不妊治療も仕事も両立したい|現代女性のための不妊治療とは?
2016/01/22
2016/01/22
いざ不妊治療・妊活をしようとクリニックや病院に行ってみると、高額の医療費がかかることに驚かれる方も少なくありません。高度な生殖医療であるほど医療費も高くなる傾向がありますし、人工授精や体外受精のように保険が適用されない不妊治療もあるといいます。
不妊治療をするためにも、仕事と両立する必要がある方もいるようです。また、経済的には余裕があっても、やりがいや楽しさ、人間関係を求めて、仕事を辞めたくないという方もいるかもしれません。
では不妊治療と仕事は両立できるのでしょうか。今回は不妊治療と仕事を両立していくポイントをまとめています。
不妊治療・妊活と仕事の両立①|タイミング法をするとき
タイミング法とは、排卵日を予測してその時期に夫婦生活をとることをいいます。「自然妊娠を目指すなら、まずはタイミング法」と認識され、タイミング法から不妊治療・妊活を始める方が多いようです。
タイミング法は、基本的にこのような流れで行うとされています。
(1)月経中から月経直後にクリニック・病院を受診し、超音波検査で卵巣の様子や卵胞の育ち具合から排卵に問題がないかを確認する
(2)予測した排卵日の直前に受診して、超音波検査で卵胞の大きさをチェックする
(これによりさらに正確な排卵日を予測する)
(3)医師が予測した排卵日に合わせて夫婦生活をとる
タイミング法に関して、多くのクリニック・病院では特に決まった時間帯に受診する必要がないため、仕事が終わったあとにクリニックや病院に通う方も多いようです。自分の都合に合わせて治療していけるので、仕事と両立しやすい不妊治療・妊活と言えるかもしれません。
不妊治療・妊活と仕事の両立②|人工授精をするとき
人工授精とは、精子を採取し女性の子宮内部へ直接注入する不妊治療法です。
あらかじめ検査で予測した排卵日に人工授精を行うので、自然排卵で人工授精ができそうであれば、検査後から人工授精当日までは特にクリニック・病院に通う必要がないようです。人工授精当日も、そんなに時間のかかる治療ではありませんので、半休などの利用で対応している女性も多いといいます。人工授精後についても、特に制限などがつかないことも受けやすい治療と言われている理由かもしれません。
一方、卵胞発育を促し排卵の確率を高めるために、排卵誘発剤を使用される方もいます。ただし、必ずしもそのために毎日のようにクリニック・病院に通わなければいけないわけではないようです。飲み薬を使う場合は服用開始後、超音波検査日まで来院の必要はないことが多いと言われています。また、注射を使用する場合でも、遠方や仕事の都合などでクリニック・病院に通うのが難しいという方には、自己注射という手段もおすすめされているようです。
不妊治療・妊活と仕事の両立③|体外受精をするとき
体外受精とは、体外に女性の卵子を取り出し、精子と一緒にして受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床を促す不妊治療法です。
タイミング法や人工授精と比べると、体外受精をするときは通院日が増えるようですが、うまく仕事と両立されている方もいらっしゃいます。採卵日のみ仕事を休み、他の通院日は半休を取り、注射もなるべく自己注射をするなどの工夫をして、ほぼ通常の勤務をされている方も多いといいます。
医師と相談して工夫することで、多くの場合、不妊治療・妊活と仕事を両立できることが多いようです。まずは、信頼できる病院・クリニックを見つけ、お医者さんに相談してみるのが良いかもしれません。駅チカをポイントにしている専門クリニックなどでは、仕事のお休みをうまく調整して、帰りがけなどに通っている女性が多いと言われています。なかなか仕事を休めないなどの事情がある方は駅チカのクリニックも選択肢の一つとして考えてみるのも良いでしょう。
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