無精子症(むせいししょう)ブログまとめ|無精子症 体験談
2016/02/29
2016/02/29
無精子症(むせいししょう)は男性不妊の多くを占めると言われています。有名人がカミングアウトしたことで無精子症の認知度は高まりましたが、今回は、生の声を通して、その実態を知っていただけるような無精子症患者のブログをまとめました。
無精子症(むせいししょう)ブログ①:~タネはなくても花は咲く~
男性不妊の原因となる無精子症はあまり聞きなれない言葉で、自分たちは心配ないと考える方が多いかもしれません。ブログ筆者もまさか自分たちが、と思ったそうで、当時の心境が書かれています。
人生にはまさか自分達に・・・!!!って事がきっといくつかおこります。
無精子症も間違いなくそのひとつです。なっぱは幸運にも、今までの人生それなりに思うとおりに進んできました。努力すればその分の結果がちゃんとかえってくる、どうにもならない事なんてないと思っていました。
男性不妊に限らないですが、不妊治療をしないという選択肢もあるので、不妊治療をするか、養子をもらうか迷うブログ筆者の姿がリアルに想像できます。
その時は深く考えもせず私だったらAIDは選択しないな。
でも子供はほしいから養子を選ぶ!って断言していました。
無精子症には閉塞性と非閉塞性があり、閉塞性の方が治る確率が高いと言われているのですが、ブログ筆者の旦那さんは非閉塞性だったといいます。治る可能性が低くても、無精子症の克服に向けて前向きに不妊治療を続けていく姿も見て取れます。
健康体ではありましたが旦那っちは残念ながら可能性の低い非閉塞性との診断でした。なっぱは友人の出産や他人の赤ちゃんをみいいな~とは思いますが、辛いとは思いません。心からおめでとうと思えるし、赤ちゃんかわいくて他人の子供でもすぐさわりたくなっちゃいます笑
だって人の子をみて嫌な気持ちになっているような自分をみて赤ちゃんはこの人をママにしたいって思ってくれないかもしれないし!
このブログでは、病院でのことももちろん書かれていますが、男性不妊・無精子症であること両親に報告する際のことや、その後に選択する不妊治療についてもブログ筆者の考えや気持ちが鮮明に書かれています。
なっぱ達は二人で話しあった結果、MD-TESEの結果をうけて、その後の方針を決めてから両方の両親に告知すると決めていました。
逆にいえば、MD-TESEで、もしいい結果がでたら特に話さないつもりでした。
無精子症(むせいししょう)ブログ②:無精子症から始まる未来
無精子症(むせいししょう)とはいったいどのような病気なのか、治るのかといったことが細かく書かれているブログです。このブログ筆者は無精子症だと診断されたら男性不妊専門の泌尿器科に行くことを勧めています。不妊治療はできるだけ早く治るように早急に始めるのが良いと言われているので、不安なことがある場合は体験者のブログやコラムを読んで無精子症の知識をつけていきましょう。
婦人科もしくは、不妊専門病院へ行き、フーナーテストをしたり、旦那さんの検査も・・・と精液検査をしたところで無精子症発覚に至ったことと思います。無精子症と診断されたら男性不妊専門の泌尿器科の先生のところへ行きましょう。
専門の病院で以下の検査をし、詳しい症状を調べます。すべて血液検査で行います。
- ホルモン値 (これで閉塞性か、非閉塞性かが概ねわかります)
- 遺伝子検査 (無精子症の場合クラインフェルター症候群の可能性があります)
- AZF遺伝子検査
ブログ内では無精子症にまつわるテストやその不妊治療を細かくカテゴリーに分けて書かれているので、男性不妊・無精子症について学ぶことができるかと思います。無精子症であるからこそ見えてくる里親、養子縁組、非配偶者間人工授精(AID)についても専門的に書かれているので一度読んでみるとよいかもしれません。
養子縁組や里親・・・
無精子症で子供が出来ない!と知らされたら誰もが一度は頭に浮かぶでしょう。
- MDTESEをしても精子が見つからなかった
- 精子は見つかったが、顕微授精で嬉しい結果に繋がらなかった
- TESEやMDTESEはしない選択をした
このような場合、AIDにするか?養子にするか?夫婦二人で暮らすか・・・みなさん頭を悩ます、人生の大きな決断になります。
管理人・やよい は特別養子縁組の未来を選択しました。
参照:無精子症から始まる未来
無精子症(むせいししょう)ブログ③:はながさくまで
無精子症(むせいししょう)の旦那様と一緒に不妊治療を行っている方のブログです。旦那様が無精子症というだけでなく、ブログ主さん本人も多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を患っています。
私の多嚢胞が比較的軽度である。
また私が若いことAIDの場合は凍結といいつつも健康な精子を使用するために多胎妊娠の可能性が高くなる。
ブログ筆者は不妊症が治るようにAIDを決断しました。男性不妊で悩んでいる方は、ひとつひとつの決断の際に参考になることが多いかもしれません。
本当に心が折れました。世界でだーれも味方してくれないような気がして。
どうして治療をして子供を持とうとする人だけが母親としての資質を問われなくてはいけないのだろう。自分が完璧な親になれるなんて思ってない。
でも努力する。変わろうと思っている。子供に悲しい思いをさせたくない。
また、なんとかひとつの山を越えた気がします。きっとこれからも平坦な道ではないけれども、諦めないで、頑張っていこうと思います。
無精子症についてはブログのなかで診断から手術まで様々な不妊治療について書かれていて、手術を間近で見ていたブログ主さんの心情や状況がよくわかります。
手術当日。初めて院長先生にお会いし
「できるだけのことをやります」と一言いただきばたばたと主人は手術の準備を始めました。
そして、あっという間に手術室に入ることになってしまいました。主人の結婚指輪を預かり「待ってるからね」と声をかけるのが精いっぱいでした。
麻酔が切れてきたようで「痛い。トイレに行きたい」と唸るようになり、急きょ尿瓶で採尿することになりました。本来はまだ安静にしていなくてはいけない時間なので、ナースさんが心配そうに「大丈夫でしたか?どれくらいでましたか?」なんて聞いてきたのを覚えています。
参照:はながさくまで
無精子症(むせいししょう)ブログ④:おたまくんゼロでも☆
不妊治療中に旦那様の無精子症(むせいししょう)が発覚した方のブログです。ブログでは精子検査から無精子症と診断されるまで、そして男性不妊を克服するための不妊治療について詳細に書かれています。治るためにはどうしたら良いのか葛藤する日々が見て取れます。
精子がいないなんてそんなこと想像だにせず、家で採取した精液を婦人科に持ち込んだ日。結果を聞くために二人で待合室にいたら、当初は培養師さんから検査結果の説明をしますと言われていたのに「先生からお話がありますのでもうしばらくお待ちください」と言われて、イヤな予感がしながら呼ばれるのを待った日。
初めての精液検査で、「精子がいません」と言われた日。
精液中に精子が1匹もいません。そう言われて、頭の中が真っ白になって、総合病院の泌尿器科への紹介状を渡された日。
不妊症は夫婦二人で治るという目標に向かわなければなりませんが、ブログ筆者の夫婦は衝突することも多かったといいます。
排卵検査薬3日目・・陰性ですあせる
とうとう、怒らせてしまいました。夫を。怒らせたというか、泣かせてしまいました。悲しませてしまいました。私が、滞在中の義両親に対して冷たい態度を取り続けていたから。どうしても、できなかった。嫁として当たり前のことが。私のせいで、みんなを不快にさせ、悲しませてしまった。
楽しいはずの旅行を、台無しにしてしまった。そんな嫌悪感がどんどん強くなっていってる。無精子症が発覚してから。頭ではわかってる、無精子になったのが誰のせいでもないことは。
その後ブログ筆者は不妊治療を経て双子を妊娠、出産されました。男性不妊・無精子症の方の妊娠は励みになることが多いそうです。
ご報告が遅くなりましたが、先月、無事に双子の男の子を出産しました。
最初に、セントマザーに妊娠報告をした時、いっぺんに2人も授かって嬉しいですと温様にメールしたら、「それは元気にちゃんと産まれて初めて言えることです。双胎はリスクが高いので、妊娠8ヶ月に入ったら、早産予防のために管理入院してください」
とちょっと厳しい調子で言われました。
参照:おたまくんゼロでも☆
無精子症(むせいししょう)ブログ⑤:青天の霹靂
ブログ筆者は不妊治療の一環としてタイミング法を始めて二ヶ月で旦那さんの無精子症(むせいししょう)が発覚したそうです。
32歳で始めた不妊治療。
まずはタイミングからと思っていたら開始2ヶ月で旦那の無精子症が発覚!私たちの不妊治療はオタマジャクシを探すことから始まりました。現在、顕微授精に挑戦中!無精子症の旦那と一緒に不妊治療頑張ってます♪
ブログでは無精子症だからこそ起こり得てしまう夫婦間の擦れ違いや大ゲンカなども書かれていて、不妊治療・男性不妊治療中の方は共感してしまう部分もあるかもしれません。
TESE後初の夫婦生活で初めてそんなネガティブな気持ちにならずに行為を終えた時、旦那のお決まりの「役立たず」発言が出ました。
いつものように聞き流そうかとも思ったのですが自分の心境の変化もあり「どういう気持ちで言ってるの?」と聞いてみたんです。
無精子症と判定され、旦那さんのDNAを子供に受け継ぐことができない、夫婦生活がうまくいかないなど、男性不妊は不安や悩みが絶えないかもしれません。ブログ筆者にはこころの支えとなる人たちがいて、その人たちがしてくれたように男性不妊・無精子症で悩む方たちの力になりたいと考えているといいます。
私たち夫婦は無精子症の中では軽度?の閉塞性無精子症と診断され今回のTESEでも回収率は90%と言われていました。
普通なら心配しないような回収率にも関わらずTESEが近づく度に不安で仕方なかった私をずっと励ましてくれたブロ友さんたちは私たちよりもずっとずっと不安な時を過ごしていた人たちでした。
私は彼女たちの優しさや強さにたくさんたくさん支えてもらいました。
私たちが生まれてきたことや、お腹に生命が宿るということが、たくさんの奇跡の連続なんだということをたくさんの人に知ってもらいたい。
正しい知識を持ってもらいたい。
ブログ筆者の夫婦はTESEを終えて無事旦那様の精子が採取されたようです。
改めて、今日のTESEで旦那の精子が回収されたことを報告させていただきます笑い泣き励まし&お祝いのコメントを下さった方、いいねを押して下さった方、ありがとうございました!
ただひたすら「よかったねー」「本当によかったねー」を二人で繰り返していました(笑)
参照:青天の霹靂
無精子症(むせいししょう)ブログ⑥:明るい未来を夢見て…
結婚4年目、2013年より不妊治療をされている方のブログです。ブログ筆者の旦那さんが無精子症(むせいししょう)と診断されており、現在はAIDに踏み切っています。
AIDの問題。一つは、確率。2~3%という低い確率である事。もう一つは、告知の問題。どちらも、いろいろ調べて分かっていた事なので、想定内でした。
院長としては、基本的にはAIDには反対?というニュアンスでした。
AIDを決断する心の動きも読むことができ、男性不妊・無精子症は治るのかと悩んでいたり、不妊治療に対して不安を持っている方は参考になることが多いかもしれません。
それでもAIDに進みたいのか?そこまでして子供が欲しいのか?育てたいだけなら養子の方がいい。と…。私はやっぱり自分がもし妊娠、出産できる体ならしてみたい、産みたい!と言いました。
細胞ですら15%って言われてたのに3%か…私…大丈夫かな?一度も陽性見た事ないのに…でも、細胞も本当に使える細胞だったのか謎だし、AIDで妊娠されている方もいるから希望を持ってもいいかな…?顕微受精からAIDになって医療費はだいぶ安くなりましたけど終わりが全然見えないので本当不安しかないです。
AIDになってから先生と話す機会が全くなくて…
(誘発方法も内診室で看護師さんにサラッと言われるだけ)
本当は誘発剤の事とか相談したかったんですが…無理だろうな~と思って、受付する時に書く紙に質問として書きました。
男性不妊・無精子症で悩むポイントのひとつとして、両親への報告があります。ブログ筆者の夫婦の当時の様子も書かれています。ブログ筆者の両親は優しい方で、無精子症が治るようにと、ステップアップをすぐに認めてくれたそうです。
結論から言うと、二人で決めた事なら…と分かってはもらえました。
一昨年、TESEをする前にどういう経緯でこういう手術をする、という事を電話で説明はしていましたが(主人が)それから何も治療の事は話していませんでした。
主人の両親はいつも気遣ってくれる、本当にいい両親です。
今まで、両親に対して嫌な気持ちになった事は一度もありません!
結婚して5年目の私達に、子供は?なんて言葉をかけてきた事も一度もありません。
参照:明るい未来を夢見て…
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