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体外受精後の妊娠判定|方法や時期、スケジュールは?陰性の基準は?

   

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体外受精の後は、所定の時期になると病院による妊娠判定が行われます。期待と不安が入り混じる「妊娠判定」はどんなスケジュールで進められ、何を元に妊娠判定を行うのか、ご存知ない方も多いかもしれません。
今回は、体外受精を行った後の妊娠判定について、スケジュールや時期、判定方法などをまとめています。

体外受精の妊娠判定①|方法は?いつ頃するの?

体外受精を行った後、妊娠したかどうかを判定する「妊娠判定」は、早期診断の場合で排卵(採卵)から16日目以降に血液中のhCGを測って測定するようです(8分割移植の場合は移植から13日目以降で、胚盤胞移植の場合は移植から11日目以降)。排卵から16日目前後に測定したhCGの値が、100を超えると「妊娠」と判定されます。

また、体外受精を受けてから約21日後に尿中のhCGの測定で妊娠判定を行う場合もあるそうです。

hCGとは?

妊娠判定に用いられる「hCG」は、妊娠する事で活発に分泌される女性ホルモンで、赤ちゃんが出してくれる「お腹にいるよ」というサインのようです。

hCGはLH(黄体化ホルモン)と構造が似ており、体外受精で移植した胚の着床が成功すると、体内の絨毛(じゅうもう)という組織から普段は女性の体内にないhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌され、黄体を刺激すると言われています。通常、14日程度で消滅する黄体を長持ちさせることで、子宮内膜が剥がれおちて月経が起きるのを防ぎ、流産を回避してくれるようです。

このhCGが分泌され、一定数値が測定されれば妊娠判定に繋がるため、妊娠の事実を知るために重要な物質と言えるでしょう。

体外受精の妊娠判定②|判定までのスケジュールは?

体外受精を行った後は、妊娠判定までに3週間程の時間を要し、下記の流れでその後の生活や妊娠判定は進められるようです。

1.受精卵を子宮に戻す「胚移植」を行う
2.約7日間、普段通りに生活する
3.着床
4.約14日間、普段通りに生活する
5.血液検査や尿検査により妊娠判定を行う

受精卵を子宮に戻す「胚移植」の後は、着床までに3~5日ほど時間がかかるため、1週間程は普段通りの生活をします。この間に、胚移植された受精卵は時間をかけてゆっくりと胚分割を繰り返し、胚盤胞という着床に適した形まで変化していくそうです。胚盤胞の着床は自然に行われるので、体外受精後の体調を見ながら着床率をさらに上げるために、薬の投与が検討されることもあるようです。

ちなみに、「胚盤胞移植」を用いて体外受精をする場合には、胚盤胞まで体外で卵を育ててから移植するため、この場合には体外受精から1日位で着床すると言われています。

体外受精の妊娠判定③|陰性判定の基準は?

体外受精を行った場合、黄体の刺激をするために高温期にhCG注射を行う場合があるようです。また、注射を行った後はある一定の期間は体内に注射成分の「hCG」が残るため、妊娠していないのに妊娠検査薬に陽性反応をしてしまうこともあるそうです。注射したhCGの量に応じて効果が切れる日数が異なるので、誤って妊娠したと判断しないためにも下記の数値を目安にするとよいでしょう。

* hCG3000:約5日
* hCG5000:約7~10日
* hCG10000:約10~14日

たとえば、hCG5000単位を打っている場合、約一週間は妊娠検査薬を使用しても間違った反応が出る可能性が高いため、妊娠検査薬を自分でする際には10日以上あけてから行うようにした方がいいかもしれません。

通常は、生理予定日以降に妊娠検査薬でチェックをし、日ごとに陽性反応のラインが濃くなっていくようであれば、妊娠の可能性は高くなるようです。また、尿中のhCGと血中のhCGでは、同時に検査を行ったとしても、血液中の値の方が倍近く高い数値になると言われています。これは、尿自体が前日に体内を血流として循環した後の排せつ物であるため、単純に考えて1日前のhCG値ということになるからだそうです。
また、hCGの値は、1.5日で約2倍にまで増加するようです。たとえば、妊娠4週0日(生理予定日)の血中hCGならば、平均的な値は100単位/mL程度と言われています。薬局などで購入出来る市販の妊娠検査薬は、hCG25単位/mL~50単位/mLで反応するよう作られているので、高温期にhCGの注射をされていなければ、月経予定日から判定できる妊娠検査薬を用いて妊娠判定が可能だと言えるでしょう。

hCG注射を体外受精後に受けている場合は、注射されたhCGの単位に応じた日数を開けて妊娠検査薬を使い、そこで判定が陰性ならば妊娠「陰性」の可能性が高くなるそうです。また、hCG注射を受けていないのであれば、生理予定日から検査可能な妊娠検査薬で陰性であれば「陰性」、生理予定日1週間後から検査可能な検査薬であれば、予定日1週間後の検査で「陰性」であれば陰性という目安になると言われています。
現在、市販の妊娠検査薬は、生理予定日当日から検査可能なタイプと、生理予定日一週間後以降から検査が可能なタイプが出ていますので、自分の状況に合わせて使い分けてみるとよいかもしれません。ただ、やはり最終的には担当医師に妊娠判定をしてもらうのが確実性が高いと言えるでしょう。