしていく中で、これから先も耐えられるかどうか。また耐えられるようにするためにはどうしたらいいのか、といったことも考えておく必要があるでしょう。 介護 さらに、高齢出産が増えてきている昨今においては、場合によっては、子育てをしながら親の介護もしなければならないなどのケースや、仕事の定年を迎えたけれども、子育てはまだしばらく続くケースなども考えられます。

そうなった場合の対策についても、妊娠する前の今だからこそ、冷静に考えて、準備しておくとよいと思います。

最後に、妊活を途中で終了する場合ですが、これも先述したように、妊娠や出産が人生の価値を決めるものではありませんし、その人の価値が下がるわけでもありませんので、マイナスな気持ちで終了する必要は一切ありません。

これから先の人生を、どんなふうにしたらパートナーとともにワクワクしながら送れるのか、そのことにフォーカスした方が、ずっとよりよい人生になるはずです。

▶いつまでに何人欲しいのか。不妊治療は戦略が大事。

不妊治療に必死だった私。こんなことのために結婚したんじゃない。

■自分だけが授からない、他人様がうらやましい、実は「私のエゴ」だった。

小池真由美さん

実は、かく言う私自身が、不妊で悩み、途中で妊娠をあきらめました。

最初は、自分だけ授からないことがつらくて、他人様がうらやましいと思ったり、自分を責めたりしたのですが、それは実は「私のエゴだった」ということに気がついたときに、気持ちがとても楽になったんです。

不妊治療に必死になっていた当時の私は、夫との関わり方にも悩んでいたのですが、ある日、「こんなことのために私はこの人と結婚したんじゃない!」と気づいて、自分たち夫婦がいつも仲良くいられることを大事にすることにしました。

結果的に私たちに子供は授かりませんでしたけど、今でも夫とはとても仲良しですし、先述した、年齢のことなどの現実的な問題を考えると、私たち夫婦にとっては、これがベストの選択だったなと思っています。もちろん、後悔はありません。 花

そして私は、自分の経験を生かし、同じように悩む女性が一人でも少なくなればという思いで、このような形でセラピストとして自分が得た知識や情報をお伝えしています。

私にとって、不妊という問題は、一見、不幸せに見えるかもしれません。でも、そのおかげで、女性のカラダについての学びを深めることができ、それを日々の生活に活かせることができたことと、幸せは私自身の心にあるのだということに気づけたこと、さらには、私がお伝えすることで、誰かのお役に立てているかもしれないということは、回り回って、とても有り難いことなのだなと思えるのです。

だからもし、妊活をあきらめることになったとしても、自分や自分の人生を否定することなく、これから先もパートナーと仲良く過ごしていただきたいと思います。

パートナーとの向き合い方。「排卵日だから」ではなく、本能のままに

■義務的なセックスに男性は引いている?

カップル足の裏 妊活中の女性からお聞きするお悩みの1つに、パートナーがなかなか協力してくれない、というものがあります。

これはあくまでも推察でしかないのですが、なかなか妊活に協力してくれない男性の多くは、 「事務的な」もしくは「義務的な」セックスに引き気味なのではないかと思います。

もしかすると、無理矢理セックスをする、「その気」にならなければならないことに、ストレスを感じているかもしれません。男性というのは内面は非常にデリケートな生き物です。同時にプライドは保ちたいとも思っています。

しかし、「子供ができない原因が自分だったとしたら・・・」とか「妻は今回こそ妊娠したい!と意気込んでいる。プレッシャーだなあ」といった思いを抱いていたとすれば、少し気の毒だとも言えます。そもそも、パートナーとのセックスというのは、お互いの愛情が高まって、相手が大好きでたまらない!という気持ちのもとにあるものが自然なのではないでしょうか。

■セックスは「妊活」ではなく、「本能」で

そういう視点で捉えれば、「妊活」という言葉自体も不自然な気がします。

「カラダのしくみ」から言えば、妊娠や出産というのは、「本能」が司る部分です。この「本能」というのは、脳の奥底の深いところにその機能を司るところがあり、大脳辺縁系と言われています。それとは真逆の知能を司る部分が、大脳新皮質と言って、脳の表面に位置しています。

ここで質問ですが、「セックス」は本能によるものでしょうか? それとも知能によるものでしょうか?おそらくほとんどの方が正解だと思いますが、「本能」ですよね。しかし「妊活」という言葉を使ってしまうと、なんだか「本能」というより、「頭で考えて妊娠しようとする」みたいに聞こえませんか?

昨今の妊活ブームは、私には頭ばかり使っているように思えてならないのです。確かに、これまで私がお伝えしてきた情報も妊活にはとっても大事なのですが、もっと大事なことは、「頭」ではなくて、「本能」でセックスしてますか?ということなのです。もっと「本能」をさらけ出そうよ!ということです。

■妊娠しやすいセックスとは

仲良し タイミング療法だったり、基礎体温だったり、それは妊活には必要なことではあるのですが、昨今の妊活ブームをみていると、手段や方法論ばかりに重点がおかれていて、知識や情報で頭でっかちになっている気もします。

パートナーとの関わりにおいて最も大切なことは、相手のことが大好きだからこそ、愛情あふれる気持ちのいいセックスがしたいな!って思うことであって、ここに理屈もマニュアルもいらないですよね。これこそ「本能」だと思うんです。

実は、あえて「気持ちのいいセックス」と書きましたが、理由があります。これまで副交感神経についてや、骨盤の運動についてお伝えしてきましたが、一番の妊娠への早道が「気持ちのいいセックス」なんです。

(近年、「セックスが気持ちよくない」とか、「セックスすると痛いからしたくない」とかいうお声をよく聞くのですが、これは実は「生殖器がかなり冷えている」というサインです。)

「気持ちのいいセックス」は、カラダを副交感神経優位にします。「気持ちがいいセックス」は、子宮に血液がたくさん集まります。さらに「気持ちがいいセックス」は、しなやかな骨盤運動になるわけです。妊娠したい女性にとって、これ以上の好条件はないくらいです。

■「排卵日なんだからセックスして!」ではなく…

もしかしたら、男性側は「排卵日だから」というような理由ではなく、こういったセックスを日頃から自然にできることを望んでいるのかもしれません。であれば、男性の本能が目覚めるように、普段からパートナーのためにオシャレをするとか、スキンシップを楽しむとか、そういった意識が女性側にあってもいいかもしれませんね。 カップル足また、妻だから、夫だから、という理由で、「セックスしてくれるのは当たり前」とか、「わかってくれて当たり前」という思い込みも手放すことも大事かなと思います。

この思い込は、実はコミュニケーションが円滑にいかない一番の原因でもあります。自分のパートナーである相手に、普段から感謝や愛、喜びを伝えていますか? 相手のいいところを見つけてそれを相手に伝えていますか? 

それはしないのに、「排卵日なんだからセックスして!」と安易に自分の要求だけを求めても、相手から返ってくるものは少ないかもしれません。そのためにも、理論は横に置いておいて、パートナーが大好きなことを伝えることで日頃から自然にセックスできるような流れが大切かなと思います。

ぜひパートナーと仲良くしてくださいね。それが結果的に、産まれてくるお子さんにとって、かけがえのない素敵な環境になるわけですから。

▶子作りにはコツがいる?成功の秘訣3選
▶子供ができない夫婦に多い5つの特徴とは?

プチ・ソム・ド・アンジュのご紹介

プチ・ソムド・アンジュ サロンオーナー 小池真由美

AEAJ認定アロマテラピーインストラクターをはじめとし、NPO法人日本妊産婦整体協会 妊産婦整体セミナーテーマ2終了、産前産後のアドバイザーなど数々の資格を保有。「女性にとってのカラダの自然」を大切に、できるだけ薬に頼らずカラダのお悩みを解決したいという女性のためのサロン「プチ・ソム・ド・アンジュ」を2009年より運営。2017年現在、のべ1000人以上のクライアントへ施術を行う。自身が卵巣嚢腫による不妊で悩んでいた経験から、世の中の女性に自分と同じ経験をして欲しくない!という思いが強くなり、より一層「女性のためのからだづくり」について、必要な知識やケアの方法などをサロンワークを通じて伝えていこうと決意、現在に至る。 プチ・ソム・ド・アンジュ プチ・ソム・ド・アンジュ

【所在地】
横浜市西区平沼1丁目7-2 くすだビル101

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