荻窪病院
診療内容 |
人工授精 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不妊検査 |
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ここがポイント
内視鏡下手術を得意としたクリニック
荻窪病院の婦人科は、近年低侵襲でかつコスメティックにも優れているとされる、内視鏡下手術(腹腔鏡下・子宮鏡下手術)を中心の手術を得意としたクリニックです。
男性不妊や体外受精、顕微授精などの高度生殖医療なども行っています。男性不妊の治療は精子に目がいきがちですが、EDなどの性行不良に対してバイアグラなどを活用して治療を行っています。
先進医療も積極的に実施しており、精巣内精子採取術(TESE)やSEET法などの治療が可能です。
荻窪病院の紹介
安心で信頼できる急性期医療を地域の皆様へ
荻窪病院は1936年に設立された中島飛行機付属病院を前身として、長年地域の皆様に信頼される病院を目指してまいりました。
■産婦人科
荻窪病院の婦人科は、近年低侵襲でかつコスメティックにも優れているとされる、内視鏡下手術(腹腔鏡下・子宮鏡下手術)を中心の手術を積極的に行っており、2014年には合計約210例の手術を施行しています。また、分院である虹クリニックとの密な連携の上で、必要な方には荻窪病院婦人科での円滑な検査、手術等の加療を行い、また不妊治療での妊娠成立後には、綿密な周産期管理を産科外来にて対応しています。
男性不妊診療
男性不妊治療は、生殖医療専門医である大橋医師が行っています。他の婦人科不妊クリニックや泌尿器科からの紹介状(診療情報提供書)をお持ちの方は、予約が可能となっており、診療に関しては原則として保険診療を基本として行っています。
男性不妊は、精子に関してを考える人が多いですが、実際にはEDなどの性交不良も原因の1つです。虹クリニックと連携した諸治療や、ED(勃起障害)に対するバイアグラ等の内服治療も2022年4月より保険診療となり幅広く対応しています。
顕微授精(ISCI )と精巣内精子採取術(TESE)
無精子症や射精ができない男性患者様の精巣から直接精子を採取(TESE)して凍結保存し顕微授精で受精させる顕微授精を行っています。ガラス張りに凍結保存した精子を解答し1つ張り付け、卵子に受精させます。当科がTESEを、虹クリニックが精子の凍結保存、ICSI、ETを担当します。
ESE時には、精子・卵を扱う専門職種である「胚培養士」が、虹クリニックから荻窪病院に出張し、TESEで得られた精巣組織を拡大顕微鏡下にほぐして、精子が存在すれば回収して、虹クリニックに持ち帰り、ICSI用に凍結保存します。
不妊検査
基礎体温
基礎体温とは、排卵が正常に行われているか、排卵日はどれくらいかを推定する指標の1つとして不妊検査に入れているクリニックが多いです。
基礎体温は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという女性ホルモンが作用し体温が変動するサイクルを毎日記録し、観察していく検査です。排卵前は卵胞ホルモンの関係で体温が下がり、排卵後に黄体ホルモンの関係で体温が上がることで排卵日の予測を付けます。
基礎体温は非常に細かい体温の変化のため、通常の体温計では作用することがなく婦人用体温計を使用して測っていきます。
超音波検査
超音波検査は、排卵日を知るために行う重要な検査です。超音波の反射する性質を利用し、体内で超音波を発生させることで体の内部で反射した音波を映像にし、子宮や卵巣の状態を観察していきます。卵管は非常に小さいため、超音波検査では測ることができません。
子宮の形状だけでなく、子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患なども検査することができ、見つかり次第、治療し不妊症の原因を取り除きます。子宮内膜の厚さや卵胞の発育状態を観察し、排卵日を特定していきます。
子宮造影検査
子宮造影検査とは、造影剤というレントゲンに当たると白く光る薬剤を用いて卵管という超音波検査でも調べることができない細い管を検査していきます。造影剤は油性と水性があり、それぞれにメリットとデメリットがありますので、注意が必要です。
膣から造影剤を流し込む卵管を通過している時に触診やレントゲンで確認し、通過性を確認します。油性の造影剤の場合、卵管の詰まりや癒着が軽度であれば解消されるほか、卵管が一時的に広がるため妊娠しやすい状況になります。
フーナーテスト
フーナーテストとは、性交後試験ともいわれ、超音波検査などで排卵日を特定し、タイミング療法を行う過程で成功したばかりの子宮頚管粘液を採取し検査します。400倍の視野で観察し、精液が健全な状態でどれくらいの数がいるかを確認していきます。
精子は新しく常に作られる関係で、状態が変動しています。そのため、一度悪い結果が出ても何度か検査を行います。悪い結果が続いていた場合、女性の体内に抗精子抗体ができている可能性を探ります。
抗ミュラー管ホルモンとは
抗ミュラー管ホルモン検査とは、血液中のAMH値を測ることで女性の卵巣予備機能を測る検査です。AMH値は卵巣の周囲にある小さな細胞から分泌されます。女性の卵子は生まれた時から数が決まっており、精子と違い新しく作られることがありません。そのため、将来の卵子の数とAMH値は関連性がうまれ、推測できる指標になります。
女性の卵子は生まれた時に卵胞原盤という卵子の元になるものが生成され、思春期に急速に発育され、35歳以上から急速に減少していきます。
一般不妊治療
タイミング療法
タイミング療法とは、不妊治療におけるファーストステップとしての治療です。基本的には超音波検査や子宮頚管粘液の状態、基礎体温などから排卵日を特定し、排卵日に合わせて性行為を行う事で妊娠を目指す特別な外科的治療がない治療法となります。
排卵日を特定する以外、特に目立った方法はなく自然に近いことから体に優しい治療法です。タイミング療法には排卵誘発を起こす場合があり、排卵が月経不順や排卵障害などでうまく行われない場合、排卵誘発剤を排卵を起こすことで妊娠率を高める治療を行いm指す。
基本的にタイミング指導は複数回行う治療となります。例え、排卵日を特定できたとしても自然な妊娠で4回に1回ほどの確立のため、4~6回ほど行う事で妊娠になるパターンが見受けられます。6回行い妊娠できない場合は次のステップに変更することをお勧めします。
人工授精
人工授精は、タイミング療法の次に行う事が多い不妊治療のセカンドステップの役割が高い治療法です。
基本的にはタイミング療法と同じで排卵日をまずは特定します。人工授精では男性が排卵日に合わせて事前に精子を採取し、医療機関に渡します。預かった精子は消毒と濃厚処置を施し、排卵日に女性の膣に細い管を入れ、体の内部に処置した精子を入れます。
この時にタイミング療法よりも子宮の奥に注入します。この奥に入れる処置と精子が子宮の奥まで人工的に注入される過程からタイミング療法よりも妊娠率が高くなっています。
人工授精は妊娠率が10%から15%と言われており、タイミング療法と同じく複数回行う治療となります。人工という名前ですが、妊娠自体は通常と同じサイクルのため自然な妊娠に近いです。
体外受精
体外受精とは、1978年にイギリスで初めて行われた活気的な治療法で、通常女性の体内で行われる妊娠のサイクルを女性の体外で人工的に行う事で妊娠率を高める治療です。過程を人工的に行う治療のため、受精自体は自然に行います。
体外受精は、小さな針で卵巣に穴をあけ卵子を吸引し取り出します。卵子を取り出したらシャーレという容器に移します。シャーレに取り出された卵子に対し、精子を複数ふりかけるように上から覆いかぶせ受精させます。受精した受精卵は胚培養士が培養し、胚に育てます。胚に変化した受精卵は女性の体内に戻され妊娠を待ちます。
体外受精は妊娠率が高いことから瞬く間に世界に広がった治療ですが、高額のため受けることができる人が限られていました。しかし、令和4年に日本でも保険対象になったことで今後の増加が見込まれている治療です。
顕微授精
顕微授精とは、1992年にベルギーで行われた治療で妊娠率が高いところで70%を超える治療法です。難しい治療のため、クリニックの設備や胚培養士の経験などで妊娠率が左右される治療となっています。
顕微授精は細いガラスの鍼に精子を入れ、直接卵子に注入します。卵子に負担が大きくストレスの高い治療法ですが、それを有り余って補うほどの妊娠率の高さから今では世界で一番多い治療法となっています。現在では鍼灸などと並行して行う事で妊娠率を高める働きができることが分かっています。
口コミ
【医師の説明】
難しい言葉などを噛み砕いて、分かりやすく説明をしてくれたという声が続いています。また、質問もしやすく丁寧な回答があって良かったとのことです。全体的に好印象・高評価と言えそうです。
・担当してくれた先生はとても優しく、質問がしやすかったです。質問したことにはとても丁寧に説明してもらえました。治療に関してもいくつか方法を提示してくれ、それぞれきちんと説明をしてくれました。私の希望にも合わせてもらえました。(30代女性)
・自分が「あまり細かいことがよくわからないので、ドクターがかみくだいてわかりやすいように色々説明してくれるのでありがたいです。薬もその時の体調などによって注射や投薬のふたつを使い分けてくれるので心強いです。(30代女性)
【医療技術】
不妊治療で有名な医師の在籍があり、実績が十分にあると感じているという声があります。丁寧な事前説明もあり、安心感や納得感も高くあると言えそうです。
・医療技術に関しては、自分も無知で受診していたが、適切にしてもらっていたと思う。(30代女性)
・適切だったと思います。(30代女性)
【医療設備】
大きい病院でもあることから、設備面を含めた信頼感を高く感じている方が多くいます。検査なども院内で完結し、短時間で結果が出ることで良かったという声が上がっています。
・大きな病院なので検査の機器も充実していると思います。不妊治療を始めるにあたって検査をたくさんしますが、多くの検査が院内で行うことができます。院内で行っているので、結果が出るまでの時間も短くていいです。(30代女性)
・大きい病院という事もあり、何かあったときは最大限の治療をすると言われていたので、安心感はありました。(30代女性)
【待ち時間】
予約制ではあるものの、予約時間の診察ではないという声が多く上がっています。ただ、どこの病院もそうであると思っている方も多く、許容範囲内での待ち時間であると見受けられます。
・予約制ですが、なかなか予約時間に受診できる事はなかったです。(30代女性)
・予約制でしたので、多少は待つことはありましたが、カウンセリングをしっかりとしてもらえたので苦痛ではありませんでした。(30代女性)
【スタッフの対応】
全体的には適切・親切丁寧な対応であったという声が多数上がっています。大きな病院であり、スタッフの人数も多いようです。そのため、多少の善し悪しはあるのかもしれません。
・電話対応、受付対応は親切丁寧で嫌な気分になった事は1度もなかったです。(30代女性)
・とても丁寧な対応でした。(30代女性)
診療時間
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午前 / 8:00〜11:30 午後 /12:00〜15:00 ※日曜・祝日、休診 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
東京都
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