大阪府の不妊治療助成金について|年齢制限、所得制限は?
2016/03/04
2019/12/06
目次
大阪府の不妊治療助成金①:助成金の額について
大阪府が設ける不妊治療助成金制度では、不妊治療のステージによって支給される助成金の額が異なります。
- ステージA:新鮮胚移植を実施…30万円(2回目以降は15万円)
- ステージB:採卵から凍結胚移植に至る一連の治療を実施(採卵・受精後、胚を凍結し、母体の状態を整えるために1から3周期の間隔をあけた後に胚移植を行うとの治療方針に基づく一連の治療を行った場合)…30万円(2回目以降は15万円)
- ステージC:以前に凍結した胚による胚移植を実施…7.5万円(2回目以降も同額)
- ステージD:体調不良等により移植のめどが立たず治療終了…30万円(2回目以降は15万円)
- ステージE:受精できず、または、胚の分割停止、変性、多精子授精などの異常授精等による中止…30万円(2回目以降は15万円)
- ステージF:採卵したが卵が得られない、又は状態のよい卵が得られないため中止…7.5万円(2回目以降も同額)
大阪府の不妊治療助成金②:対象者や所得制限について
大阪府の不妊治療助成金の対象者および所得制限は以下の通りです。
- 特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師に診断された法律上の夫婦
- 大阪府内(大阪市、堺市、豊中市、高槻市、枚方市及び東大阪市を除く)に住所を有すること
- 知事が指定する医療機関で治療を受けて終了していること
- 夫及び妻の所得の合計額が730万円未満(所得の計算は児童手当法施行令を準用)
- 申請日の属する年度において、規定回数以上、他府県等で実施する本事業の助成を受けていないこと。
大阪府の不妊治療助成金③:大阪府の助成金改正について
大阪府の不妊治療助成金は平成28年1月20日より、内容が改正されたので、確認しておく必要があります。
大阪府の不妊治療助成金制度の改正内容
- 初回助成額の拡充:初回の治療に限り、30万円まで助成(ただし、治療ステージC及びFの治療を除く)
- 男性不妊治療の助成を拡大:特定不妊治療のうち精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術を行った場合に、15万円まで助成(ただし、治療ステージCの治療を除く)
改正後の申請方法について
不妊治療助成金申請書、受診等証明書の様式が変わっているそうなので、注意しましょう。詳しくは大阪府HPの『不妊に悩む方への特定治療支援事業について』をご覧ください。
大阪府の不妊治療助成金④:年齢制限について
大阪府の助成金改正に伴う変更点
平成28年の不妊治療助成金の改正に伴い、大阪府の不妊治療助成金は年齢制限、回数制限の変更もあるそうです。
- 年齢制限が適用され、妻の年齢が43歳以降に開始した治療に関しては助成対象外となります。
- 新規に助成を受ける際の治療開始日の妻の年齢により通算助成回数が決定されます。
平成28年度以降に新規に助成を受ける方
- 新規に助成を受ける際の治療開始日の妻の年齢が40歳未満の方→年間制限なしの通算6回まで(ただし、妻の年齢が43歳以降に開始した治療については助成対象外)
- 新規に助成を受ける際の治療開始日の妻の年齢が40歳以上の方→年間制限なしの通算3回まで(ただし、妻の年齢が43歳以降に開始した治療については助成対象外)
平成27年度以前から助成を受けている方
平成28年度以降新規に助成を受ける方と同じ通算助成回数から、すでに過去に助成を受けている回数を差し引いた回数が28年度以降も助成されます。(通算の回数はリセットされず、過去に受けた助成も含め、通算助成回数までとなります。また、年間制限はありません。ただし、妻の年齢が43歳以降に開始した治療については助成対象となりません。)
参照:大阪府HP
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