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葉酸とダウン症の関係とは|高齢妊娠時のリスクを葉酸が軽減?

      2017/10/16

葉酸,ダウン症,染色体

近年、35歳以上の出産である高齢出産の増加と共にダウン症の子供が出生する確率が増えていると言われています。原因や治療法が現時点では不明であるダウン症ですが、ダウン症のリスク軽減に葉酸の積極的な摂取が関与しているという研究結果が出てきています。今回はダウン症と葉酸の関係性についてご紹介します。

葉酸とダウン症の関係①|ダウン症とは?

高齢出産に多いと言われるダウン症ですが、ダウン症は正式名称を「ダウン症候群」といい、「21トリソミー」という別名もあります。人は22対の常染色体と、1対の性染色体、合計46本の染色体をもっています。このうち、21番目染色体に異常がある場合にダウン症と診断されます。ダウン症には3つの種類がありますが、90-95%は21番目染色体が3つある場合を「標準トリソミー型」です。他には「転座型」「モザイク型」があります。

葉酸とダウン症の関係②|ダウン症の原因は?

ダウン症の子供が出生する原因のひとつとして、高齢出産が挙げられています。統計によると、30歳で1/952の確率に対し、45歳では1/30の確率にまで上がっていきます。しかし、染色体における“何らかの突然変異”であるということ以外、ダウン症の原因はいまだ解明に至っておりません。

標準トリソミー型は、卵子や精子の成長過程または妊娠初期の活発な細胞分裂時に異常が起きたと考えられています。

葉酸とダウン症の関係③|葉酸不足による遺伝情報の伝達エラー?

葉酸は、細胞分裂を正常に導く指南役とも評されています。細胞分裂の際、遺伝情報を司るDNAが1つの細胞につき1つ生成されますが、DNAを生成する際に葉酸は必要不可欠な栄養素です。そのため葉酸不足になると、遺伝情報の伝達エラーを招くようです。葉酸が不足すると正しい遺伝情報が伝わらず、間違ったDNAが生成されてしまいます。また、その間違った遺伝情報の修正にも葉酸が必要なので、葉酸が不足すると修正ができなくなります。そのため、葉酸不足は染色体異常により起こるダウン症と関係が深いと言われています。

「葉酸」とは?|妊娠しやすい体づくり・妊活のための栄養素

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■高齢妊娠は葉酸でダウン症予防

受精前の卵子、精子においても遺伝情報は重要です。現代は高齢出産が珍しくなくなりましたが、高齢出産に伴い卵子や精子の老化も進みます。つまり、その分ダウン症のリスクも高まるということになります。年を重ねれば卵子や精子はどうしても老化してしまうからこそ、正しい遺伝情報のサポート役である葉酸は重要だと言われています。とくに高齢妊娠の場合はリスクのためにも効果的に葉酸を摂ることが大切、と言えそうです。妊娠を考え始めたとき、妊活中から、男女ともに葉酸が不足しないように意識をして摂取することが、染色体異常や先天性異常の予防につながるでしょう。

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■受精した瞬間から成長が始まる

受精をした瞬間に生命は誕生します。誕生した胎児は、その瞬間からとても活発な細胞分裂を繰り返し始めます。この細胞分裂に欠かせない存在である葉酸は、造血の役割も持っています。葉酸がなくては胎児の血液をつくれません。

■食品に含まれる葉酸より、葉酸サプリがおすすめな訳

成人女性が必要とする葉酸は200μg/日ですが、妊娠時は400μg/日と倍量になっています。ちなみに、厚生労働省は葉酸をサプリメントで摂ることを推奨しています。厚生労働省によると、食品に含まれる葉酸の生体利用率が50%以下と推定されていること、葉酸が水溶性ビタミンであることから調理による損失も受けやすいためということです。また、葉酸サプリメントの場合、食品中の葉酸とは異なり安定性・生体利用率が高いという点も、葉酸サプリメントを奨める理由のようです。食品で摂ることが一番ですが、高齢妊娠の場合は効果的に摂ることのできる葉酸サプリメントを検討してもいいかもしれません。

胎児が特に活発な生命活動を始めるこの時、母体には兆候がないことが多いのではないでしょうか。妊娠0日、この日を体感している方は多くないでしょう。先天性異常、と聞くと不安になるかもしれませんが、だからこそ、妊活中からしっかりと葉酸を意識して摂取することが大切です。

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