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精索静脈瘤とは|検査方法、手術方法は?

男性の1割が精索静脈瘤を患っていると言われています。また、男性不妊の約4割の方が精索静脈瘤であるそうです。今回は精索静脈瘤の検査方法、手術方法についてまとめています。

精索静脈瘤とは?

精索静脈瘤を患っても、ほとんどの方が自覚症状がないそうですが、一部陰のう部に違和感や傷みがでたり、大きなこぶになることがあるといいます。


また、精索静脈瘤は左側で発症することが多く、両側に及ぶ場合にも左の方が症状が重いことが多いため、左側の精巣が小さくなる傾向があるそうです。精索静脈瘤の原因については『精索静脈瘤の原因について|妊娠率、治療方法は?』でまとめています。

精索静脈瘤の検査方法について

精索静脈瘤の不安がある場合、または不妊症検査の結果、精子に何らかの問題があって精索静脈瘤の可能性がある場合には、泌尿器科に行って検査をすることになります。



医師による診察


はじめに陰のう上部に腫れがないかを確認し、次に実際に患部に触れて精索静脈瘤の検査を行います。



超音波検査


超音波検査では、精索静脈の太さや精巣の大きさ、血液の逆流がないかを確認します。また、お腹の中の圧力を上げ血液の逆流が多くなって静脈の径がさらに太くなるかも観察します。



精索静脈瘤の自己検査のチェック項目



  • 精巣のサイズに左右差が見られる(例:左精巣が小さい)

  • 陰のうのサイズに左右差がある(例:左の陰のうに腫れが見られる)

  • 陰のうが寒さに関わらず常に垂れ下っている(例:静脈瘤のある左陰のうが垂れさがっている)

  • 陰のうの表面に大きな凹凸がある

  • 陰のうの中に虫がいるような所見がある

  • 陰のうの中に、うどん状の物がある


精巣前面をできる限り陰のうの皮膚に押しつけ、精巣の輪郭を際立たせた状態で精巣サイズを測り検査していきます。14ml以上が正常値、12ml以下を小さいとしています。自宅で検査をする場合は、定規で縦(長い部分)と横(短い部分)を測定し、「0.7×縦(cm)×横(cm)×横(cm)=容積(ml)」でおおよその容積を算出します。


例えば、縦5cm、横2cmの場合は0.7×5×2×2=14mlです。


左右の精巣の大きさに違いがあり左側の方が小さい場合は、左精索静脈瘤の可能性があり、もしも精巣のサイズが急に肥大した場合には、精巣水瘤(陰のう水腫)や精巣腫瘍の可能性があります。

精索静脈瘤の手術方法について

精索静脈瘤は、症状が軽度であれば薬やビタミンを使用して治療を試みますが、症状が重く精子に悪影響を及ぼしている場合、手術を行うことになります。



精索静脈瘤高位結紮術


一番多く行われる手術法で、腹部を横に後腹膜腔まで切開し、精巣静脈をお腹の中の太い所で縛り、精索静脈瘤を改善させます。精巣静脈が1~2本のため少なく比較的簡単な手術で、同時に精巣動脈やリンパ管の一部もしばるのですが、動脈は下方にもあるため問題はありません。再発の可能性が低い手術ではありますが、0と言う訳ではなく別の外精巣静脈で逆流がある場合には再発することがあり、まれに、精巣水瘤を合併して発症することがありますが、これはリンパ管をしばることが及ぼす影響ではないかと考えられています。手術時間は約1時間程度で、多くの病院が全身麻酔を用いることが多く、約1日~3日ほどの入院が必要です。


手術後、退院した後は事務仕事程度ならすぐにも復帰可能ですが、腹筋の間を切開して行う手術のため、腹筋を使わなくてはならない運動は3週間禁止されてしまいます。


手術の成果は、「顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術」とあまり変わりません。



日帰り顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術


そけい部の下部を横に切開し、手術には特殊な器具の手術用顕微鏡とドプラ血流計が多く使用される治療です。


ドプラ血流計は、安全に動脈を確認するために手術中、動脈の拍動音を確認するのに使用され、手術には高度な熟練の技術が必要とされます。


顕微鏡下でドプラ血流計を使いながら「精管」や「精管動脈」「精巣動脈」「リンパ管」「神経」を避けて精巣動脈を避け、精巣静脈だけをしばります。


精巣静脈は下の方にあるため、たくさん枝分かれしており、結紮しなくてはいけない静脈は多数に渡りますが、再発率を出来る限り下げるためには外精静脈もしばる必要があり、手術時間は約1時間ほどです。


手術には局部麻酔を用いるため、日帰り手術が可能で、手術中の痛みはほとんどなく手術後には痛み止めを2回程度内服することになるそうです。


運動量が少ない事務仕事であれば、翌日から復帰でき、1週間ほど経てば運動も可能になります。


手術の傷跡は小さく済むので、ほとんど目立たず、1週間ほど陰のうが腫れることもありますが精巣水瘤を合併して、発症することはないそうです。



腹腔鏡下精索静脈高位結紮術


腹腔鏡を使用し、静脈をお腹の中の太い部分でしばって精索静脈瘤の改善を試みる手術方法で、全身麻酔が必要な治療です。



経皮的静脈塞栓術


静脈の中にカテーテルの細いチューブ(管)を入れて、詰め物をすることで血液の逆流を止めて精索静脈瘤を改善するための手術方法です。4つの中術の中で、最も小さな傷口で済みますが、治療の成果がやや不明瞭でほとんど行っている病院はないそうです。局部麻酔を用いて治療、手術を行います。



男性不妊の治療を行っている病院・クリニック


梅ヶ丘産婦人科(梅ヶ丘駅|総合評価3.7|口コミ23件)


幸の鳥レディスクリニック(東福山駅|総合評価3.7|口コミ23件)


おち夢クリニック名古屋(久屋大通駅|総合評価4.0|口コミ22件)

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