出生前診断は受けた方が良い?|高齢出産と出生前診断
2015/10/28
2015/10/28
高齢出産に該当する場合、多くの方が出生前診断を受けるかどうかを検討されると言われています。診断を受けたとしても結果は100%ではない上、クリニックや病院に相談をしても最終的な判断は委ねられて「夫婦でしっかり相談してみてください」と言われるようです。今回は、出生前診断を受けるかどうかの参考になるように、出生前診断の内容や方法などをご紹介します。また、『高齢出産まとめ|何歳から?定義やリスク、ダウン症、出産後について』では、高齢出産の定義やリスク、出産後についてまとめています。
出生前診断は何のために行う?
出生前診断を行うと、生まれてくる子供の染色体異常を見つけることができるようです。染色体異常に起因する症例は、ダウン症の他、ターナー症候群などが挙げられます。高齢出産であることが染色体異常の直接の理由ではありませんが、統計的に高齢出産の場合には染色体異常が起きる可能性は高いようです。そのため、高齢出産の場合は出生前診断を行うか検討される方が多いと言われています。
出生前診断にはどんな方法がある?
出生前診断には、超音波検査・血清検査(マーカー検査)・繊毛検査・羊水検査などの検査があります。その中でも繊毛検査と羊水検査は、ほぼ確定診断として有効と言われています。ただし繊毛検査は妊娠初期にしかできないようです。胎盤内の繊毛組織を採取して検査をするため、流産のリスクを上げてしまうというデメリットもあると言われています。確定診断としては、繊毛検査が妊娠初期にしかできないこともあり、羊水検査の方が主流かもしれません。しかし、羊水検査は染色体異常のほとんどを判別できるとされていますが、流産の確率が30%とも言われています。リスクの大きさには個人差があるので、リスクが低く、染色体異常が疑わしい方は検査を受けられるようです。
出生前診断の結果、陽性だった場合には?
出生前診断を受ける際に懸念されるのは、もしも陽性だった場合にどうするかということだそうです。母子の健康にかかわる場合などは医師が判断をすることもあるそうですが、最終的に判断を下すのは当事者であるご夫婦になることがほとんどだそうです。出生前診断を検討する際には、高齢出産だからなんとなく診断を受けるということはおすすめされていないようです。目的意識があり、受診前から陽性だった時にどうするかを考えて診断されることを勧める医師もいます。ご夫婦の価値観に基づいて、よく話し合うことが大事かもしれません。
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