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タイミング法とは?費用といつ病院に行くかを簡単解説

「子どもが欲しい」と思って避妊をやめてみたものの、なかなか妊娠しない時に検討するのが不妊治療です。


不妊治療の中でもタイミング法はファーストステップとされており、医師が排卵日を予測し、その前後で夫婦生活を持つ治療です。不妊治療と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、タイミング法は身体への負担や費用の負担が少ないため、多くの医師が最初に提案する治療法です。


今回はタイミング法のやり方、通院スケジュール、タイミング法の費用、使用する薬剤、人工授精へのステップアップについてご説明していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

タイミング法とは

不妊治療にはタイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精の4つのステップがあります。

今回ご説明するタイミング法は不妊治療のファーストステップであり、「医師が排卵日を予測し、その前後で夫婦生活を持つことで妊娠確率を高める」方法です。基礎体温や超音波検査、ホルモン検査、排卵検査薬などから排卵日を予測し、効果的な夫婦生活のタイミングを指導してもらいます。

妊娠確率を高めるには、卵子が排卵されるタイミングで子宮内に精子が存在している必要があります。精子の寿命は2~3日間、卵子の寿命は排卵後6~24時間と言われているため、排卵日前後で2~3日ごとの夫婦生活が持てればベストですが、自分では正確な排卵日がわからないという方や、忙しくて何度もタイミングが持てないという方も多いかもしれません。

医師が検査をしてタイミング指導を行うことで、より正確に排卵日を予測でき、妊娠確率を高めることができるのです。

タイミング法の適応


タイミング法が向いているのは、

・不妊検査をして問題がなかった
・妻の年齢が若い
・できるだけ自然に妊娠したい
・妊活を始めて日が浅い

このような場合になります。

なお、自分で基礎体温を測って排卵日を予測し、タイミングをとっている方も多いことでしょう。しかし、基礎体温の変動は様々な要因で変化するため、正確に排卵日を予測するのが難しいことがあります。

また、排卵日が合っていても、その他の要因で妊娠しないこともあります。自己流のタイミングで妊娠しない場合は、早めに通院して検査を受けることをおすすめします。

タイミング法のスケジュール

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不妊治療というと来院回数が多いのではないかと不安に思われる方もいるかもしれませんが、実際のスケジュールをイメージしていただけると治療に取り組みやすくなるでしょう。医師の指導のもとでタイミング法を実施する場合の基本的なスケジュールについて見ていきます。

初診で病院に行くタイミング


初めて病院に行く時に気になるのが、生理周期のどのタイミングで受診するべきかということです。妊活中に生理がくると「またリセットしてしまった」と不安になり、病院を探す方もいらっしゃるかもしれません。

不妊治療で最初に行う検査では、月経期・排卵前・排卵期・排卵後のそれぞれの時期にホルモン値を測ったり、超音波検査で卵巣の状態を確認したりします。これらの検査は同一周期で行うのが理想的ですが、難しい場合は2〜3周期に渡って行うこともあります。

つまり、検査が全て終わるまでに最低でも生理周期1周期以上が必要なため、基本的には生理周期のどのタイミングで受診しても問題ありません。早めに医師に見てほしい方は、生理周期に関わらず診察してもらえますので、行ける日に予約を入れてしまいましょう。

急いでいないのであれば、初めての診察は生理中を避けても良いでしょう。一部生理中にはできない検査もありますし、内診に慣れていない場合は生理中じゃないほうが気分が楽かもしれません。

また、病院によっては、初診を受け付けている曜日が決まっている施設もあります。予め病院のサイトなどで確認しておきましょう。

タイミング法の治療スケジュール


いくつかの検査で異常がなければ、実際にタイミング指導を受けます。この時点で排卵障害が明らかになっていれば、排卵誘発剤の処方がされる場合もあります。

①月経開始1~7日目 超音波検査でおおよその排卵日を予測する


来院し、超音波検査で卵胞の大きさと卵巣の様子を調べて排卵日の予測を立てます。排卵誘発剤を使用する場合は、このタイミングで処方を受けます。

②月経開始10日目頃 検査でより正確な排卵日の予測をする


医師による検査でより正確な排卵日の予測を立てます。検査項目は病院やクリニックによって異なり、必ずしも全ての検査が実施されるわけではありませんが、超音波検査を行うことが多いようです。

・血液検査
排卵日前に血液中のエストロゲン濃度が高まるため、血液検査によって排卵日が予測できます。

・基礎体温
排卵前にグッと体温が下がる日(陥落日)があるのを利用して排卵日の予測をします。

ただし、基礎体温は体調や気温、環境の影響を受けやすく、人によっては高温相になってから排卵が起こることもあるため、基礎体温単だけで排卵日の予測するのは困難です。

・尿検査
排卵日前に尿中のLH(黄体形成ホルモン)が高まるため、尿検査によって排卵日が予測できます。

・超音波検査
超音波で卵胞の大きさをチェックすることで排卵日の予測ができます。(排卵前日の卵胞は約20mm)

・頸管粘液検査
排卵期には頸管粘液(おりもの)の量が増え、サラサラな状態になります。頸管粘液を注射器で吸い取り、肉眼や顕微鏡で検査することによって排卵日の予測ができます。

③予測された排卵日の2~3日前に夫婦生活を持つ


卵子よりも精子は寿命が長く、妊娠率を高めるために、排卵日の前から性交を行うように医師から指導されます。

④排卵予定日から1週間後 子宮内と卵巣の状態チェック


排卵予定日の1週間を目安に受診し、超音波検査で子宮内と卵巣の状態をチェックします。

妊娠判定


前回の月経開始から28日以降に妊娠判定を行ないます。
妊娠判定は採血によりhCGホルモンの値を測定し判定します。

排卵日前後は毎日タイミングを取るべきですか?


排卵日前後は毎日タイミングを取ったほうが良いのでしょうか?「忙しくて月1回が限界」という方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言いますと、夫婦生活の頻度はできるだけ多いほうが良いです。

排卵日前後に毎日夫婦生活を持った場合は約37%、排卵日前後に2日ごとに夫婦生活を持った場合は約33%、排卵日前後に6日ごとに夫婦生活を持った場合は15%の妊娠率となります。

とはいえ、「排卵日前後は毎日夫婦生活を持たなきゃ…。」とプレッシャーに感じてしまっては逆効果です。夫婦のライフスタイルやパートナーシップを考えて、ストレスのない頻度の夫婦生活を持つのがベストです。
出典:「タイミングは毎日?空けた方がいい?」英ウィミンズクリニック https://www.hanabusaclinic.com/weblog/2018/05/26/タイミングは毎日?空けた方がいい?/

禁欲はしたほうがいいですか?


海外で行われた「禁欲期間」についての調査によると、禁欲日数が「0−2日」の時の精子が最も運動率が良いようです。

医師によるタイミング指導に合わせて体調を整えてみてはいかがでしょうか。
出典:「禁欲期間は何日が最適?」英ウィミンズクリニック https://www.hanabusaclinic.com/weblog/2018/05/19/禁欲期間は何日が最適?/

いつがいちばん妊娠しやすいですか?


最も妊娠しやすいタイミングは排卵日1~2日前です。

セックスのタイミングと排卵日

意外にも、排卵日当日よりも排卵日1~2日前の方が妊娠確率が高いというデータがあります。また、排卵日6日前、排卵翌日以降では妊娠確率がゼロになります。

これは、精子の寿命は2~3日間あるいっぽう、卵子の寿命は排卵後6~24時間しかないためです。子宮内に精子が存在している状態で、排卵を待つのがベストということです。
出典:「タイミング」日本産婦人科医会 http://www.jaog.or.jp/lecture/9-タイミング/

タイミング法の費用

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不妊治療には保険適応のものと、保険適応外のものがあります。タイミング法の治療費は月1回までなら保険適応の治療であり、診察料、処置料、検査料、投薬料が保険の対象となります。

ただし、排卵障害のあるタイミング法であれば通常保険適応となりますが、排卵障害のないケースでは保険適応にはなりません。

タイミング法にかかる費用は生理1周期あたり5,000円から20,000円程度が目安です。
治療内容によって使用する薬剤の種類や量、回数が異なったり、検査項目が追加されたりするため、必要となる費用には個人差があります。

排卵誘発剤を使う場合は、使用する薬剤の量によって自費診療となることもあります。

例えば、クロミッドは内服の上限が生理1周期あたり150mg(1日3錠)✕5日間とされていますが、そのうち保険適応できるのは100mg(2錠)✕5日間までです。

3錠目以降は自費となるのですが、保険診療と自費診療を同日に行う事はできません。これは、混合診療が医療制度で禁止されているためです。

そのため、排卵にクロミッドが1日3錠必要であれば、全て自費で支払わなければならなくなります。

排卵誘発剤の種類

検査の段階で排卵までの過程での異常(排卵障害)、黄体から十分なホルモン分泌がなされていない(黄体機能不全)ことがわかると、タイミング指導に加えて排卵誘発剤を処方されることがあります。

排卵誘発剤には、飲み薬と注射があります。飲み薬のみでは効果が得られなかった場合に注射が使われます。

内服薬


排卵が起きにくい方に対して、排卵を促す目的で排卵誘発剤が使用されます。
ここでは主に使用される「クロミッド」と「セキソビット」という内服薬の特徴について説明していきます。

クロミッド


クロミッドは頭の中の脳下垂体という場所に作用し、卵巣内の卵子を発育させて排卵を促す効果があります。
通常、月経開始5日目から、1日1錠を5日間服用し、効果が薄ければ2錠に増量して服用します。

副作用として、排卵時の頸管粘液の量が少なくなったり、子宮内膜が薄くなり月経の量が少なくなったりすることがあげられます。

また、卵巣を過剰に刺激してしまい(卵巣過剰刺激症候群)、多胎児(双子、三つ子などのこと)を妊娠する可能性が高まります。

可愛らしい印象の双子や三つ子ですが、多胎妊娠は早産や妊娠高血圧症候群のリスクを高めるということは覚えておくべきでしょう。

セキソビット


セキソビットはクロミッドに比べて効き目がマイルドなのが特徴です。通常、月経開始5日目から、1日6錠を5日間服用します。

クロミッド服用時に見られるような、排卵時の頸管粘液の量が少なくなる、子宮内膜が薄くなる、多胎妊娠が起こりやすくなるといった副作用の出現はまれです。

注射剤


内服薬を使用しても排卵にいたらなかった場合に注射剤が用いられます。

注射剤に対する反応は個人差が大きいため、投与する薬剤の種類や量は個別に異なります。
注射は筋肉注射または皮下注射であり、内服薬よりも強い排卵誘発作用が期待できます。

hMG/FSH


hMGにはFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体形成ホルモン)が含まれ、卵巣に直接作用して排卵を促します。

通常、月経開始後3~5日目から注射を開始し、血液中の濃度を一定に保つために数日に渡って打ち続ける必要があります。

hMG注射と並行して超音波検査も行い、卵胞が一定以上の大きさまで成長するとhCGに切り替えていきます。
副作用として、卵巣過剰刺激症候群、多胎妊娠の可能性の増加があげられます。

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)


hCGは妊娠が成立すると分泌されて妊娠を維持する役割があり、排卵の誘発と黄体ホルモンの補充の効果が期待できます。

hCGを注射して24~36時間後に排卵が起きやすくなるため、hCGを注射した当日または翌日に夫婦生活を持つと妊娠確率が高まります。
副作用として、卵巣過剰刺激症候群、多胎妊娠の可能性の増加があげられます。

タイミング法からのステップアップ

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タイミング法で妊娠しない場合、人工授精へのステップアップを検討しましょう

タイミング法の回数の目安は3~6回


原因不明の不妊夫婦において、タイミング法による妊娠確率は生理1周期あたり約5%です。6ヶ月継続すると約50%、2年間継続すると約60%とされています。

6ヶ月以降の妊娠確率はほぼ横ばいであるため、6ヶ月以降を目処に人工授精へのステップアップがするのが一般的です。

ただし、年齢が35歳以上の場合や、早めの妊娠を希望する場合は、3ヶ月を目処にしても良いでしょう。
(「タイミング」日本産婦人科医会 http://www.jaog.or.jp/lecture/9-タイミング/)

タイミング法が向かない場合


不妊治療のファーストステップであり、ハードルも低いタイミング法ですが、すべての方に向いている治療というわけではありません。

・精子の状態が良好でない
・射精障害や勃起障害(ED)で夫婦生活が難しい
・子宮に何らかの異常がある
・ホルモン分泌に異常がある(黄体機能不全)
・排卵が行われていない
・卵巣年齢が高い
・妻が高齢である
・ある程度の期間妊活を行った
・性感染症(クラミジア)の既往があり、卵管閉塞や癒着の可能性がある

このような場合はタイミング法が向かないため、早めに人工授精や体外受精へステップアップを検討しましょう。

卵巣年齢と妊娠力は年齢とともに下がるため、自身の状況をパートナーや医師とよく相談してから治療法を選択していきましょう。

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