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不妊治療はどの病院・クリニックがいい?|各医療機関の特色

2016/01/29

2016/01/29

不妊症かな…と疑い始めたら病院やクリニックに通い、検査や治療を始める人も多いでしょう。しかし、不妊治療に対応している医療機関には様々な種類があり、どこが自分に適しているのかわからない方も多いのではないでしょうか。今回は、不妊治療に対応している病院・クリニックにどのような特色があるのかをご紹介します。

病院・クリニックの特色①|不妊治療対応の医療機関の分類

不妊症について相談や検診を受けることができる医療機関を大きく分類すると、



①病院、クリニック



②婦人科、不妊治療専門



の2つに分けられるようです。



以下でその違いと特徴を詳しく見ていきましょう。

病院・クリニックの特色②|病院、クリニック

病院とクリニックはどのように区別されているのでしょうか。実は医療法で定められており、規模(病床数)によって呼び分けられているそうです。入院病床数が多い大規模な医療機関が病院、小規模の医療機関がクリニックと呼ばれるといいます。



病院は大規模なため高度な設備が整っており、利便性などを含め通院しやすい傾向にあります。特に最新の不妊治療などを早い段階で導入している場合も多いようです。しかし、規模が大きいため医師の数が多く、担当医制をとっているところでなければ、診察のたびに医師が変わることになるといいます。担当医制の場合には、基本的には同じ医師に診療を担当してもらえるそうです。一方、クリニックでは規模の面で病院には劣りますが、同じ先生が担当し続けてくれることが多いと言われています。不妊治療はデリケートなことも伝える必要があるので、信頼できる先生がずっと担当してくれるのは精神的な安定を含め大きなメリットでしょう。設備や便利さを重視するなら病院、コミュニケーションを重視するならクリニックと言えるかもしれません。

病院・クリニックの特色③|婦人科か不妊治療専門か

医療機関は規模だけでなく、治療を行っている範囲でも分けられるようです。婦人科では女性特有の症状を総合的に診療を受けることができ、一方、不妊治療専門ではその名の通り不妊治療を希望している方のみが診療を受けることになるといいます。



婦人科は、設置されている病院・クリニックの数が多く、通院しやすいことが多いそうです。治療の内容も、専門でないからといって不妊専門の病院・クリニックと変わるわけではないと言われています。一方で、不妊専門の病院・クリニックは、数は少ないものの、婦人科に比べて検査後すぐに治療に移れるところが多いようです。また、婦人科には妊婦さんや子どもも訪れるため、不妊治療中の方にとってはその姿を見てつらい思いをされる方もいるかもしれません。しかし、不妊治療専門病院・クリニックではそのようなことがないように配慮されているそうです。

病院・クリニックの特色④|通いやすさも要チェック

不妊治療を受けるにあたっては、病院・クリニックの通いやすさも大事なポイントになります。治療内容によっては、週に数回の通院が必要になる場合もあるようですので、病院を選ぶ際には利便性なども考慮しておくと良いかもしれません。



仕事との両立などを考えている場合には、特に通いやすさという面はしっかりとチェックした方が良いでしょう。最近では、駅前などの立地をポイントとした不妊治療クリニックなども増えてきているそうです。仕事から定時で退勤したり、少し早上がりをすれば十分に診察を受けられるというパターンもあるといいます。また、通院日や回数を仕事の都合を考慮しながら設定してくれるクリニックも増えているようです。クリニックは個々の状況に対し、比較的柔軟性が高いとも言われています。



一方、病院の場合にはどうしても様々な疾患を抱えている患者様が集まってきますので、不妊治療の専門外来についての開設には曜日や時間が決まっている場合などがあるそうです。特に様々な婦人科手術をおこなっている病院では、患者数がとても多いと言われています。扱っている患者数が多い病院では、なかなか希望する日程での調整が難しい場合もあるようですので、そのあたりも確認しておくと良いかもしれません。

病院・クリニックの特色⑤|パートナーの入りやすさ

不妊治療で大切なことは、パートナーと一緒に将来を見据えていくということにもあります。治療を受けていく中で、パートナーである男性も病院・クリニックへ通う必要があるかもしれません。また、不妊原因の半数は男性にあるという統計上のデータもあると言われています。クリニックや病院によっては、男性の不妊検査を早めの段階で積極的に薦めている場合もあります。



パートナーがどの程度不妊治療に積極的でいてくれるのか、ということは大きなポイントでもあるかもしれません。



最近では、男性の入りやすさを考慮したクリニックや病院も増えているようです。クリニックだとしても、男性の不妊検査や精液採取については提携の泌尿器科クリニックで行うということもあると言われています。また、大きな病院の中の婦人科、不妊治療専門外来などであれば、男性は泌尿器科で検査を受けたり、病院側が泌尿器科との連携プレーを実践してくれたりというケースもあるようです。