大森病院 リプロダクションセンター
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 不妊検査 漢方治療 |
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特徴 |
女医在籍 不妊治療専門 土曜日診療 |
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ここがポイント
大森病院 リプロダクションセンターでは一般不妊治療から体外受精・顕微授精などの高度生殖医療、先進医療に関して治療を実施しています。
大病院の特色を生かし、泌尿器専門機関での男性不妊や女性の泌尿器からくる不妊治療に対応しています。その結果、40代以上の卵巣機能低下症例に対するARTでの妊娠率が高くなっています。
大森病院 リプロダクションセンターの紹介
大森病院 リプロダクションセンターでは不妊の原因を総合病院ならではの設備と技術であきらかにし、患者様一人一人にあった不妊治療を実施することを心がけています。
検査の結果、複合的な原因が見つかった場合には年齢やAMH検査などで分かった卵巣の予備機能、男性の精子の状態などを加味し治療を検討していきます。
子宮筋腫や卵巣嚢腫や月経不順にも対応した産婦人科外来も設置し診療が可能です。一般不妊治療や高度生殖医療以外にも凍結胚誘拐胚移植、無精子症に対する顕微鏡的精巣内精子採取-顕微授精(MD-TESE-ICSI)等などの先進医療を受診が可能です。
不妊検査
基礎体温
不妊治療では朝起きて一番最初の体温を計測し、毎日記録することで女性特有の体温変化を調べていきます。
これは月経周期に分泌される女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲストロンの働きで低温期と高温期に変化をさせるためです。そのため、女性の体温の変化の周期を調べることで月経周期を調べ排卵日を特定する指標にすることが可能です。
経腟超音波検査
体内で超音波を発生させ、超音波の物質に当たると反射する性質を活かして体内で反射した音波を基に映像を作成し体内を観察します。
子宮や卵巣の状態や形状を観察し、子宮内膜や卵胞が着床や排卵の準備を始めるためどれくらいの厚みを持っているかを観察し排卵日を特定します。
また、子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患ができていないかを観察し、もし確認できた場合には子宮鏡検査を実施していきます。
クラミジア検査
クラミジアの中のクラミジア・トラコマチスという細菌を検査します。
クラミジアは今、日本で最も感染が広がっている感染症と言われています。感染した時の自覚症状がない場合が多く、検査を受けなければ気づかないことが多いため性行為で感染が広がっているためです。
クラミジアに感染することが卵管因子と呼ばれる不妊症の大きな原因の一つとなっています。抗原・抗体検査を行い感染が確認された場合、卵管がフィルムのような癒着ができて兵即位していないかを子宮卵管造影検査で確認していきます。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは、超音波検査でも調べることができないほど小さい卵管を造影剤という液体のレントゲンで光る性質を活かして調べる検査です。
膣から造影剤を卵管に流し、卵管の通過中に触診とレントゲンで調べていきます。卵管の中を造影剤がスムーズに通過できるかを観察し卵管の中に異常がないかを確認します。
造影剤は卵管を広げるときや子宮に刺激を与えることがあり、痛みを伴う事がありますが麻酔などで緩和させることが可能です。卵管が一時的に広がるため妊娠率が上がる傾向があります。
着床前遺伝学的検査
着床前遺伝学的検査とは体外受精や顕微授精によって得られた胚を検査し、染色体や遺伝子の解析を行う事で生まれる子供の遺伝情報を調べる検査となります。
染色体の本数が増えたり減ったりする問題がないかを調べるPGT-A 、遺伝による疾患がないかを調べるPGT-M、染色体の構造異常がないかを調べるPGT-SRの3種類の方法があります。
ヒューナー検査
ヒューナー検査とは、性交後試験とも呼ばれる検査で、男性の精子と女性の子宮頚管粘液の相性を調べる検査です。
排卵日を不妊検査から特定し、排卵日周辺に性行為を行います。精子を受け入れ通過させる状態になっている子宮頚管粘液を、性交後数時間以内に400倍の顕微鏡で観察します。
400倍の視野の中に良質な精子がどれくらいいるかで検査をしていきます。男性の精子は新しく毎回、作られるため体調などで状態がぶれやすいため悪い結果が出ても何回か検査を行います。
悪い検査結果が続けば女性の体内に抗精子抗体ができていないかを調べていきます。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査
AMHとは発育過程での卵胞から多く分泌される女性ホルモンで、卵巣予備能の指標となるホルモンと考えられています。月経周期と関係なく分泌されるため、検査はいつでも可能です。
AMH検査とは、採血を行い血液中から女性ホルモンAMHの濃度を調べる検査です。血液中に存在するAMHの量は発育中の卵胞の数と比例すると考えられており、AMHを調べることで卵子があとどれくらい卵巣に残っているかを推測します。
女性の卵子は生まれた時から数が決まっており、増えることがありません。年齢と共に減少していくため、どれくらい卵子が残っているかが高齢になるほど妊活プランを組むために重要になってきます。
AMH検査の結果により体外受精などでは排卵誘発剤を使用する判断をしていきます。AMH値が年齢を鑑みて高すぎる場合は多嚢胞性卵巣症候群の可能性を疑います。
タイミング療法
排卵日を不妊検査から最も妊娠率の高いタイミングである排卵日を特定し、その周辺で性行為を行うことで妊娠を目指す不妊治療です。
不妊検査以外では特別な治療などがないため、不妊検査で異常が見つからない場合は特に高齢でなければ通常はタイミング療法から治療を開始します。
自然妊娠と変わらないため、卵管因子などの問題や疾患が見つかった場合には対応が難しいため、別で治療を行うか体外受精などを検討していきます。
排卵には自然排卵と排卵誘発剤を用いることがあり、排卵誘発剤を用いて排卵を誘発することで排卵障害や月経不順に対応したり、妊娠率を高める効果があります。
タイミング療法は複数回行うことで妊娠を目指す治療で、妊娠された方は4~6回ほどで妊娠する傾向があります。これは通常が排卵日に性行為を行ったときに4回に1回で妊娠する確率といわれており、タイミング療法も変わらないためです。
半年ほど試して妊娠に結び付かない場合には妊娠率がそれ以上は大きく減少するといわれているため、人工授精などにきり変えていきます。
人工授精
人工授精とは排卵日を不妊検査で特定し、排卵日に合わせて事前に精子を採取し濃厚洗浄処置をおきます。排卵日周辺に膣からカテーテルと呼ばれる細いストローのような管を膣から子宮まで差し込む、精子を注入します。
精子が人工的に管の中を移動するため子宮までの精子の脱落率を減らす効果があり、精子の運動率が低かったり数が多少低い場合に有効です。また、EDなどの性行不良も事前にマスターべーションで精子を採取するために効果的です。
人工授精もタイミング療法と同じく4~6回ほどで妊娠することが多いですが、子宮の奥まで人工的に精子を移送するため妊娠率は高いです。半年ほど実施し、妊娠ができればければ体外受精に切り替えていきます。
体外受精
体外受精とは、本来は女性の体内で行う受精の一連の過程を女性の対外で行う不妊治療です。
1978年にイギリスで初めて成功事例が確認された不妊治療で、妊娠できる確率が高いことから瞬く間に世界中に広がり、日本でも近年保険対象となったことでさらに期待が高まっている不妊治療です。
体外受精は、まず排卵誘発剤で複数の卵子を発育させ、良質な卵子を選別します。選別した卵子で使用する卵子以外は場合により凍結を行い次回以降に使用します。
使用する卵子が入っている卵巣に穴をあけ、卵子を吸引し取り出し容器に取り出し多くの卵子をふりかけ受精させます。受精した受精卵をタイムラプスインキュベーターを使用し培養し胚になった後に妊娠に都合の良いタイミングで胚移植を行います。
体外受精は女性の体外で行うため卵管因子などの問題に関して対応が可能です。
顕微授精
顕微授精とは、ガラスの針に精子を入れ、顕微鏡で観察しながら直接卵子に精子を注入する不妊治療です。
1992年にベルギーで初めて成功事例が確認された真新しい技術ですが、妊娠率が非常に高いことから世界で最も多く臨床がされてるといわれています。
顕微授精の優れた点は高い妊娠率と理論上、精子1つで卵子1つあれば妊娠することが可能であることで、今まで対応ができなかった男性不妊の無精子症(精液の中に精子が1つもない状態)でも、精巣の中に精子が1つでもあれば妊娠が可能です。
顕微授精は、医師の技術やクリニックの設備など様々な環境的要因で妊娠率が大きく変化するためクリニック選びは重要な指標となります。
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完全予約制(電話予約月曜日から金曜日 14時~16時まで)
アクセス
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