東京都立大塚病院
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 漢方治療 |
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特徴 |
女医在籍 土曜日診療 駐車場 女性が担当 土曜日も営業 |
WEB |
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TEL |
ここがポイント
身体だけでなく経済面でも優しいクリニック
大塚病院は一般不妊治療を中心に保険対象の治療や検査を行い、患者様に経済面でも優しい治療を実践していました。
2025年から保険対象になったこともあり体外受精などの高度生殖医療にも取り組んでいきます。
大病院のため他の部署と連携して、治療をすることが可能で専門的な治療を各部署が行う事が出来ます。
東京都立大塚病院の紹介
大塚病院は昭和4年に開設され、昭和62年に現在の病院が新築された病院です。令和6年5月にリニューアルされ快適できれいな病棟になっています。
不妊検査や治療では保険対象外の治療は実施しておらず、保険内での患者様の負担が少ない治療を行っています2025年度からは体外受精などの高度生殖医療も保険対象になったことから診療を行っていきます。
不妊検査
基礎体温
基礎体温検査とは、朝起きて一番最初の体温を計測し毎日記録することで女性特有の体温変化を調べ排卵日を特定する指標とする検査です。
女性の体温は女性ホルモンであるエストロゲンの影響で低温期、プロゲステロンの影響で高温期に変化します。この女性ホルモンは月経周期に合わせて分泌されるため、この温度変化の周期を調べることで月経周期を把握し、排卵日を調べていきます。
経腟超音波検査
超音波の物質に当たると反射する性質を利用し、体内で反射した音波を基に映像を作成し、子宮や卵巣の状態や形状を観察していきます。
子宮筋腫や子宮内ポリープを調べ、位置や大きさなどから不妊症の原因になりそうであれば子宮鏡検査でより詳しく調べていき、腹腔鏡手術で治療をしていきます。
子宮内膜や卵胞の厚みや発達具合から排卵日を特定していきます。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、卵管という受精に重要な2組の管が詰まりや炎症、癒着などで閉塞していないかを検査していきます。
造影剤というX線で光る液体を膣から流し込み、卵管を通過中にレントゲンで調べ造影剤が卵管の中をスムーズに通過できるかにより卵管の中に異常がないかを検討していきます。
造影剤が通過する際に一時的に卵管が広がることから妊娠率が上がるといわれています。
子宮鏡検査
ファイバースコープ(内視鏡)を子宮口から挿入し、子宮内膜などを直接調べる検査です。超音波検査や子宮卵管造影検査で異常が見つかった場合に検査していきます。
不妊の原因がわからない場合に行うスクリーニング検査の一つで、不妊症の検査以外の検査でも使用することが多い検査です。
子宮鏡検査ではまず内診で子宮の向きを調べるためエコー検査を行います。その次に子宮をそのままでは確認できないため、生理食塩水で膨らませ内部を確認しやすくします。
ファイバースコープを挿入し、子宮内腔の様子をモニターに映し出しながら調べていきます。
腹腔鏡手術
腹腔鏡検査では、腹部に5-12mm程度の小さな穴をあけ、そこから監視などの手術用具や内視鏡をいれ手術を行います。
お腹を炭酸ガスで膨らませて穴から鉗子や子宮鏡を入れ、子宮鏡から送られてくる映像を見ながら手術を行います。
開腹手術よりも傷が小さいため出血量が少なく、傷跡が小さいため美容観点からも優れており、社会復帰もスムーズにできます。
不妊治療
タイミング療法
排卵日を不妊検査から特定し、排卵日に合わせて性行為を行う事で妊娠する確率を上げる不妊治療です。
排卵日を特定する以外には特別な治療が必要ないことから自然妊娠と変わらず、体の負担が少ないことが特徴です。その反面、不妊症の原因が別にある場合にはあまり有効ではありません。
月経不順で排卵日を特定できない場合には排卵誘発剤を用いることがあります。
タイミング療法は、基礎体温からセルフで行う方がいますが妊娠になかなか結び付かない場合には排卵日がずれている可能性があるのでクリニックの受診をお勧めします。クリニックのタイミング療法は医学的に排卵日を特定しますのでセルフとは全くの別物です。
人工授精
人工授精とは、排卵日を医学的に特定し、事前に精子を採取し濃厚洗浄処置をした後に精子をカテーテルという細いストローのような管を用いて膣から子宮まで排卵日に移送する不妊治療です。
人工授精では、カテーテルの中を精子が移動するため子宮までの道のりをスムーズに通過することで途中の離脱を減らすことが可能です。
人工授精は男性不妊の精子の量が少なかったり運動性が悪い場合に有効な治療法です。また、性交を行う事がないのでEDなどにも有効です。
体外受精
体外受精とは、通常が女性の体内で行う受精の過程を体外で行う事で不妊症の原因を解決し、妊娠率を大きく高める不妊治療です。
排卵誘発剤を用いて卵子を急速に発育させ、複数の卵子を発育させることで良質な卵子を選別します。使用しない卵子は希望があれば凍結を行い選定した卵子が入っている卵巣に穴をあけ、卵胞液ごと卵子を吸引し取り出します。
取り出した卵子はシャーレという容器に移し、大量の精子を卵子に振りかけることで受精させます。受精し受精卵となった後は胚培養士がタイムラプスインキュベーターで培養することで胚にし、妊娠に良いタイミングで女性の体内に戻し妊娠を目指します。
顕微授精
顕微授精とは、ガラスの鍼に精子をいれ女性の卵子に直接針を刺し精子を注入し妊娠させる不妊治療です。
従来の不妊治療では受精の過程は卵子と精子に任せていましたが顕微授精では人工的に行う事で妊娠率を圧倒的に高めています。
理論上では精子と卵子が1つずつあればいいため、無精子症でも精巣に1つでも卵子があれば妊娠が可能です。
妊娠率が30~70%とクリニックによって差がありますが、概ね高く世界で最も行われている不妊治療と言われています。
診療時間
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 |
9:00~17:00 |
9:00~17:00 |
9:00~17:00 |
9:00~17:00 |
9:00~17:00 |
9:00~12:30 |
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午後 |
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夜間 |
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アクセス
東京都 豊島区 南大塚2-8-1
丸ノ内線 新大塚駅下車 徒歩2分 山手線 大塚駅下車 徒歩10分 山手線 大塚駅下車