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高齢出産まとめ|何歳から?定義やリスク、ダウン症、出産後について

2016/09/11

2016/09/11

晩婚化の影響で高齢出産をする女性が増えているといいます。今回は、高齢出産の定義やリスク、ダウン症、高齢出産後のことについてまとめています。

何歳から高齢出産?

高齢出産とは?


近年の晩婚化の影響で、初出産の年齢も高齢化してきているといいます。日本産婦人科学会の定義では、35歳以上の女性が出産することを「高齢出産」としています。また、WHOを始めとする諸外国でも同様の定義がなされているそうです。以前は、初めての出産の女性の場合のみ、高齢出産としていたようですが、最近では赤ちゃんに対するリスクを考慮して、年齢で分類するようになっているといいます。

超高齢出産とは?


高齢出産は35歳以上の女性の出産を指しますが、超高齢出産という分類もあるそうです。超高齢出産とは50歳以上の閉経後の女性が出産することです。女性は45歳くらいになると体が閉経に向かうので、自然な形での出産は難しくなると言われています。しかし、医学の進歩によって凍結保存をすることができたり、体外での受精ができるようになりました。たとえ、閉経後の女性でもホルモン剤を注射することで、ホルモンバランスを整えることができるようになっています。50歳を超えた妊娠、出産は未だに難しいとされてはいますが、以前よりも高齢出産での出産確率が高まっていると言えそうです。ちなみに、日本での最高齢出産の記録は60歳で、この女性は20代の女性から卵子提供を受け、アメリカで体外受精を行っていたそうです。残念ながら2016年現在、日本では卵子提供が行うことができません。卵子提供を受けていない場合の最高出産年齢記録は49歳で、これは体外受精により妊娠・出産に至ったようです。世界をみてみると、自然妊娠の世界最高齢記録は57歳で1656年にアメリカ人女性が女児を出産したといいます。『高齢出産は何歳から?|高齢出産の定義とリスクとは』では高齢出産の定義や超高齢出産について、まとめています。高齢出産とはどんな出産なのか知っておくことで、適切な治療を進めていくことができるかもしれません。

高齢出産のリスク

35歳以上での高齢出産だと、加齢によるリスクが生じると言われています。ただ、何歳でも妊娠や出産にリスクはつきものなので、過剰に心配することなく、事前に確認しておこうくらいの気持ちで見ておくのが良いでしょう。

流産率の上昇


高齢出産では、加齢によって母体の衰えや体内組織の劣化によって妊娠率が低くなると言われています。また、流産の確率が上昇することがあり、これが高齢出産のリスクとされています。女性の平均自然流産率が10~15%だといいます。年齢別の流産率を見てみると29歳未満で約7.5%、30~34歳で約8.5%、35~39歳までで約13.1%だといいます。40歳を超えると流産率は上昇していて、40~44歳までで約24.1%、45歳~49歳では約36.6%となり、若い20代の約5倍にもなってしまいます。

妊娠高血圧症候群の発症確率が上昇


妊娠高血圧症候群とはタンパク尿、高血圧、浮腫のいずれか一つ以上の症状が発症したものです。妊娠高血圧症候群は、以前は別名、妊娠中毒症とも呼ばれているそうです。上記の症状の中でも、高血圧は放置しておくと子宮へ流れる血液の量が減少して胎盤の働きが低下するため胎児が発育しにくくなってしまうといいます。また、高血圧は胎児だけでなく、母体の腎臓や肝臓にも障害を起こす危険があるため、注意が必要です。

胎児と母体に影響を及ぼす妊娠高血圧症候群の発症確率ですが、34歳以下の女性の発症率が約11%である一方、40歳以上の女性は約30%の確率で発症すると言われています。つまり、高齢と言われる35歳以上での妊娠、出産では妊娠高血圧症候群を発症する確率が高くなるということです。高齢出産を望む場合、妊娠高血圧症候群の早期発見することが重要になりますが、日頃の生活習慣に気をつけることが予防になるといいます。減塩、低カロリー、高タンパクな献立を心がけた食生活、適度な運動、十分な睡眠、体重管理などが効果的です。『高齢出産で気をつけておくべき、3つのリスクとは?』では上記以外の高齢出産のリスクについてまとめています。

高齢出産でダウン症の発症確率が高くなる?

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ダウン症の発症確率


日本の新生児の約1000人に1人がダウン症であると言われています。ダウン症は体細胞の21番染色体が1本余分にあることで発症するようです。ダウン症の発症確率は女性の年齢によって異なるとされていて、25歳の女性が出産する場合は約1200人に1人の確率でダウン症が発症するといわれている一方、高齢出産と言われる35歳以上での出産の場合は290人に1人とダウン症の発症確率が上がります。
葉酸とダウン症の関係とは|高齢妊娠時のリスクを葉酸が軽減?

ダウン症の原因


高齢とされる35歳以上での出産をするとダウン症の発症確率が高まるのは染色体異常が起こることが原因だと言われています。歳をとって高齢になると女性は卵子と受精卵、男性は精子の分裂異常を引き起こします。それが原因でダウン症を発症するのだそうです。染色体異常が発生した場合の約20%が父親が原因で、約80%は母親が原因とされ、女性の影響を受けることが多いといいます。『高齢出産とダウン症の関係とは?|原因、確率について』では、高齢出産をすることで、ダウン症の確率が高まるのかどうか、また、原因についてより詳細にまとめているので、参考にしてみてください。

高齢出産における出生前診断

高齢出産をする場合、出生前にダウン症や先天異常の検査を受けることができるそうです。これを出生前診断といい、妊娠9~22週頃に行われる「胎児に奇形や病気、染色体異常がないかどうか」を調べる検査の総称のことです。出生前診断の精度は上がってきており、ダウン症をはじめとする染色体異常の病気などが事前に分かるようになってきたそうです。出生前診断を受けるかどうかを迷われている方は、産婦人科医に相談してみましょう。

出生前診断の方法


超音波診断
お腹に超音波を当て、痛みを感じずに診断を行うことができます。胎児や子宮内の様子を映像化することができ、胎児の心拍や体重、身長、血液、骨格などを診察することが可能です。
血清マーカー検査(クアトロテスト)
母親の血中にある物質を調べ、お腹の赤ちゃんの染色体数や神経管閉鎖障害の可能性を「パーセント数値」で予測します。妊娠15週~21週までの間にしか受けることができない検査で、この検査結果を元に羊水検査を受ける場合、18週までになるため早期に検査をする必要が出てきます。
羊水検査
赤ちゃんを子宮内で守っている羊水を少し採取して、羊水中のアルファフェトプロテイン値を測定する検査です。血清マーカー検査よりも、「染色体」や「遺伝子」異常があるかを正確に診断する事ができるのですが、200分の1から300分の1の確率で検査の後、4週間以内に流産したり死産したりするリスクがあるそうです。
絨毛検査
妊娠10週~12週の時期に結果を知ることができる検査です。しかし、胎児奇形発生の原因になる可能性があり、こうしたリスクの高い外的刺激は、器官形成期が過ぎてから行う方が良いとされ現在はほとんど行われていません。

出生前診断のリスク


出生前診断にはリスクも伴います。確定診断と言われている羊水検査や絨毛検査では、腹部に針を刺して羊水や繊毛を採取します。そのため、流産や羊水流出などのリスクが高まってしまいます。また、検査の結果、ダウン症であることが分かった時にどのようにするかはご夫婦に委ねられるようですので、その後の方向性の確認も必要です。出生前診断で陽性反応が出た時のことについて『出生前診断は受けた方が良い?|高齢出産と出生前診断』に記載しています。診断結果は夫婦にとって大切な決定になるかと思いますので、確認しておくようにしましょう。

高齢出産の後に気を付けると良いこと

高齢出産というと、出産前や出産中のことが注目されることが多くあります。ただ、高齢出産後にも気をつけると良いことがあるといいます。『高齢出産には出産後も注意点が|高齢出産後の3つの心構え』では、高齢出産後に気を付けると良いことや、心構えについてまとめています。
高齢出産後はホルモンバランスや自律神経が乱れることが多いそうです。体力が落ちている35歳以上の出産は疲労が蓄積してしまうと言います。休養はしっかりとって、妊娠前の生活に戻れるようにするのが良いかもしれません。また、高齢出産後のストレスにも注意が必要で、産後うつになってしまう女性が増えていると言います。妊娠前の健康な状態まで完全に回復するには、1,2年かかるという医師もいるそうです。何日も気分が沈んでいたり、重度のストレスを感じ始めたら、自分で抱え込もうとせずにクリニックや病院でカウンセリングを受けるとよいかもしれません。

高齢出産後、少し落ち着いてくると、次の子供がほしいと思うこともあるでしょう。ただ、注意しなければならないのは、前の妊娠、出産でトラブルがあった場合に、同じようなトラブルが起きる可能性が高いということです。そのため、長期入院の可能性などを考慮して、幼い子の育児をどうするかを考える必要があります。育児に周りの協力が得られるかなどを確認し、いつ次の妊活、不妊治療を始めるべきなのか相談しておくのが良いでしょう。

高齢出産の実体験ブログ

45歳でも妊娠したい|40代の不妊治療ブログまとめ』では実際に高齢出産した女性のブログをまとめています。『41歳で妊娠!ママになります!』というブログでは、20代から不妊治療を続けて、41歳で妊娠した女性の実体験がまとめられています。

わたしは妊婦健診が終了したことがわからず、終わった後も会計へいかず、しばらく産科の前のイスに腰掛けていました。数十分しても呼ばれないので受付に確認したところ、本日は終了とのことでした。不妊病院と違って、声掛けなどされないため、最初はとまどいました。

ブログ筆者は高齢出産の様子だけでなく、妊娠中に困ったことや、医師や看護師とのやりとりなども記載しています。41歳の時に初めて妊婦検査に行ったそうで、不妊治療と違った雰囲気に戸惑ったと言います。こうした実体験を見ておくことで、不安なく、高齢出産に臨むことができるかもしれません。
先週に入院して無事に42歳で出産しました!!。帝王切開です!。42歳の出産ということで帝王切開でも不安はありましたが、おかげさまで無事に出産することができました!!。赤ちゃんと会うことができました。

42歳での出産は帝王切開でも決して、体力的には楽なものではありませんでしたが、無事に出産することができました。赤ちゃんは元気な女の子で2868gです。37W5Dでの出産となりました。

ブログ筆者は帝王切開での出産となったようです。高齢出産では帝王切開での出産になることが珍しくなく、事前に医師と相談しておくことが大切です。筆者が語るように、帝王切開は体力の消耗が激しく、母子ともに危険な状態になることもあります。『高齢出産の5人に1人が当てはまる?|高齢出産と帝王切開の関係』では、高齢出産の際に帝王切開をするメリット、デメリットについてまとめているので、良いこととリスクの両面を知ることができます。
離乳食は生後7か月だと、ずいぶんとすすんできます。この日の生後7か月の赤ちゃんたちのメニューは、大根とじゃがいもとにんじんを裏ごししてカツオダシ汁で溶いたもの。湯豆腐ととまと&ブロッコリーのみじん切り。オカユでした。

あとは、豆腐とか、にんじん、じゃがいも、だいこん、はかつおだしをとって煮ます。生後7か月の赤ちゃんの離乳食分をとりよけてから、お肉やお味噌をいれて、大人メニューができあがりです。

また、ブログ筆者は高齢出産後の育児についてもコメントしています。特に、普段の食事、離乳食についてもまとめられていて、参考になります。初めて育児をする方にとって子供にとって良いメニューを考えるのは難しいかもしれません。こうした実際の作り方を載せているブログを見て勉強するのも良いでしょう。

不妊カウンセリング対応の病院ランキング(総合評価順)


関東地方




  1. はなおかIVFクリニック品川(大崎駅|総合評価5.0|口コミ3件)

  2. 福地レディースクリニック(日立駅|総合評価4.8|口コミ6件)

  3. 山下湘南夢クリニック(藤沢駅|総合評価4.7|口コミ6件)


関西地方




  1. くぼたレディースクリニック(住吉駅|総合評価5.0|口コミ3件)

  2. 春木レディースクリニック(心斎橋駅|総合評価4.7|口コミ7件)

  3. 市立貝塚病院(貝塚駅|総合評価4.7|口コミ3件)