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低用量ピルが使われることも?|子宮内膜症の治療法とその副作用

      2016/08/11

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子宮内膜症だからといって必ずしも不妊症になるわけではありませんが、子宮内膜症と不妊症にはなんらかの因果関係があると言われています。子宮内膜症の治療法には、主に薬物療法と手術療法の二つがあります。薬物療法と手術療法の概要については「女性の約10%が子宮内膜症?|主な治療法とは」でご紹介しているのですが、今回はこの薬物療法をより詳しく解説していきたいと思います。

子宮内膜症の薬物療法|偽閉経療法とは

子宮内膜症の治療法の一つに偽閉経療法があります。偽閉経療法とは薬で女性ホルモンの働きを抑えて閉経の状態を作る方法です。月経を止めることで月経痛や、過多月経など子宮内膜症の症状を抑えることができると言われています。女性ホルモンが少ない状態が続くことで、子宮内膜症の病巣は萎縮します。ただ故意的に閉経後の低ホルモン状態にするのでめまい、肩こり、ほてりなどの更年期症状が出たり、骨がもろくなるという副作用が出てしまうこともあるそうです。副作用を考慮して、最長でも6ヶ月間しか使うことができないようです。

子宮内膜症の薬物療法|低用量ピルとは

子宮内膜の増殖や痛みを抑える作用があると言われる低用量ピルも、子宮内膜症の治療で使われることがあります。偽閉経療法のように女性ホルモンの低下に伴う副作用は少ないため、長い期間使用できるようです。飲み続けていると月経量が減り月経痛も軽くなり、進む子宮内膜症の進行を予防する働きがあると言います。副作用としてはつわりに似た吐き気や不正出血などの症状が起こることがありますが、少し飲み続けると治まることが多いようです。

子宮内膜症の薬物療法|黄体ホルモン療法とは

黄体ホルモン療法も子宮内膜症の治療に効果があるとされています。黄体ホルモンは女性ホルモンの一つである卵胞ホルモンの分泌を抑えることで、排卵を停止させます。さらに、子宮内膜症の病巣増殖を抑制し、縮小させる効果があるそうです。黄体ホルモンは偽閉経療法と同じく、卵巣から出る女性ホルモンを抑える効果があると言われています。一方、偽閉経療法とは違い、女性ホルモンを完全に抑えきってしまうわけではないため、副作用としての更年期症状や骨がもろくなるということがほとんどないようです。そのため低用量ピルの服用で貧血や片頭痛などの症状が出てしまい、黄体ホルモン療法に変更する方もいると言います。ただ、飲み初めから数ヶ月は少量の出血が続くという方もいるようなので、医師との相談の上、適切な治療を進めていくのが良いかもしれません。