高齢不妊への対処法、治療法って?
2015/11/16
2015/11/16
近年、晩婚化などの影響で高齢不妊が増えているそうです。高齢不妊の原因のひとつは卵子の老化だと言われています。卵子が老化し始めると、健康な精子と出会ったとしても受精しないので、妊娠の確率が低くなってしまうようです。そんな高齢不妊に対して、どのような処置がされるのでしょうか?今回はそんな高齢不妊の治療法についてご紹介していきます。
高齢不妊への対処法、治療法①|高齢不妊の検査とは
高齢不妊の場合も通常の不妊治療と同じように、基礎体温表を元にして治療計画を立てるそうです。ホルモンが正常に分泌されているか、いつ排卵するかなどを生理周期から予測して、検査日を確定していきます。また血液検査や卵管造影・内診などと合わせて、男性側の検査(精子の数や運動状況、精液検査)をし、高齢不妊の治療が開始されることが多いようです。
高齢不妊への対処法、治療法②|高齢不妊の治療法とは
一般的に不妊治療では、まずタイミング法を試すことが多いようです。タイミング法とは、医師がホルモンの状態や超音波での検査を元にして、排卵日の予測をし、性交するタイミングを測るものです。通常はこのタイミング法をしばらく行うのですが、高齢不妊の場合はタイミング法を省略(もしくは数回のみ)して人工授精や体外受精・顕微授精など次のステップへ進むこともあると言われています。
高齢不妊への対処法、治療法③|高齢不妊のポイントとは
基本的に1回生理が来ると、妊娠しやすい時期が後にずれてしまいます。なので高齢不妊の時は、より早く妊娠するために、テンポ良く治療を進めていくことが多いようです。
高齢不妊の治療法として、人工授精ではなく体外受精から行う方法もあるそうです。なぜなら、高齢不妊の際は卵管の異常が懸念されるようですが、体外受精の場合は卵管異常にかかわらず、精子・卵子に問題がなければ始めることが出来るとされているからです。そのため、妊娠に至る確率が高いと言われています。(ハーバード大学関連病院のボストンIVF・ブリガムアンドウィメンズホスピタルの研究結果より)。ただ、人工授精1回あたりの費用が1~3万円に対し、体外受精は1回の金額が30~50万円するので、夫婦での話し合いが必要かもしれません。
また、卵巣機能が悪くなっている原因は、必ずしも加齢だけというわけではないようです。 例えば、インスリン抵抗性や肥満、低体重、子宮内膜症など、治療可能なことが原因となっている可能性もあります。 治療可能な原因の場合、それらを取り除いたり軽減したりすることで、 卵子の質を改善して妊娠率を高めたり、卵巣の老化を遅らせたりすることは可能であるようです。
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