不妊検査の平均費用|女性、男性によって違う?保険適用は?
2016/03/03
2016/03/03
不妊検査の平均費用や保険適用はあるのか、男性女性で平均費用は異なるのか分からないという方も多いかもしれません。今回は男性女性別の平均費用や保険適用についてまとめています。
不妊検査の平均費用①:病院とクリニックの平均費用
不妊検査の費用は、病院かクリニックのどちらで受診するかによっても変わってきます。病院とクリニックは規模で分けられており、20床以上の入院施設を持つ医療機関を病院、それ以下の入院施設を持つ医療機関をクリニックと言います。一般的には病院のほうが安価なようで、初診料は簡単な問診だけなら平均800円~5,000円と言われています。
不妊検査の平均費用②:不妊検査内容と平均費用(女性の場合)
初回の問診の次は、血液検査を行うことが多いようです。不妊症の検査では何種類もの血液検査が行われますが、検査内容によって費用も様々です。
ホルモン検査(不妊検査)の平均費用
ホルモン検査では、卵巣機能を調べるエストロゲンや、テストステロン検査、脳下垂体機能を調べるFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)検査などがあり、費用はそれぞれ平均1,000円~4,000円程度のようです。
超音波検査(不妊検査)の平均費用
ホルモン検査以外に必ず行うと言われているのは、超音波検査です。超音波によって卵巣の腫瘍や子宮筋腫など、不妊症につながる異常を調べる検査ですが、これも平均4,000~5,000円程度のようです。
これらの金額はあくまでも参考ですが、合計すると平均16,000~24,000円ほどになります。ここに、初回の問診や専門的な検査を行った時の費用を加えると、平均20,000~30,000円が検査にかかる費用と言えそうです。不妊検査の値段は検査を受ける病院やクリニックによって違いがありますので、実際に検査を受けられる際は、あらかじめ尋ねておくと安心できるかもしれません。
不妊検査の平均費用③:不妊検査内容と平均費用(男性の場合)
精液検査の費用について
男性が不妊検査を受ける場合、基本的には精液検査から始めていくことが多いそうです。精液検査とは男性の精液を採取し、その精液の量、精子の運動量を調べる検査です。精液の採取は病院でも自宅でも行うことができ、どちらにするかは個人の自由だそうです。採取した精液を検査した結果、精液の量や精子の運動量に異常があった場合、男性不妊ということで、不妊治療が進められることになります。精液検査の平均費用は500円〜1000円だと言われています。ただ、これは保険適用がされる精液検査を受けた時の平均費用となっているので、保険適用がされるのかどうかは病院やクリニックに確認しておく必要があります。
不妊検査の平均費用④:不妊検査内容と平均費用(男性、女性共通)
感染症の検査は不妊検査の一環としてよく行われますが、保険適応外になるので、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、エイズの4種全てを検査すると、平均7,000~10,000円程度になるようです。 クラミジアも感染症の一種ですが、この病気は不妊症の大きな原因にもなるので重要な検査といえるでしょう。クラミジアの不妊検査費用は平均4,000~5,000円のようです。
不妊検査の平均費用⑤:保険の適応対象の不妊検査
不妊検査では、検査に対して保険が適応されるかどうかが異なることもあるようです。ある病院では保険適応で安く受けられる検査が、他の病院では全額自己負担となってしまうこともあるといいます。例えば、男性の場合、不妊検査の初診時から精液検査をする場合もありますが、精液検査を保険適応外としている病院やクリニックがあります。この場合、保険適応できる病院なら平均500~1,000円で済みますが、保険適応できない病院では平均5,000~10,000円と10倍もの値段になることがあります。不妊検査を受ける際には、受ける前に保険適応できるかどうかを確かめるのが良いかもしれません。
不妊検査の結果、不妊治療を進めていくことになりますが、不妊治療の平均費用については『不妊治療の費用について|平均費用、助成金、保険適用は?』でまとめています。
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