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不妊カウンセラーとは|Fineの「不妊ピア・カウンセラー」のご紹介

   

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不妊治療はゴールが見えないため不安を抱えながら治療に取り組む方が多いと言われています。その患者の気持ちに寄り添い、悩みを打ち明けることのできる存在の1つに、不妊カウンセラーが挙げられます。「NPO法人Fine」では、不妊当事者のために自身の不妊体験を活かし、「不妊ピア・カウンセラー」として活躍する人たちがいます。具体的にどういった活動をしているのか、カウンセラーになれる条件や養成講座などについて、Fineさんにうかがいました。

Fineの「不妊ピア・カウンセラー」とは?

「不妊ピア・カウンセラー」の「ピア」は仲間という意味です。不妊ピア・カウンセラーは、相談者と同じ心の痛みがわかる経験者(当事者)として話を聴き、心の支えになろうという立場の人のことです。カップルが抱える不妊の悩みは特有のものが多く多岐にわたります。不妊体験の当事者だからこそ理解できる悩みやつらさがたくさんあります。しかし、単に「悩みに共感できる」だけでは相手の支えになることはできません。心理を学ばないままで人の心理に触れることは、実は大変危険を伴うことなのです。ですから、Fineの不妊ピア・カウンセラーは養成講座で60単位の講義、6日間の実習を経て、不妊の心理をしっかりと学びます。

不妊ピア・カウンセラーは全員、不妊体験者?

Fineの提唱する不妊体験者の定義は、「現在・過去・未来の不妊体験者」であり、「子どもを望んでも、なかなか授からず(かもしれない)、つらい、悲しいと思ったことがある」人は、男女を問わずみんな仲間として活動を行なっています。
自分の体に何らかの不安があり、将来子どもを持てるかどうか心配な独身の方でも、過去にはつらい思いをしたけれど、現在はすでに子どもがいる方も、みんな仲間です。治療の経験や子どものいる・いない、現在の婚姻の有無を問いません。
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カウンセラー

不妊カウンセラーになるには?

ライセンス取得1年短期集中コースは、基礎講座全24講座、専門講座全36講座をeラーニングで受講いただきます。また2日間の集合研修を3回、合計6日のスクーリングを実施します。全過程終了後、認定試験を受けていただき合格者には不妊ピア・カウンセラーの認定が授与されます。

不妊カウンセラーになるための講座内容は?

基礎講座の24講座では、不妊を取り巻く現状、心理学の基本的な理論、カウンセリング援助論、傾聴の技法、ストレスマネジメント、妊娠のしくみや不妊治療の流れなどの基礎的な生殖医学、さらに不妊体験者の心理について学びます。
専門講座の36講座では、心理学における精神分析と精神分析的アプローチなどの概論、カウンセリングの流れやピア援助論、ホルモンについてや不育症、生殖遺伝などの生殖医学のほか、治療集結や性問題など、カウンセリングの実践的な内容について学びます。さらに配偶者間生殖医療以外の選択肢や不妊と生殖に関する倫理的な問題についても理解を深めていきます。スクーリングでは、傾聴についてのロールプレイ、自己を見つめるワーク、グループシェアリング演習、電話カウンセリングの練習など、認定後の活動にすぐに役立つ実践的な内容を体験型で学びます。
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講座

不妊ピア・カウンセラーになるきっかけとは?

不妊ピア・カウンセラーになった方は実際どのようなきっかけで、不妊カウンセラーを目指したのでしょうか。実際にご経験者の方の声をお伺いしました。

一人で悩みを抱えていた。話せる場をつくりたい

「私自身が身近に“不妊のつらさ”を話せる人や場所をなかなか見つけられず、一人で悩みを抱えていました。それはとても孤独でつらい体験でした。だから、近くにないのなら自分で「話せる場所」をつくりたいと思い養成講座の受講を決めました。

不妊治療中もっと気軽に相談できたり、不妊の気持ちをわかちあう場があるといいなと思っていました。そんな時、Fineのウェブサイトを見て不妊ピア・カウンセラーの養成講座があることを知り、これが「私にできること」ではないかと思い、申し込みました。」

「自身が治療を受けていた時、相談できる場所の必要性を感じていましたし、ピアという存在の重要性も感じていたので、自分も仲間を支える身近な存在である不妊ピア・カウンセラーになりたい!と思いました。」

不妊経験が忘れられなかった。同じ辛さを抱える人のためになりたい

「私は不妊治療を経て幸いにも妊娠・出産できました。自分では子どもさえできればこの「不妊」に苦しんだことは忘れられると思っていたけれど、そうではありませんでした。子どもを産み育てているのに、なお不妊という体験は私にとってつらい出来事であることに変わりはなかったのです。そのからくりを知りたく、また、私のように長く悲しみや辛さを抱える人のために、自分の体験を活かせたらと思って、不妊ピア・カウンセラーを選びました。」

自分が体験した「不妊」について学びたい気持ちに

「不妊治療から離れ、生活がようやく落ち着いた頃、自分が体験した「不妊」について学びたい気持ちが強くなりました。子どもがいないカップルは周囲にたくさんいらっしゃるし、自分でも特別なことではないと思っていたにも関わらず、これほどつらい気持ちになるのはなぜなのだろうと。そんな理由から、不妊について、そして当事者としてのサポート(ピア・カウンセリング)について、「きちんとしたカリキュラム」で学べる講座に魅力を感じ、受講を決めました。」

「養成講座の講師である平山史朗先生(東京HARTクリニック生殖心理カウンセラー)の講演を聞き、不妊体験を心理の面から考えた時に、とても納得しました。もっと深くじっくりと勉強したいと考え養成講座を受講し、私も平山先生のように当事者として当事者の心に寄り添うカウンセラーになりたいと思いました。

自身の不妊の体験で漠然と感じていた不安やつらさを、心理学という学問的な観点から学べるところに興味を持ち養成講座を受講しました。」
女性笑顔

全国のクリニックや電話相談などで活躍中

実際に不妊ピア・カウンセラーは、どのような場で活躍をし、どのような点がやりがいなのでしょうか。

不妊ピア・カウンセラーのやりがい|寄り添ったカウンセリングができること

「不妊体験者でも治療歴も今の生活も思いもさまざま。それでも『同じ思いをしたことがある』という安心感を感じてもらえることができました。そんな時ピアという立場の大切さを感じました。」

「自分の経験を無にすることなく、誰かの元気の素になれたと感じた時、不妊ピア・カウンセラーになってよかったと感じました。」

「カウンセリングの前と後の表情が全く違い、とても明るく前向きに、そして安心してもらえた姿を見た時、カウンセリングの力を感じました。」
カウンセリング

不妊ピア・カウンセラーの活躍の場とは

不妊ピア・カウンセラーの活躍の場は、様々です。具体的には以下のような場で活躍されている方がいます。

  • クリニックでのピア・カウンセリング
  • Fineでの電話相談や面接カウンセリング、グループカウンセリング
  • 自治体における不妊に関わる相談窓口
  • 自治体からの依頼のイベントでの講演会、おしゃべり会ファシリテータ
  • 個人でお仕事に活かされたり、起業されていらっしゃる方もいます
  • Fineのイベントでのおしゃべり会におけるファシリテータ
  • 企業からの依頼の講演会、おしゃべり会ファシリテータ、個別カウンセリング

不妊体験者が不妊ピア・カウンセラーになるきっかけは、ご自身の辛かった経験や心理をもっと知りたいと思う方もいれば、不妊当事者が普段打ち明けられない悩みを打ち明ける場の必要性を感じて目指す、といった方が多いようです。不妊ピア・カウンセラーになることが、自分の経験をプラスに変えるきっかけになるかもしれません。
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名称特定非営利活動法人Fine(ファイン)
■設立:2004年1月(法人化は2005年1月)
■所在地:〒135-0042 東京都江東区木場6-11-5 サニーコーポ・K 201号室
■代表者:松本亜樹子(杉嶋奈津子)
■活動目的:
不妊治療患者が正しい情報に基づき、自分で納得して選択した治療を安心して受けられる環境を整えること、また不妊体験者が社会から孤立することなく、健全な精神を持ち続けられる環境を整えることにより社会貢献することを目的とし、広く一般市民を対象として、特に不妊体験をもっている男女に対して、不妊に関する情報交換およびネットワーク構築事業、情報提供事業、啓発事業、カウンセリング事業を行なう。
■公式サイトhttp://j-fine.jp/index.html
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