日本大学医学部附属板橋病院
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 |
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ここがポイント
日本大学は,明治22年(1889年)に学祖山田顕義によって創設された日本法律学校を前身として開設され,以後,自主創造の精神で芸術,科学,政治,経済,文化など多くの分野で貢献をしています。
婦人科外来では婦人科全般にわたる診療を女性医師を含む認定医が担当しますが,さらに,専門外来として腫瘍に関する外来,不妊症や内分泌疾患や不育症(免疫外来)にかかわる外来,そして更年期外来を開設しており,幅広い領域の診断と治療を行っています。
内分泌,不妊症の領域においては,ホルモン療法や体外受精,マイクロサージェリーなど先進的な医療体制が整備されており,妊娠率も良好です。
日本大学医学部附属板橋病院の紹介
日本大学は,明治22年(1889年)に学祖山田顕義によって創設された日本法律学校を前身として開設され,以後,自主創造の精神で芸術,科学,政治,経済,文化など多くの分野で貢献をしています。
国民の健康と福祉を守る医療を担う事を目的とし大正14年に現医学部の前身となる専門部医学科を開設し,その後,昭和10年に板橋区のこの地に日本大学医学部附属板橋病院を開院いたしました。
伝統を重んじて,「愛と責任を基幹とし病者の権利と生命の尊厳を重視して,安心・納得の得られる医療を実践する」という理念のもと,地域の医療機関ならびに住民の皆さまから常に信頼される病院として,全教職員一同たゆまぬ努力を続けています。
婦人科外来では婦人科全般にわたる診療を女性医師を含む認定医が担当しますが,さらに,専門外来として腫瘍に関する外来,不妊症や内分泌疾患や不育症(免疫外来)にかかわる外来,そして更年期外来を開設しており,幅広い領域の診断と治療を行っています。
内分泌,不妊症の領域においては,ホルモン療法や体外受精,マイクロサージェリーなど先進的な医療体制が整備されており,妊娠率も良好です。
不妊検査
基礎体温
基礎体温とは、女性ホルモンの働きにより、体温が変動することをにより体の機能がどのような状態になっているかを予測する検査です。
基礎体温は、体の自然な状態での計測を必要とし、こちらは就寝時が当てはまるのですが、この時に定期的に計るのが難しいため朝起きてすぐに計って検査します。この時、通常の体温計ではなくより細かく図ることができる婦人用体温計を使用します。
基礎体温は、卵胞ホルモンの関係で排卵前は低温、排卵時には黄体ホルモンの関係で高温になり時期により2層に分かれます。この体温の変化で排卵のタイミングや体の状態に異常がないかを探ります。
超音波検査
超音波検査は、不妊治療にとって重要な排卵のタイミングを医学的に特定できる検査となります。
エコーと言う音波が壁に当たると反響する性質を利用し、その音波の波を画像にし、リアルタイムで映像に変え子宮や卵巣などの観察を行います。子宮筋腫や子宮内ポリープのような症状があれば、不妊治療に入る前に治療し、赤ちゃんができやすい環境を整えます。
子宮内膜の厚さや卵胞の状態から排卵日を特定し、タイミング療法につなげます。
ホルモン検査
体には様々なホルモンがあり、そのホルモンは周期ごとに様々な効果や効能を司どっています。ホルモンの分泌量を調べることで様々な身体の状態を調べることができます。黄体化ホルモンや卵胞ホルモンは排卵を予測するうえで重要な指標になります。
卵管造影検査
卵管造影検査とは、超音波検査でも確認することが難しい卵管を検査する方法で、造影剤がX線に当たると光る性質を利用し、子宮の形状や卵管の通過性などを確認します。造影剤を子宮から卵管へ注入し、X線を当て白く光ることで映像として確認します。一時的ですが、造影剤の影響で、卵管が広がり詰まりが解消し妊娠しやすくなることがあります。
卵管は子宮の左右両側にあり、両側ともに詰まってしまうと、受精することができなくなり妊娠が難しくなるため、重要な検査となります。
一般不妊治療
タイミング療法
タイミング療法は、自然に近い妊娠を行える不妊治療としてステップアップ方式の一番最初に行われる不妊治療となります。
タイミング療法は超音波検査やホルモン検査、基礎体温などから卵胞の状態や子宮内膜の厚さ、体温の変化などを基に排卵日を医学的に割り出し、特定した排卵日に性交を行うことで妊娠を目指す不妊治療です。
排卵日を特定する以外、自然な妊娠と同じため体の負担が少ないですが、卵管や子宮、男性の精子に異常があった場合、妊娠できる確率が少ないです。月経不順などの理由から排卵誘発剤を用いることがあります。
人工授精
人工授精とは、超音波検査や超音波検査やホルモン検査、基礎体温などから卵胞の状態や子宮内膜の厚さ、体温の変化などを基に排卵日を特定し、その日に事前に採取した精子を濃厚洗浄し、細い管で女性の卵巣に注入し受精させる不妊治療です。
基本的なサイクルはタイミング療法と同じで、精子を卵巣に注入する方法が違います。妊娠自体は自然な妊娠を同じサイクルのため、無精子症や卵管の異常などには対応が難しいです。
人工授精は、精子の動きが悪い方やフーナーテストが良好でない方、EDなど性交不良の方に有効な不妊治療で、妊娠率は累計で50%ほどで、1回の成功率に換算すると約10%となり、妊娠された⽅の約80%は3回までに、約90%は5回まで妊娠にいたります。
高度生殖医療(ART)
卵管鏡下卵管形成術
不妊症の原因として30%を占めているといわれる卵管性不妊に対する不妊治療です。卵管は、卵子と精子が受精し、受精卵となるための重要な器官で、細菌が入り炎症が起こった時に治療するときに閉塞する可能性が指摘されています。
現在では卵管に異常がある方は体外受精を選択しており、また体外受精は多くの不妊所の原因にたいして解決できる有用な治療法です。しかし、体外受精を避けたい夫婦も一定数いて、卵管鏡下卵管形成術は大きな意味を持っています。
卵管鏡下卵管形成術は、卵管の閉塞部位に水圧で拡充させた直径1.2mmの風船状のカテーテルを伸長させ、閉塞部位を愛護的に拡張・閉塞を解除させます。同時に、バルーン・カテーテル内に搭載した、0.6mmもの、最小の内視鏡が卵管内の観察を可能とします。これにより、卵管内のコンディションに関する多くの情報を得ることが可能となり、その所見に基づいて、術後の治療戦略にも大きな幅を持たせる効果が期待できます。
体外受精
1978年イギリスで最初の体外受精-胚移植による出産例が報告され、日本では1983年に最初の体外受精児が誕生しました。現在、日本では年間約45万周期の体外受精が施行されており、2019年の国内データによれば14人に1人の新生児が体外受精によって生まれています。この技術は妊娠率が高く有効な技術としてもの凄い速さで浸透していきました。
虹クリニックの前身である荻窪病院では1984年に日本で4例目、東京都では初となる体外受精児の出産に成功した実績があります。
現在は荻窪病院から生殖医療部門が独立し虹クリニックとして診療を行っておりますが、婦人科・産科・泌尿器科において高度な医療を提供する荻窪病院との強固な連携により、安心安全な治療・幅広い選択肢を患者さまに提供できることは大きな特徴です。
体外受精はまず卵巣刺激を行い、多くの卵子を成熟させるためホルモン薬で排卵を誘発し、有効な卵子を採取する確率を高め妊娠の率を高めます。膣からエコーで観察しながら卵胞に穴をあけ、卵子を吸引し取り出します。卵子をシャーレに移し、事前に採取した精子を卵子の上に振りかけ受精させます。受精卵になったら、培養液に浸し培養し胚になるまで育て、胚になったら妊娠に都合のよい時期に女性の体内に戻し妊娠を目指します。
顕微授精
培養士が選定した精子を細いガラス張りで1つ取り出し、卵子に針を刺し注入する不妊治療です。卵細胞に穴をあけるため身体や卵子に負担がかかってしまいます。顕微授精は理論上、卵子1つと精子が1つあれば妊娠が成り立つため、無精子症の方でも精巣に1つでも精子があれば妊娠が目指せます。顕微授精は培養士が顕微鏡下で確認しながら卵細胞質内に1つの精子を確実に注入するため、妊娠率が高い傾向にあります。ただし、高度な医療的治療のため、クリニックの設備や胚培養士の経験や技術、患者の状態により妊娠率が変動します。
診療時間
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午前 / 8:30〜11:00 (平日は紹介状持参の方は~13:00) 休診日/ 日曜・祝日 その他休診日/ 10月3日・11月28日・年末年始(12月30日~1月4日) ※婦人科初診外来の受付時間/日程です。 予約/ 優先 紹介状/ 必須では無い ※診療科によってスケジュールが異なる可能性がございます。 受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
東京都
板橋区
大谷口上町30-1
東武東上線 大山駅 徒歩20分
東武東上本線 中板橋駅 徒歩20分