治療費をローンで借りるって普通のこと?
2018/04/25
2023/02/02
近年、歯の矯正、美容皮膚科、レーシックなど、様々な治療が受けられるようになってきています。こうした自由診療は治療費が自己負担となり、保険診療より高額なため、昨今はメディカルローンなど医療専用ローンの利用者が増えています。実は不妊治療でもこのメディカルローンを利用できるのですが、まだあまり認知されていないようです。そこで今回は、メディカルローンと不妊治療専用のローンについてご紹介します。
治療費を借りる「メディカルローン」とは
メディカルローンとは、治療費のために借りることの出来るローンサービスのことを指します。メディカルローンは、医療機関と提携していることが多く、医療機関の窓口で直接申し込むことができるようです。
保険の利かない自由診療は、高額
自由診療に該当する治療として、歯の矯正・インプラント、レーシック、ガン治療などの先進医療、不妊治療などの生殖補助医療などが挙げられます。これらの治療を自己負担で支払う場合、まとまった資金が必要となるので、すぐに治療をスタートする事が難しいケースもあると言われています。
各種金融機関で取り扱っているメディカルローン
メディカルローンの利用は、自由診療の治療を受けるための1つの手段と言えます。高額な治療費をローンにすることによって、まとまった金額を一度に支払う必要がなくなるため、すぐに治療をスタートできるというメリットがあります。特にガン治療や、不妊治療など、時間が大変貴重になると言われている治療の場合、利用するメリットが大きいといえます。メディカルローンといっても、その種類は大きく2つに分かれています。
【1】信販会社が提供するメディカルローン
信販会社が提供しているメディカルローンは、医療機関と提携している場合が多いようです。提携ローンの場合、医療機関の窓口で申込みを行なうので、利用する際は自分が通っているクリニックなどで申込みができます。金利は一般的に年利3.8~15.0%と、受ける医療の種類や信販会社により様々なようです。提携ローンを利用する場合のメリットは、医療機関によっては金利優遇があること、また、審査スピードが速く一般的に当日中に審査結果がわかるということがあげられます。デメリットとして、提携している医療機関でないとローンを組むことができない、治療内容が確定しないと申込みできない、一部繰上返済ができない場合が多い、ということがあげられます。
【2】銀行や信用金庫が提供するメディカルローン
銀行や信用金庫で提供しているメディカルローンは、信販会社が設定している金利よりやや低く、一般的には年利2.0~14.0%で設定されており、インターネットや金融機関の窓口で申込みをすることが出来ます。また、金融機関の場合、メディカルローンの利用とあわせて、住宅ローンや、貯蓄など幅広く相談することが可能です。さらに複数のローンを取り扱っていることが多く、使いみちや、毎月の返済額などを自分に合ったプランを提案してもらえるので、不安を解消したうえで申込みできることも大きな特徴です。一方で、信販系のローンと比べると審査スピードが遅く、また返済用の普通預金口座開設が必要など、手続きに時間がかかることがデメリットとしてあげられます。
不妊治療ローンとは
不妊治療において時間は大変貴重です。年齢とともに妊孕率が低下するため、不妊治療は早期に始めた方が良いと言われています。しかし不妊治療は人工授精から自由診療となり、特に体外受精、顕微授精などは治療費が高額です。そのため、まとまった資金が必要になるので、治療のスタートが遅くなってしまうケースもあるようです。そこで最近注目を集めているのが、メディカルローンの1つである「不妊治療ローン」です。不妊治療ローンとは、不妊治療費を借りるためのサービスで、銀行などの金融機関が提供しています。 時間が貴重である不妊治療においては何よりもタイミングが重要とされています。資金が不足していることで「今必要な治療」を先延ばしにしてしまうと、もっと早く治療を始めれば良かった、と悔やむことにもなりかねません。メディカルローンは様々な治療を受けるための1つの手段として、今や一般的に普及しています。ご自身が自由診療の治療をするうえで、まとまった資金がないなどの理由から、治療をためらうことがあれば、一度、相談しやすいサービスを選んで、検討してみるのも良いかもしれません。
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