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妊活中、妊娠時の葉酸は厚生労働省も推奨|種類や摂取方法とは

      2017/05/31

厚生労働省

妊娠を考えている方、妊活中の方々は葉酸のことをよく耳にされるかもしれません。実は葉酸は、2000年より厚生労働省からも摂取することを推奨されています。葉酸不足は新たな命の誕生において深刻な状況を招く可能性が強く喚起されているからでしょう。どのような葉酸をどのように摂取すべきか、厚生労働省発表の資料から読み解いていきます。

厚生労働省による葉酸の情報①|葉酸の種類

葉酸には2つの種類「ポリグルタミン酸型葉酸」と「モノグルタミン酸型葉酸」があります。

■ポリグルタミン酸型葉酸とは

食材に含まれている葉酸で、天然葉酸とも言われています。ポリグルタミン酸型葉酸は小腸でモノグルタミン酸型葉酸に変化をしてから体内に吸収されます。しかし体内でモノグルタミン酸型葉酸に変化するまでに葉酸成分の半分以上が失われてしまうそうです。

■モノグルタミン酸型葉酸とは

合成加工された葉酸になります。身体が必要とする葉酸とは、モノグルタミン酸型葉酸です。厚生労働省が推奨する摂取量は、モノグルタミン酸型葉酸の必要量を表しています。

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厚生労働省による葉酸の情報②|サプリでの葉酸摂取を推奨

厚生労働省では、健康に関する情報提供サイト「e-ヘルスネット」を公開しています。そこでは、厚生労働省が推奨する葉酸に関する情報の提供もされています。

■成人女性で1日あたり240μg、妊娠時は400μg

成人女性で1日あたり240μg、妊娠時は400μg、妊活中である妊娠1カ月前から妊娠3カ月までは400~680μgが葉酸の必要摂取量であるとのことです。食材に含まれる葉酸は加熱によって破壊、消化吸収によって減少してしまうために摂取量が一定でないことを理由に、葉酸の摂取については食事に加えてサプリメント等による摂取を推奨しています。

■葉酸サプリの吸収率は85%で利用効率が高い

サプリメントに含まれるのは合成加工されたモノグルタミン酸型葉酸になりますが、体内では85%の吸収率であり、利用効率が高いとされています。また、葉酸についての研究のほとんどがモノグルタミン酸型葉酸を摂取した場合においての結果であるとのことです。つまり、妊活中・妊娠中の方にとって必要な葉酸はサプリメントなどで摂取した方が、効率的に摂れると言えそうです。

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葉酸,野菜

厚生労働省による葉酸の情報③|厚生労働省が説く葉酸の必要性

近年の様々な研究結果によって、胎児における神経管閉鎖障害という先天性異常が葉酸不足によって引き起こされることが分かってきました。そのため、そのリスク低減のためにも厚生労働省でも葉酸摂取の推奨しています。

もともと葉酸は細胞分裂をおこなう際に、人には必要不可欠な栄養素です。すべての細胞には遺伝情報が含まれます。遺伝情報を担うDNAの核の生成には葉酸が必要です。まだ母体が妊娠に気付かない妊娠初期、胎児の細胞分裂はとても活発におこなわれています。この時期に葉酸の摂取が不足することによって、神経管閉鎖障害の発症リスクが高くなるそうです。高齢出産の増加に伴い、葉酸は妊活中、妊娠中の女性にとって必要不可欠な栄養素、と言えます。

■神経管閉鎖障害とは

神経管閉鎖障害とは、人の最も大事な器官ともされる脳や脊髄をつくる元となる神経管の一部が塞がってしまい、正しく成長できなくなる障害を指します。神経管閉鎖障害には、脊椎や脊柱が分断されてしまう二分脊椎症、脳の大部分が欠損した状態となってしまう無脳症があります。

■葉酸を摂ることで正しい遺伝情報の細胞を作る

葉酸が不足することによって、細胞分裂時に間違った遺伝情報が生成されるなどのエラーが起き、更にそのエラーを修復する役割をも葉酸が担っているために、葉酸不足は深刻な問題になってしまうのでしょう。更に葉酸は造血のはたらきもあり、正常な赤血球(この赤血球にのせて母体が胎児に栄養を運ぶ)の生成にも関わります。母体自身が妊娠したことに気付かなくとも、生命が誕生したその瞬間から大量の葉酸が必要となります。つまり、つまり、妊活中はもちろんのこと、妊娠を考え始めた時点から、葉酸をしっかりと摂取しておくのが良いということでしょう。

日本では2000年に厚生労働省により葉酸摂取に関する通知が出されています。

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