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男性不妊とは?その原因や検査・治療方法

不妊検査を受けることに抵抗がある男性も多いかと思います。ただ、現在、不妊症の悩みを抱えるご夫婦の約半数が、男性側に原因がある不妊症だと言われています。ここでは男性不妊とは何か、その原因や検査・治療方法をご紹介します。

男性不妊の種類

男性不妊には様々な種類がありますが、多くは造精機能障害とされています。造精機能障害には、無精子症、乏精子症、精子無力症があります。

・無精子症
精液中に一匹も精子が存在しない状態です。

・乏精子症
精液中の精子の数が少ない状態です。

・精子無力症
精液中の精子の数は正常なものの、精子の運動率が低い状態です。

引用:https://ivf-asada.jp/danseihunin/danseigenin.html

男性不妊には、造精機能障害の他にも次のような種類があります。

・精路通過障害
精子の通り道である精路が狭くなったり閉じたりすることで、精液中の精子の数に異常が起こります。

・性機能障害
精液中の精子には問題がないものの、勃起障害や性欲障害によって精子が女性の生殖器官へとたどり着けない状態です。

・副性器機能異常
前立腺や精巣上体、精嚢などの機能に問題が起こることで、不妊となります。
引用:https://www.hyo-med.ac.jp/department/uro/general/infertility/index.html

男性不妊の原因

男性不妊の原因には、先天性のものと後天性のものがありますが、原因がわからないケースが多いとされています。先天性のものには、様々な遺伝的要因や染色体異常が挙げられます。特に、性染色体異常のクラインフェルター症候群では、精巣が萎縮することで不妊となるケースがあります。

後天性の原因には、ストレスや喫煙、飲酒、肥満、糖尿病、特定の薬の影響、精巣の機能障害や損傷などが挙げられます。ただし、不妊の原因に関して不明なことも多く、喫煙や飲酒の習慣があるために必ず生殖能力が低くなるとも限りません。

検査方法

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男性不妊の検査では、精液検査やホルモン検査、超音波検査、触診など様々な検査を組み合わせます。また、必要に応じて染色体異常や遺伝子検査なども行い、男性不妊の原因を突き止めます。そして、原因に応じて治療方針を決定します。それでは、男性不妊の検査方法をみていきましょう。

・精液検査
精液中の精子の数や運動率、精子の形態や感染の有無などを調べます。2~7日の射精しない期間を過ごし、マスターベーションで精液を採取します。医療機関と自宅のどちらでも採取できますが、精子にとってベストな環境を維持することが難しいため、医療機関で採取した方が良いとされています。

・ホルモン検査
採血によって、血液に含まれる男性ホルモンや性腺刺激ホルモンなどを調べます。目的は、精液の異常の原因を突き止めることです。

・超音波検査
超音波で精巣の状態をより詳しく調べます。

・触診
精巣の見た目や形、大きさなどに異常がないか調べます。また、男性不妊の原因となり得る精索静脈瘤の有無も確認します。

・染色体検査
採血によって、血液に含まれる染色体を調べます。

・抗精子抗体検査
採血によって、血液中に精液の抗体がないか調べます。

・Y染色体検査
性染色体のY染色体を調べ、無精子症に関する遺伝的欠失がないか確認します。

・AMH検査
採血によって、男性不妊に関係する生殖細胞の指標として扱える可能性があるホルモンを確認します。
引用:http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa07.html

引用:http://www.kameda.com/pr_cms/art/002/index.html

治療方法

男性不妊に悩む男性イメージ画像
造精機能障害は、原因がわからないものが多いため、改善が期待できないケースも珍しくありません。精液中の精子の数や運動率などに問題がある場合は、喫煙や飲酒を控え、性機能に関連する副作用がある薬剤を中止することで改善する可能性があります。また、ビタミン剤や漢方薬、血流改善薬などを使用することもありますが、不妊への効果については明確な有効性が認められていないケースも多くなっています。そのため、これらの治療によって、妊娠率が上がるとは限りません。

脳の視床下部や下垂体の機能に異常が起きているために精巣機能に問題が起きているケースでは、hCG、FSH療法によって対処できる可能性があります。定期的な注射が必要なため、自己注射を求められる場合がほとんどです。

精索静脈瘤による精液の問題については、精巣の静脈を縛る手術によって改善が期待できます。精液中に含まれる精子の量が少なくても、採取さえできれば人工授精や体外受精、顕微授精によって将来的に子供を持てる可能性があります。

しかし、様々な方法を用いても精液中から精子を採取できなかった場合には、精巣精子採取術(TESE)を検討します。陰嚢を小さく切開し、精巣組織の一部を採取することで、精巣組織にある精子を用いて顕微授精を行います。また、顕微鏡を用いて、精巣組織にある精子を綿密に調査する方法もあります。

精子の通り道に閉塞がある場合は、精路再建手術によって精液中に精液が含まれるようになることが期待できます。パイプカットや鼠経ヘルニアの術後、精巣上体炎後、前立腺嚢胞など、精路が閉塞した原因に応じて行う手術を選択します。

引用:http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa15.html

男性の不妊検査はどこで受けるべき?

男性の不妊検査は基本的に精液検査を受けた後に泌尿器科の男性不妊外来で行われるそうです。まず、精液検査で男性の精子の状態を確認し、泌尿器科の男性不妊外来で診断を受けることで性格な不妊治療を進めていくことができます。また、男性でも不妊専門クリニックで検査を受けられることもあるそうで、病院やクリニックに問い合わせてみるのが良いかもしれません。
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執筆者

加藤良大
医療ライター。医療機関のHP・ブログ・情報サイトの記事執筆経験10,000本以上。不妊治療・婦人科・美容医療・歯科など様々なジャンルの記事を執筆中

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