自社調べ、「5人に2人は病院掛け持ち?不妊治療クリニックの通院数調査結果」
2015/12/16
株式会社F Treatmentは、不妊治療専門の情報サイト「不妊治療net(不妊治療ネット)」において、不妊治療経験者がこれまでに通院したことのある不妊治療病院・クリニックの数および、同一施設への通院回数を調査しました。その調査結果を2015年12月16日発表します。
不妊治療net:https://funin-info.net/
■対象
不妊治療経験者4,120人(女性77.5%、男性22.5%)
2015年9月時点の年齢:25歳未満3.5%、25~29歳13.4%、30~34歳28.4%、35~39歳28.7%、40歳以上26.0%
※調査期間:2015年9月1日~30日
■調査結果
約4割の人は、これまでに2箇所以上の不妊治療病院・クリニックに通院したことがあるという結果が得られました。まずは総合病院の婦人科で相談してから不妊治療専門の医療機関の紹介を受ける方、男性医師に抵抗があるため女医のいる病院に移る方、体外受精や顕微授精など高度生殖医療を受けるために設備の整った病院に移る方など、さまざまなケースがあるようです。
一方、1箇所の病院・クリニックの通院経験しかないという方が過半数いました。「不妊症」という身内にさえあまり相談できないデリケートな問題だからこそ、情報があまり得られず、近所にある病院で済ませてしまう方が多いというのが現状のようです。
同一の病院・クリニックへの通院回数は、約60%の方が6回以上、うち約45%の方が11回以上という結果が得られました。不妊治療の初期段階で行うことが多いタイミング法は、1周期あたりの妊娠率が約20~25%ほどのようなので、自然妊娠する方は5~6回で妊娠に至ることが多いと言われています。自然妊娠が難しそうであれば、人工授精や体外受精に移行していくようです。
たとえ高度な医療処置を必要としないタイミング法でも、自己流で進めずに医師と話し合いながら行うのが良いと言われています。約60%の方が6回以上の通院経験があるのは、こまめに医師からアドバイスをもらっていたということを指しているのかもしれません。