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体外受精は新鮮胚移植?凍結胚移植?|着床時期と過ごし方のポイント

   

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体外受精へ踏み切るのはなかなか勇気がいることだと思います。いざ踏み切ろうとしてもわからないことだらけで不安な方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、体外受精っていつ着床するのだろう?新鮮胚移植や凍結胚移植の違いは?などの気になるポイントや、自分自身で心がけるべき着床時期の過ごし方をまとめました。
■目次
1:体外受精とは?2種類の胚移植の方法
2:新鮮胚移植のメリット・デメリットは?着床率などにも影響が
3:体外受精後の着床時期はいつ?安静にするだけでは物足りない?

体外受精とは?胚移植には2種類の方法が...

体外受精や顕微授精では、2種類の胚移植のいずれかが行われる

体外受精とは、女性の体内から卵子を取り出し、シャーレの中で男性の体内から採取した精子と受精させ、その後受精卵を子宮内に戻す方法のことです。人工授精は女性の体内から卵子を取り出すことがないため、男性の精子を人工的に注入しても受精するかは結果が出るまでわかりませんが、体外受精では確実に受精を行うことができるというメリットがあります。

体外受精などの高度生殖医療では受精後に培養した胚を子宮内に移植する「胚移植」が行われます。この胚移植には新鮮胚移植」「凍結胚移植」の2種類があります。
これらの移植方法には大きく分けて2つの違いがあります。

新鮮胚移植と凍結胚移植|2つの移植方法の違い

1:凍結している受精卵を移植に用いるのか、凍結していない受精卵を用いるのか
2:採卵後どのタイミングで移植を行うのか
次に、それぞれの移植方法について、詳しく見ていきます。
▽新鮮胚移植|採卵後すぐに移植を行う胚移植

新鮮胚移植は、採卵したばかりの卵子をすぐに使って行う胚移植のことです。特に1回の生理周期で採卵から胚移植まで行い、新鮮な状態の受精卵を移植することから新鮮胚移植と呼ばれます。

▽凍結胚移植|採卵してから翌周期以降に移植を行う胚移植
凍結胚移植は、一旦受精卵を凍結して翌周期以降に移植を行う胚移植のことです。採卵して受精させた受精卵を凍らせて保存し、その後妊娠しやすいタイミングで融解して胚移植を行うことから、凍結胚移植と呼ばれます。

新鮮胚移植のメリット・デメリットは?着床率などにも影響が

新鮮胚移植のメリット①金銭的な負担が少ない

新鮮胚移植は一般に、凍結胚移植に比べて費用がかからないことが多いです。凍結胚移植が受精卵の凍結や融解を行うために多くの費用がかかり、さらに凍結した胚を一定期間保存するためにも費用がかかるのがその理由です。
病院によって治療費は異なります。一般的に体外受精や顕微授精は1周期あたりの治療費が30万~60万かかると言われています。凍結胚移植の場合は、さらに15万~25万かかると言われています。この金額の幅は凍結する胚の数などによって変わるようです。(※1)

新鮮胚移植のメリット②通院の負担がかからない

新鮮胚移植では1回の生理周期で採卵から胚移植までを行うために通院する期間は自ずと短くなります。仕事と不妊治療の両立が注目されている昨今、短期間で治療を行える新鮮胚移植は日常生活との両立も比較的行いやすく魅力的な治療方法であると言えそうです。
対して凍結胚移植では最低でも2周期の通院が必要になってしまうので、仕事との両立や体の状態を理由に新鮮胚移植を選択する人も多いようです。

新鮮胚移植のメリット③胚の凍結・融解のダメージがない

凍結胚移植では胚を凍結したり融解したりする作業が必要であり、その過程で胚がダメージを受けてしまうことを避けられません。医療技術の進歩でダメージは軽減されていますが、それでも凍結胚移植のダメージによって胚は劣化してしまいます。

新鮮胚移植のデメリット①着床率は凍結胚移植よりも低い

年齢にも大きく左右される数値ではありますが、日本産婦人科学会への2012年の報告書(※2)によると、新鮮胚移植による着床率は20%程度だと言われています。これは凍結胚移植の35%程度という値と比べて低めの値になっています。
着床率が低くなっている原因は、採卵後にすぐに移植する方法であるため、タイミング的に子宮内が着床しにくい環境である事が考えられます。
採卵のために排卵誘発剤を使っていた場合は、薬の副作用で子宮内膜が薄くなってしまうことがあるようです。受精卵の着床のためには子宮内膜が厚くなっている必要があるため、特に子宮の状態次第では、凍結胚移植が選択されることが多いようです。凍結胚移植の場合は、採卵で取り出した胚を凍結後、子宮の環境が整い着床しやすいタイミングで移植することができる事や、良質な胚を用いて移植をすることができるため、新鮮杯移植と比較すると着床率が高くなっているようです。

新鮮胚移植のデメリット②治療の過程でホルモンバランスが崩れが起こりやすい

新鮮胚移植を行う場合には、採卵する卵子の数を増やすために排卵誘発剤を使います。ただ、この排卵誘発剤が原因となってホルモンバランスの乱れが生じてしまい、妊娠に適したタイミングではない時期に胚移植を行うことになる可能性があります。
また場合によっては排卵誘発剤によって卵巣が腫れ、重症化すると腹水や胸水が卵巣過剰刺激症候群(OHSS)に繋がってしまう場合もあり、医師の判断によって新鮮胚移植を行うことができない場合もあるようです。

■医師の指導の下、状況に合わせた胚移植方法を
胚移植の方法によってそれぞれメリット・デメリットはありますが、受精卵の状態や質、移植する子宮の状態によって着床率が大きく変化するので、体調をみながら医師と相談し、どの胚移植方法で体外受精を行うのか検討するのがいいでしょう。

 

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体外受精後の着床時期はいつ?安静にするだけではダメ?

着床時期は2種類の胚移植方法で違いはない

着床するまでの期間に差はありますが、移植してから着床が確認できるまでの期間に差はなく、移植してから約3〜5日後が一般的な目安になっています。また、病院でほぼ確実に着床しているかどうかを判定できる妊娠判定は移植からおよそ2週間後になっています。

体外受精後の過ごし方のポイント

体外受精を行なった後は、一般的に安静にすべきという意見が多いですが、寝たまま過ごすのではなく、普段通りの生活で問題ないそうです。ただ妊娠成立のために、着床時期前後の過ごし方にも気をつけるべき点がいくつかあると言われています。

①激しい運動は避ける

運動

激しい運動をすることは、黄体化ホルモンの分泌を減らしてしまう危険性があるようです。通常通りの生活で問題ないとはいえ、いつも身体を動かすことがルーティーンになっている方は、体外受精の移植後や着床時期の激しい運動は控えた方がよいでしょう。

②お風呂は半身浴程度に止める

お風呂の入り方

体外受精移植直後は、お風呂を控えるように指示されることもあれば、高温のお風呂のみ避けるよう指示されることもあるようです。病院の方針ごとにお風呂については意見がわかれるようですが、体外受精の移植後は、「半身浴」程度に留めておくのが無難だと言えそうです。体外受精の成功率を上げるためには、身体を冷やさないように気をつけておきたいところなので、低温のお湯で半身浴をし、ゆっくり芯から身体を温めると良いでしょう。

③性交渉をしない

NO

体外受精の移植の後は、3~4日程度は性交渉を控えるよう病院から指示がある場合もあるそうです。かかりつけの医師の指示をきちんと守るのがよいでしょう。

④ストレスを溜め込まない

バンザイ

移植の後は絶対安静というイメージを持っている方も多いようで、身体を動かしたくても着床を成功させたいがために、長時間安静にしてしまう方がいるそうです。これでは逆にストレスが溜まるかもしれないので、激しい運動は控えつつ軽く散歩や身体を動かすなど、ストレスのない生活を優先した方がいいようです。

⑤葉酸を適切に摂取する

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妊活中の摂取が重要と言われる「葉酸」ですが、体外受精の移植前同様、移植後も葉酸を摂るといいそうです。葉酸には胎児の神経管閉鎖障害を防ぎ、かつお母さんの健康の維持という役割があるそうで、厚生労働省によると、妊娠3ヶ月目までは400μg程度の合成葉酸、4ヶ月目から授乳期間は240μg程度の天然由来の葉酸を摂取することが推奨されているようです。
(参考)
(※1)不妊治療ステップアップベストガイド
(※2)日本産婦人科学会への報告書(http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/Rinri_report6409.pdf