聖路加国際病院
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 駅近 |
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ここがポイント
国際的な病院評価機構であるJCIの認定病院
2012年から国際的な病院評価機構であるJCI(Joint Commission International)の認定を受け、世界でトップクラスの医療を提供できる環境を認められています。
看護の世界的基準であるMagnet Hospitalの認証や、2020年12月に高度な医療を提供する特定機能病院に承認されるなどレベルの高い医療を受信できます。
不妊治療ではタイミング療法などの一般不妊治療や体外受精・顕微授精などの高度生殖医療、腹腔鏡・子宮鏡などの内視鏡手術など幅広い不妊治療を実施しています。
聖路加国際病院の紹介
聖路加国際病院は、20世紀初頭に外国人居留地であった東京築地に設立されました。キリスト教を基に作られたMission Statementを強く意識して日々、診療を行っています。
2012年から国際的な病院評価機構であるJCI(Joint Commission International)の認定を受け、世界でトップクラスの医療を提供できるように取り組んでいます。2019年は看護の世界的基準であるMagnet Hospitalの認証を受け、020年12月に高度な医療を提供する特定機能病院に承認されるなど日々、勤めています。
■女性総合診療部
生殖医療センターは、不妊外来のほか、遺伝子診療部と提携しながら妊娠と薬の相談クリニックも併設しています。生殖医療センターでは、体外受精、顕微授精のほか、がん治療者の卵や精子の凍結保存ができる体制も整え、子供をつくることに関係するさまざまな問題について、心のサポートも行っています。
■不妊カウンセラー
不妊治療はストレスと負担が多い職業です。夫婦での意思疎通や医師による不妊治療の説明による十分な理解などが大切なのですが、実際には医師と十分理解するまで説明の時間をとれなかったり、カップルの悩みに対し声を聴けないことも多いです。
そのため、カップルの気持ちや悩みの視点に立った情報提供やカウンセリングを行う医療者を育成するために不妊カウンセリング学会が設立されました。学会が認定を行い不妊治療の現場でカップルのサポートする存在として不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターという職種がつくらて、現場で実践しています。
聖路加国際病院には不妊カウンセラーや体外受精コーディネーターが在籍しており、専門性の高い医療を提供しています。当院の不妊カウンセラーは全員看護師を兼務していますので診察に立ち会うこともあり、親密な関係や信頼関係が生まえて2人3脚で不妊治療が進めれるようになっています。
不妊検査
基礎体温
基礎体温とは、不妊治療では朝一番最初の布団から出る前の体温を計測する検査です。
女性の体温は女性ホルモンの影響で、高温期と低温期の2相の体温に変化があります。この体温変化に影響する女性ホルモンは月経周期に合わせて分泌されるため、この体温変化の周期を調べることで月経周期のサイクルを調べ排卵日を特定する指標にします。
基礎体温は通常の体温よりも小さな体温を調べるため通常の体温計ではなく、小数点第2位まで調べることができる婦人用体温計を使用します。
超音波検査
超音波検査とは、体内で超音波を発生させソナーの原理で体内の状態を観察する検査です。
超音波は物質に当たると反射する性質を利用し、反射した音波を基に映像を作成し子宮や卵巣の状態を観察します。
子宮内膜や卵胞の厚みを調べることで着床や排卵があとどれくらいの時期に訪れるかを予測し、子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患ができていないかを検査していきます。
子宮筋腫などが見つかっても必ずしも有害とは限らないため位置や大きさを確認します。詳しく調べる必要がある場合は子宮鏡検査などに切り替えていきます。
クラミジア検査
クラミジア検査とは、性感染症の一つであるクラミジアの抗原・抗体検査を行い現在と過去に感染していたことがないかを調べる検査です。
クラミジアに感染していた場合、卵管という受精のための重要な器官にフィルムのような癒着を引き起こす可能性があり、精子が卵管を通過できなくなる卵管因子という不妊症の大きな原因となります。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、卵管という非常に小さく超音波検査でも調べることができない管の通過性を調べる検査です。
卵管は精子が受精するために通過する重要な管で、この管が炎症や癒着などで閉塞してしまうと精子が通過できないため妊娠することができません。そのため、造影剤というレントゲンで光る液体を流すことで調べていきます。
膣から造影剤を流し込み、実際に卵管を通過している時にレントゲンを当てることで卵管の中を造影剤がスムーズに流れているかを調べていきます。
造影剤を通過させるときに子宮に刺激があったり、閉塞や狭くなっている場合に痛みがある可能性があります。この場合、流すスピードや麻酔などで痛みを調整していきます。
造影剤が通過する影響で卵管が一時的に広がるため妊娠率が高まることがあります。
子宮鏡検査
子宮鏡検査とはファイバースコープと呼ばれる内視鏡を体内に入れ、患部を直接観察する術式です。
超音波検査や子宮卵管造影検査を実施した際に異常があった場合に検査することが多いです。不妊症の原因がわからない時も実施することがあります。
子宮筋腫や子宮内ポリープは位置や大きさによっては着床の妨げになるため取り除いていきます。
子宮鏡検査ではまず生理食塩水を注入し、子宮を膨らませます。これによりカメラの視野や作業スペースを確保します。その後に子宮の入り口から子宮に子宮鏡を挿入し、宮内腔の様子をモニターに映し出し検査していきます。
検査とは、感染症予防に抗生物質を服薬し、終了です。実際の検査は短い時間で可能です。
腹腔鏡手術
腹腔鏡手術はお腹に3~5か所ほど小さな穴をあけ、棒状のカメラを挿入して直接見ることができないお腹の中を観察しながら治療を行う手術です。
生理食塩水をまず体の中にいれ、膨らませることでカメラや道具を入れる個所を調べます。開腹手術に比べて傷が小さいため、目立たなく術後の癒着が少ないため負担が少なく入院が少なくて済みメリットがあります。
タイミング療法
タイミング療法とは不妊治療のファーストステップとして行われる不妊治療です。排卵日を特定し、その日に合わせて性行為を行う事で最も妊娠が高くなるタイミンツを狙って妊娠を目指します。
排卵日を特定する以外は特別なことはないことから体の負担が少なく自然に近い不妊治療です。
排卵は自然な排卵と排卵障害や月経不順などに対して行う排卵誘発剤で起こす方法があります。排卵誘発剤は服薬か注射になり妊娠率を上げたい時にも使用することがあります。
排卵日の性行為は通常でも4回に1回の妊娠率と言われており、妊娠する場合は4~6回ほどで妊娠する確率が多いようです。それ以上になると妊娠する率が下がるためステップアップを検討していきます。
人工授精
人工授精とは、排卵日を特定しその日に合わせて精子を事前に採取し、採取した精子を濃厚洗浄処置をした後に子宮に移送する不妊治療です。
洗浄した精子は細いカテーテルと呼ばれる管を用いて子宮の奥まで人工的に移送します。そのため精子が途中で脱落する率を抑えることが可能です。
人工授精では精子の運動率が悪かったり量が多少であれば少なくても補う事が可能です。また、EDなどの性行不良も精子を事前に採取するため対応できます。
タイミング療法と同じく4~6回ほどが目安でそれ以上になると高度生殖医療にステップアップしていきます。
人工という名前ですが、精子の子宮までの移動を助けるだけで受精から後の過程は精子と卵子で行うため自然に近い不妊治療となります。
体外受精
体外受精とは、通常が女性の体内で行う受精の過程を女性の体外で行う不妊治療です。
1978年にイギリスで初めて成功したとこときっかけに1979年にはオーストラリア、1981年にはアメリカ、1982年以降はヨーロッパ諸国、1983年には日本で成功事例が報告され、ついにはノーベル賞を受賞した活気的な治療法です。
最初は後遺症などの否定的な意見が多かったですが、初めて行われた体外受精で生まれた女の子が2006年12月に自然妊娠したことで懸念が覆されました。
体外受精は、排卵誘発剤を用いて複数の卵子を発育させ卵子の選別を行います。その後に卵巣に穴をあけ卵子を吸引し取り出します。取り出した卵子はシャーレという容器に写し取り精子をふりかけ受精させます。あくまで受精の過程は卵子と精子に任せます。
受精した受精卵を胚培養士が培養することで胚にし、胚移植を行っていきます。体外受精は卵管因子などで受精が体内でできない方や妊娠が一般不妊治療ではできなかった方が対象になります。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡で観察しながら精子と卵子を人工的に直接受精させる不妊治療です。
1992年に考案された不妊治療でまだ歴史が浅いですが妊娠率が高い点と理論的に精子と卵子が1つずつあれば受精できる点から世界で一番多く行われている不妊治療と言われています。
ガラスの鍼に精子を入れ、卵子に直接差し込むため不妊治療で今までの不妊治療では受精は卵子と精子に任せていたのを人工的に行います。
顕微授精は妊娠率が高い不妊治療ですが、クリニックの設備や医師や胚培養士の技術など様々な要因で妊娠率が変わります。
院長紹介
院長
石松伸一
経歴 |
1959年8月24日生 宮崎県出身 1985年 川崎医科大学医学部卒業。 1992年 同大学大学院医学研究科修了(博士) 1985年 同大学附属病院救急部研修医 1992年 同大学附属病院救急部副医長 1993年 聖路加国際病院に救急部副医長として入職 2005年 同院救急部部長 2005年 救命救急センター長 2013年 同院副院長に就任 2014年 相談・支援センター長 2015年 集中治療科部長 2021年4月 聖路加国際病院第11代院長に就任 日本救急医学会専門医・指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医 著書に生と死の現場から 聖路加国際病院救命救急医のメッセージ」(海竜社) |
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(聖路加国際病院のHPより)
口コミ
【医師の説明】
とても信頼できるという声が上がっています。担当医制ではないものの、電子カルテでの情報共有があり、しっかりと分かりやすい説明には複数の方が好印象と感じているようです。大きな病院でもあり、多少の善し悪しはあるものの全体的には高評価です。
・通院するたびに医師が変わっていたが、電子カルテで情報を共有されていたようなので、わかりやすく教えてもらえたと思う。(30代男性)
・医師からの説明は納得できるものだった。(40代女性)
【医療技術】
患者側の意向や要望を踏まえた上で、個人の状況に合わせた適切な治療であるという声が上がっています。大病院であることからも、医療技術に対しては一定の安定した評価があると言えそうです。
・治療は受けていないが医療技術は高そうに感じた。(50代男性)
・適切だったと思う。(30代女性)
【医療設備】
病院のHPなどで「最先端」といった機器の紹介がされているそうです。大病院でもあり、医療設備については十分であると感じている方が多くいます。
・大学病院ということもあり、設備は問題ないかと思います。検査も一部は前病院の結果をひきついだこともあり、また、人工授精もこれからという段階なので何とも言えない点が多いのですが、今後の相談をする際に説明を受けた設備は不妊関連のHPで「最新式」と紹介されていたものと似ていました。(30代女性)
・最先端の医療設備だった。(40代女性)
【待ち時間】
予約システム導入があるとのことです。大病院にしては、待ち時間は短めと感じている方もいます。全体的に待ち時間は長いという声が上がってはいますが、曜日や時間帯によるという声もあります。
・予約システムはきちんとあり、待ち時間も大学病院としては短い方かもとは思います。また、院内はおしゃれではないものの清潔感があり、待ち時間を長く感じさせずリラックスできるような配慮があちこちに見受けられ好感が持てます。(30代女性)
・曜日にもよるが、予約システムは導入されていたが待ち時間は長かった。(30代男性)
【スタッフの対応】
看護師さんをはじめ、スタッフ全体に柔らかい印象があったという声が上がっています。感じが良かったなど好印象の声が続いていますので、しっかりとスタッフ教育が行き届いていると言えそうです。
・対応に関しては満足だった。(30代男性)
・スタッフの対応はとてもいい。(40代女性)
診療時間
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午前/10:00~11:30 午後/14:00~16:00(火・水15:00~16:30)(土14:00~14:30)
アクセス
東京都 中央区 明石町9-1
東京メトロ日比谷線 築地駅 徒歩7分 東京メトロ有楽町線 新富町駅 徒歩8分
近所の不妊治療クリニック
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銀座ウィメンズクリニック
23件
東京都中央区銀座6-12-13 大東銀座ビル4F
都営浅草線 東銀座駅 徒歩4分
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両角レディースクリニック
9件
東京都中央区銀座2-5-11 V88ビルディング4F
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 徒歩2分
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銀座すずらん通りレディスクリニック
4件
東京都中央区銀座6-9-7 8F
東京メトロ日比谷線 銀座駅 徒歩3分
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銀座レディースクリニック
15件
東京都中央区銀座4-6-11 銀座センタービル6F
東京メトロ銀座線 銀座駅 徒歩1分
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八重洲中央クリニック
13件
東京都中央区八重洲1-9-8ヤエスメッグビル3F
東海道新幹線 東京駅 徒歩4分