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「あなたには何が一番必要なのか」患者目線の不妊治療|菊地盤

桜木町駅から歩いて徒歩3分に位置するメディカルパーク横浜。院長は順天堂大学で客員准教授も務めている菊地先生です。実は医師になりたての頃「お前は普通の医師にはなれないよ」と言われたとのこと。その真意と、不妊治療における内視鏡専門医になられたその経緯について、さらに医師としてのお考えについてお伺いしました。

「お前は普通の医師になれないよ」と言われて。

ー まず、菊地先生が不妊治療に進まれた経緯についてお話をお聞かせください。

菊地先生:順天堂卒業後、帝京大学のリハビリテーション科におりました。リハビリテーション科では脳卒中の患者様を診ていたのですが、その時に「全人間的復権( 障害を持った人が身体的・精神的・社会的・職業的・経済的に能力を発揮し人間らしく生きる権利のこと)」の考えを、当時の師匠であった先生に教わり、それがずっと頭の中に残っていて、私のキャリアにどうしても影を落とすんです。

ー キャリアに影を落とす、といいますと?

菊地先生:リハリビテーション科では、切った貼った、ではなく、その患者様にとって何が一番必要なのかを考えます。「患者様の病気がここまでしか治らない、でもここまでならできる。例えば、機械や治具を使うとここまではできます。」と。

「これがないとできない。」と捉えるのではなく「これがあればできる。」と捉えるのがリハビリテーション科なんです。 何かのサポートがあればそれができる、という考え方を叩き込まれてしまったんですね。

その価値観を叩き込まれたことで「お前は普通の医者になれないよ。」って言われて。 それがずっと残っていて、本来だったら妊娠を諦めざるを得ない方が、凍結保存の技術によって、もしかしたら、妊娠の可能性を残せるかもしれない、とか、そういうことに興味を持ったのだろうと思います。

がん生殖に興味が出たのもそれがあったからです。 そういった点から私のアイデンティティが普通の医師と違ってしまっているんだと思うんですね。

ー それが医師としての初めのご経験だったのですね。

菊地先生:普通の医師は点滴を入れたりとか、オペをやりたいとか、手技から入っていくのが、私は、患者様にインタビューをしてあなたは何が一番必要なのか、その人のバックグラウンドは何なのか、ってことを探ることから教え込まれました。

「これは医者のやることかな?」とも思ったのですが、脳卒中になった患者様が、その人の家の構造がどうなっているのか、どうやったら歩けるのか、必要があれば、手すりを付けなければ・・・ということをプランニングする、というのが仕事だったんですね。

しかし今となってはその時の経験が役に立っていると思います。

ー どうして、婦人科でなおかつ内視鏡の専門医になられたのでしょうか。

菊地先生:平成7年12月頃、母校の順天堂大学に戻り、当時、教授でいらした故桑原先生という教授からお誘い頂き、産婦人科へ途中入局したんです。

途中入局だったので同級生はいたのですが、私は1学年下として扱われました。それなりに苦労はしましたが、皆にかわいがって貰いました。

ある意味落ちこぼれ的に入って「早く一人前にならなければ。」という想いもあり、数年後には大学病院を離れて、関連病院の忙しいところばかりを回ったんですよ。そこで技術的なことは一通り身に付けさせて頂きました。

がむしゃらに技術を磨き、腹腔鏡の専門医へ

メディカルパーク横浜の院長菊地盤先生
ある程度の学年になると、何かの専門医として道を進んでいきますが、ちょうど師匠である故武内裕之先生が腔鏡手術を始めたという時に「これは未来がありそうだ。」と思いました。

それで桑原教授に「私は腹腔鏡をやりたいんです。」とお願いして、故武内先生に弟子入りをすることになったんです。 その後、腹腔鏡がブームのようになってきて、そこから順天堂大学で行う腹腔鏡手術の件数が増えていきました。

その波が来た時に、私も一緒にやらせて頂き、結果的に症例数も沢山経験しました。 また、同時に武内先生が不妊治療の担当だったということもあり、腹腔鏡のグループに入るということは体外受精も行う、ということになっていました。

そのため、当時は体外受精を行いながら、腹腔鏡手術も行って、といった日々でしたね。当時は培養士もいませんでしたから、検卵、顕微授精なども医師が全て行っておりました。

不妊治療領域で腹腔鏡手術の技術を活かしていきたい

順天堂大学では腹腔鏡手術も6,500件位経験させて頂き、学会でも発表をさせて頂いたり、海外でも講演に行くことができました。

その後、師匠である桑原先生、武内先生が亡くなり、腹腔鏡の発展により、癌治療に適応されるようなブームが起こり、大学病院での腹腔鏡はだんだんと癌治療にシフトしていくようになってしまったのですが、私自身は不妊治療をやりたかったんですよね。

例えば、不妊に関連する筋腫を取り除いて患者様を妊娠させる、とか、子宮内膜症の方の採卵を行った後、嚢腫を取り除くとか。 そういった事をやりたかったんですよね。

それで、どうしようかと思っていた時に、腹腔鏡と不妊治療に取り組める、このクリニックの院長のお話を頂き、就任することになりました。 私は、お世話になった先生方が亡くなり、師匠を失いました。

それで、自分のやりたいことをやらなければ後悔するな、と思ったんですよね。 そこで、今まで私が培った技術で今できることは何だろうと考えた際に、腹腔鏡と不妊治療で、患者様に提供できるとしたら・・・ここ(メディカルパーク横浜)だ、という選択でした。

技術を磨き後世に伝えることも、医師としての責務

ー そういったご経験を経て医師として今まで技術を磨かれてきたわけですね。

菊地先生:医師として技術を磨いていく際には、何かと何かを組み合わせるとか、もしくは自分独自の何か技術を追求する努力をしなければ、後世にさらに良いものを伝えるということは 難しいと思っています。

私たち医師は、教科書などではそれまでの偉人たちがデータを残してくれているため、今までの先人方と同じような事はできなければいけないのですが、後輩のためにはその先生方よりさらに上のこと上の事が出来るようにならなければいけない。

その上で、後世に伝えなければいけないので、そういった事も、医師ひとりひとりに課せられている気がします。 医療というのは、科学として伝えていくものなので。

学んだ事をどうブラッシュアップし、新しい治療をみつけて、それを後世に伝えるか、が大切です。それは医師ひとりひとりの実は責務なので。 私も上から教わったことをそのまま伝えるのではなく、何かしらブラッシュアップする。 そのためにいろんな事をかけ合わせて今取り組んでいる感じですね。

それが最低限のルーティーンだと思いますね。だから、論文書いたり学会で発表したり、論文を読んだり、勉強しなければいけないですね。

リハビリテーション科を経て、「その患者にとって必要なことはなにか」という考えを、医師としてのアイデンティティとして持たれた菊地先生。患者目線の医療が求められる中、菊地先生はどのような方法で不妊治療をされているのでしょうか。次のコラムでは子宮筋腫や子宮内膜症と不妊治療について、詳しくお話を伺っています。

  次回コラム子宮筋腫、子宮内膜症に手術は必要?的確な判断で妊娠に導く|菊地盤

 

菊地盤先生のご紹介

メディカルパーク横浜の院長菊地盤先生
院長 菊地盤

経歴

順天堂大学医学部卒業 順天堂大学産婦人科先任准教授(助教授) 順天堂大学医学部附属浦安病院リプロダクションセンター長を経て メディカルパーク横浜院長、順天堂大学医学部産婦人科客員准教授

 

所属学会

日本産科婦人科学会、日本産科婦人科内視鏡学会、日本生殖医学会、 日本癌治療学会、日本内視鏡外科学会、日本がん生殖医療学会、 日本生殖カウンセリング学会、米国婦人科内視鏡学会

専門医、認定医など

産婦人科専門医、生殖医学会生殖専門医、婦人科内視鏡学会技術認定医、日本産科婦人科内視鏡学会幹事、武内賞選考委員会委員、技術認定医制度委員会委員、教育委員会委員、ガイドライン委員会委員(2019 年度版ガイドライン策定)、日本内視鏡外科学会用語集改定委員、癌治療学会小児思春期,若年がん患者の妊孕性温存に関するガイドライン作成 WG 委員(2017 年度版ガイドライン策定)、がん生殖医療学会理事、不妊カウンセリング学会理事、ベストドクターズ 2018-19

メディカルパーク横浜のご紹介

住所神奈川県 横浜市 中区桜木町 1 丁目 1 番 8 号 日石横浜ビル 4 階

電話番号045-232-4741

公式サイトhttps://medicalpark-yokohama.com/

詳細ページこちら

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