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早期の凍結保存が妊娠率向上のカギ|卵子の凍結保存とは

働く女性が増えたことで晩婚化・晩産化が進み、卵子の凍結保存が注目を集めています。以前は不妊治療を受けている既婚女性や、子宮がんの治療などで健康な卵子を維持できない女性にのみ卵子の凍結保存が認められていました。しかし、最近になって健康な未婚女性にも凍結保存を認めるガイドラインが発表され、今後は利用する人が増加していくと見られています。今回は、そんな卵子の凍結保存についてご紹介します。

卵子の凍結保存①|そもそも卵子の凍結保存とは?

卵子の凍結保存とは、女性の体内から採取した卵子を凍結させて長期間保存しておくことです。通例では、体外受精や顕微授精の際に受精・発育した受精卵を凍らせて保存することを指すようです。不妊治療による体外受精では、排卵誘発剤を使って卵巣を刺激し、複数の卵胞を成熟させ、成熟した卵を採取します。しかし、母子にとってリスクの高い多胎妊娠(2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠すること)を避けるため、受精卵は原則1個か2個しか移植できません。そこで、移植しなかった受精卵は破棄せずに凍結保存することが多いようです。

卵子の凍結保存②|凍結保存した卵子を使用したときの妊娠率は?

卵子は超低温の液体窒素に浸して凍結保存されるので、何十年も全く状態を変化させないままで保存することができると言われています。しかし、凍結保存したときの卵子の状態が異なると、使用した際の妊娠率も異なるようです。一般に、凍結保存時に未受精卵より受精卵の方が、年齢がより若いときに採取した卵子の方が、使用した際の妊娠率が高いと言われています。20代で採取した受精卵を使用した場合では20%ですが、40代での採取では5%未満の確率だそうです。20代で採取した卵子を使用する場合でも、未受精卵であれば妊娠率は5~10%になるようです。これは、加齢に伴ってに卵子の質が下がってしまうこと、卵子が全て受精卵になれる質とは限らないことが原因だと言われています。

卵子の凍結保存③|凍結保存にかかる費用はどれくらい?

不妊治療のほとんどは保険診療の適用外なので、卵子の凍結保存は実施する施設によって費用が異なります。目安としては、凍結保存自体に30万円から100万円ほど、凍結保存している間の維持費が年間で10万円から50万円ほどの範囲で定められているようです。費用が高額なため卵子を凍結保存するのは簡単な選択ではありませんが、まれに医療保険が使えるケースもあるそうなので、担当の医師に相談しながら検討するのが良いかもしれません。

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