東京女子医大 母子総合医療センター
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
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特徴 |
駅近 土曜日診療 駐車場 女性が担当 |
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TEL |
ここがポイント
院内で検査から治療まで一貫として受診可能
東京女子医科大学病院は、大学病院では、日本で初めての母子総合医療センターとして開設されました。
不妊治療はタイミング療法や人工授精などの一般不妊治療から、体外受精、顕微授精の高度生殖医療まで治療を受けることが可能です。
院内で腹腔鏡手術や子宮鏡検査が受けられますので、不妊検査で不妊症の原因が分かった場合にすぐに対応が可能です。
東京女子医大 母子総合医療センターの紹介
東京女子医科大学病院は、大学病院では、日本で初めての母子総合医療センターとして歩みはじめて今年で30年目。
妊娠・出産・育児まで、現在も都内有数の総合周産期母子医療センターとして、合併症の有無 にかかわらず24時間体制できめ細やかな対応を行っています。
東京女子医科大学の教育・研究・診療の基盤となる理念は、「至誠と愛」となっており、「きわめて誠実であること」「慈しむ心(愛)」は教育・研究・診療の総ての場において根底においた治療を心がけています。附属病院もこの理念を基に運営され、その伝統は先人から脈々と引き継がれ現在に至っています。
当院では、最新の内科治療のほか、手術件数は年間10,000件を超え、低侵襲手術やロボットを用いた手術件数も国内で有数の高度な医療を提供しています。
不妊の原因
排卵因子
通常、月経の2週間前に排卵が起こりますが月経不順などで月経が不規則な方には排卵がそもそも怒らない症状の方がおられます。
排卵しないと妊娠することはできないため、排卵誘発などの服薬・注射治療などで排卵を起こしていきます。
卵管因子
卵管とは受精するために精子が通過し、卵子と精子が受精するための2組の器官です。
卵管は炎症や詰まり、クラミジアなどが原因の癒着などで閉塞する可能性があります。卵管が閉塞すると自然妊娠ができなくなり、一般不妊治療でも対応ができません。
卵管の検査では子宮卵管造影検査で調べていきます。
頸管因子
女性の子宮頚管粘液は、排卵近くになると男性の精子を通過させるために状態を変質させます。
この時、粘液がすくなかったり女性の体内に抗精子抗体ができている場合には精子が通過することができなかったり減少してしまい妊娠しづらくなります。
ヒューナー検査で女性の子宮頚管粘液と精子の状態を調べていきます。
子宮因子
受精卵が着床する子宮にポリープなどの疾患ができている状態です。
超音波検査で調べて、異常が見つかった場合には子宮鏡検査で詳しく調べていき不妊症の原因になりそうであれば腹腔鏡手術で取り除いていきます。
造精機能障害
精液の中に精子が少なかったり、精子の運動性が悪い、尖頭が奇形、DNAの損傷などの状態を指します。精液検査で調べていきます。」
精路通過障害
精巣で造られた精子が、精管の閉塞などにより外部に射精できない、もしくは逆流してしまう症状です。
不妊検査
基礎体温検査
毎朝起きてすぐに婦人用体温計で舌の体温を調べ、基礎体温表に記載することで女性特有の高温期と低温期の2相の変化を調べる検査です。
女性特有の体温である高温期と低温期はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの分泌により変化します。
この女性ホルモンは月経周期の特定の時期に合わせて分泌されるため、高温期と低温期の体温変化を調べることで排卵日を特定する指標とすることが可能です。
経腟超音波検査
経腟超音波検査とは、超音波が物質に当たると反射する性質を利用し、体内で超音波を発生させることで潜水艦のソナーのように体内を観察する検査です。
子宮や卵巣の状態や形状を観察し、子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患が確認できれば、子宮鏡検査で詳しく調べていき不妊症の原因になりそうであれば治療をしていきます。
クラミジア検査
クラミジア検査とは性感染症の一つで感染したことに対して自覚症状が乏しいことから感染が知らないうちに広がり、今、日本で最も広がっている感染症です。
感染が気づかないまま進行してしまい、卵管が閉塞することで自然妊娠ができなくなりことがあります。
クラミジアの中のクラミジア・トラコマティスと呼ばれる感染菌の抗原・抗体を検査することで排卵日を特定することが可能です。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、卵管が詰まりや炎症、癒着などで閉塞してしまうことで自然妊娠ができない状態になっていないかを調べる検査です。
卵管は超音波検査でも調べることができない小さな器官で、造影剤というX線で光る液体を実際に卵管に流し込み、通過している時にレントゲンや触診で観察していきます。
造影剤が通過する際に軽度の閉塞であれば解消することがあります。また、造影剤が通過する影響で卵管が一時的に広がり妊娠がしやすくなります。
ヒューナー検査
ヒューナー検査とは、女性の子宮頚管粘液を男性の精子が排卵日周辺に通過し子宮までたどり着けるかを調べる検査です。
性交後試験ともいわれ、排卵日周辺に性行為を行い、数時間以内に子宮頚管粘液を採取し400倍の顕微鏡で観察し、視野の中にどれくらいの運動性精子がいるかを観察します。
男性の精子は新しく作られる関係から検査結果がぶれやすく、何度か検査を行い悪い結果が続けば女性の体内に抗精子抗体ができていないかを調べていきます。
子宮鏡検査
子宮鏡検査とは超音波検査や子宮卵管造影検査で異常があった場合に行うスクリーニング検査の一種で、子宮内宮をマイクロスコープで細かく見ていく検査です。
3〜5mm程度の大きさの細い専用内視鏡を使用し、子宮内を直接調べていきます。この時、視野を確保するために子宮を生理食塩水を使用して観察していきます。
とても小さいカメラのため、体内に入れるときも痛みがほとんどありません。検査結果は当日すぐにわかります。
不妊治療
タイミング療法
タイミング療法とは排卵日を特定する検査を行い、特定した排卵日周辺に合わせて性行為を行う不妊治療です。
自然妊娠とほとんど変わらない不妊治療で、卵管因子や子宮因子などの不妊症の原因に対しては対応が難しいです。
自然周期での排卵と排卵誘発剤を使用することがあり、排卵誘発剤を使用することで月経不順や排卵障害などの問題を解決していきます。
妊娠するためには複数回行う事が前提となっている治療で、半年以上になると妊娠率が下がるため人工授精に切り替えていきます。
人工授精
人工授精とは排卵日を特定し、その周辺に合わせて事前にマスターベーションで採取し濃厚洗浄処置をした精子を子宮の奥に注入する不妊治療です。
カテーテルと呼ばれる柔らかい管を用いて精子を移動させることで子宮までの精子の離脱を抑えていきます。
男性不妊の精子の数が少なかったり、運動性が悪い、EDなどの性行不良に対して有効な不妊治療です。
タイミング療法と同じく妊娠するためには複数回行う事が前提となっている治療で、半年以上になると妊娠率が下がるため体外授精に切り替えていきます。
腹腔鏡手術
骨盤内の環境や着床に対しての問題を改善するための治療で、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、卵管留水症、卵管周囲癒着、子宮内ポリープなどを治療していきます。
お腹に数か所、穴をあけることまず炭酸ガスで膨らませていきます。お腹を膨らませることで視野を確保し、鉗子などの手術道具を入れていきます。
モニターでおなかの中を観察しながら、腹腔内の臓器を切除していきます。開腹手術よりも負担が少なく術後のすぐに回復が可能なことが特徴です。
体外受精
体外受精とは、通常は女性の体内で行う受精の過程を体外で行う事で卵管因子や子宮因子などの不妊症の原因を解決できる活気的な不妊治療です。
排卵誘発剤を使用することで複数の卵子を発育させ、良質な卵子を選別していきます。選別した卵子が入っている卵巣に穴をあけ卵子を吸引し取り出します。
取り出した卵子を培養液が入っているシャーレと呼ばれる容器に移し、上から数十万個の精子を振りかけ受精させます。この時、あくまで受精は精子と卵子で行います。
受精した受精卵は肺になるまでタイムラプスで培養し、胚になった後に女性の体内に肺移植を行います。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡を使用しガラスの鍼に精子を入れ、卵子に精子を直接注入する不妊治療です。
従来の不妊治療と違い、受精を人工的に行う事で高い妊娠率を出しており、世界で最も行われている不妊治療と言われています。
顕微授精は高い妊娠率と共に理論上では精子が1つと卵子が1つで妊娠が可能なため今まで対応が難しかった男性不妊の無精子症の方でも精巣に1つでも精子があれば妊娠が可能です。
口コミ
【医師の説明】
とても細やかな説明があり、質問についても丁寧な回答があったという声が多く上がっています。持病との兼ね合いなど不安な面がある場合でも、分かりやすい説明があり安心感を持てたとのことです。
・とても分かりやすい説明で安心できました。(30代女性)
・持病があることと高齢なのもありたぶんほかのクリニックで治療は受け入れてもらえないと思い、持病で通院している婦人科であるこの病院を選んだ。最初に担当していただいた先生はしっかり説明もしてくれたし、こちらの質問にも納得いくまで答えてくれた。(40代女性)
【医療技術】
大学病院であることからも、最先端医療による不妊治療を受けることができたという声が上がっています。技術に対する信頼度も高く、安心感や納得感のある方が多いと言えそうです。
・大学病院なので最先端の医療技術を施してもらったと思う。適切かどうかは判断できないが、医療技術は進んだものがそろっていたと思う。(40代女性)
・最先端医療と思う。(50代男性)
【医療設備】
建物は古いようですが、設備は新しく、とても充実しているように見受けられます。大学病院でもあることから、最先端の機器導入までがあると言えそうです。
・大きな病院なので、十分な施設がありました。(30代女性)
・もちろん最先端の医療設備だったと思う。設備も大きかったので素人判断でも最先端の医療設備だったと思う。(40代女性)
【待ち時間】
予約システムの導入があり、大学病院にしては待ち時間が短かったという声が上がっています。長かったという声もありますが、治療内容によるという声もありますし、少しずつ病院側の改善などがあるように見受けられます。
・予約しても一時間は待ちます。(30代男性)
・初回はやや長く待ちましたが、2回目以降の通院に関しましては、毎回の診察等の際の予約システムが導入されており、比較的、待ち時間が短くなるような配慮が為されておりました。(20代女性)
【スタッフの対応】
とても丁寧な対応だった、柔らかい感じだった、明るく話しやすかったという声が上がっています。てきぱきとした行動も好印象とのことで、スタッフ数がとても多いと思われますが、病院全体でのスタッフ教育という面では行き届いていると言えそうです。
・スタッフの対応はてきぱきしていてとても満足できるものだった。受付の対応をとても良かったと思う。(40代女性)
・いつもとても柔らかい対応で助かっています。(30代女性)
診療時間
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平日:9:00~16:30 土日:9:00~12:00
アクセス
東京都
新宿区
河田町8-1
都営大江戸線 若松河田駅 徒歩3分
都営新宿線 曙橋駅 徒歩11分
駅からのアクセス
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駅の改札は一つだけなので、そのまま改札を出ます。
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改札を出て左側、「若松口」に向かって進みます。若松口から地上に出ます。
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すぐ目の前の横断歩道を渡ります。「女子医大通り」の表示が見えるので、そのまま直進します。レンガ色の建物が先に見えます。
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道なりに歩くとすぐに入り口の看板が見えます。