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妊娠のための漢方アロマセラピーとは?|西洋・東洋医学の融合

2016/05/11

2016/05/11

不妊治療において、東洋医学では妊娠しやすい身体にするため体質改善が行われますが、東洋医学で処方される漢方に、西洋のアロマを組み合わせた「漢方アロマセラピー」という療法があるようです。

妊娠と漢方アロマセラピー①|漢方を用いる東洋医学とは

漢方王子のアロマの美魔法」(発行:KADOKAWA)では、漢方アロマセラピーについて次のように述べられています。

漢方アロマセラピーは、漢方、つまり東洋医学の考え方と、西洋生まれのアロマセラピーを融合させた新しい療法です。漢方というと漢方薬や鍼灸のイメージが強く、香り高い精油(※)を用いるアロマセラピーとは結びつかない人が多いかもしれません。しかし、東洋医学とアロマセラピーを組み合わせることで、一人ひとりに寄り添った適切なケアを行うことができるのです。
そもそも東洋医学は、不調の原因そのものに着目し、その人に合わせたオーダーメイドの治療を行うのが特徴です。たとえば、あなたが今、頭痛に悩んでいるとしましょう。その場合、東洋医学ではまず、視覚、聴覚、嗅覚、触覚など五感を活用してあなたの症状を分析します。そして、頭痛を引き起こす原因が何かを考えます。「頭が痛い」という症状が同じであっても、月経の影響で起こる頭痛と、肩こりや眼精疲労のせいで起こる頭痛とでは、対処法が異なるからです。
次に、その人の体質や体調、生活習慣等も踏まえてツボを選び、押す強さを決めます。漢方薬を処方する場合はその人に合った薬草をブレンドし、適切な量を投与します。こうした治療スタイルから、東洋医学は「個人の医学」と呼ばれています。
※ エッセンシャルオイルともいいます。100%天然成分のものを使います。

妊娠と漢方アロマセラピー②|アロマセラピーと東洋医学の共通点

上記のように、東洋医学は一人ひとりに合わせて治療方針が考えられています。アロマセラピーについても同様のことが言えるそうで、その結果「漢方アロマセラピー」という治療法が生まれたようです。

アロマセラピーも、東洋医学同様にオーダーメイドの処方が基本。また、アロマセラピーの精油の原料である植物と、漢方薬で使用される植物には共通しているものがたくさんあります。そこで、「アロマセラピーを東洋医学に基づいて活用できないか」と考え、試行錯誤の末に生まれたのが漢方アロマセラピーです。
漢方アロマセラピーでは、東洋医学の考えに基づいて精油を分類しています。そして、症状ではなく、症状の奥に潜んでいる根本原因に合わせて精油を選びます。その結果、従来のアロマセラピーよりもきめ細やかなケアが可能となりました。
漢方アロマセラピーはいわば、東洋医学とアロマセラピーの“いいとこ取り”。仕事もプライベートも忙しいみなさんの強い味方になってくれるはずです。

妊娠と漢方アロマセラピー③|漢方アロマ入浴の一種「薬湯」



「漢方アロマセラピー」は新しい治療法のようで、意外と日本人が古くから生活で行ってきたことと似ているようです。そのひとつに植物をお風呂に入れる入浴法があげられています。

日本人は昔から、季節の植物を湯船に浮かべる「薬湯」に親しんできました。ショウブ湯やユズ湯はその代表でしょう。ショウブ湯が一般的に親しまれるようになったのは、江戸時代だといわれています。ショウブは古来、葉の形が剣に似ていることから邪気を払うといわれ、ショウブの葉を浮かべた湯に入れば丈夫になると考えられていました。ほかに、ショウブには冷え性や腹痛をやわらげる効果もあります。ちなみに西洋では、ショウブと同じように剣を連想させるローズマリーが邪気を退けると考えられていたとか。
ユズ湯に入る習慣も、江戸時代に始まったようです。ショウブと同じようにユズも邪気除けの効果があり、「冬至にユズ湯に入れば1年中風邪をひかない」と伝えられてきました。実際、ユズの精油成分には血行を促進させて新陳代謝を活発にする作用があり、確かに風邪予防に効きそうです。
薬湯も、漢方アロマ入浴の一種といえるかもしれません。

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引用元『漢方王子のアロマの美魔法』
著者:鈴木元(銀のすず総院長)
発行:KADOKAWA