東京衛生病院附属めぐみクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 |
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特徴 |
女医在籍 駅近 |
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TEL |
東京衛生病院附属めぐみクリニックの紹介
「赤ちゃんができない…」という悩みを抱えていても、婦人科を訪れ不妊治療のスタートラインに立つことは決して容易なことではないはずです。東京衛生病院附属めぐみクリニックでは診療日を楽しいと思っていただけるようなクリニックを目指しています。
生殖医療は、近年もっとも進歩が著しい分野の一つです。常に「自分が患者さまだったら」「自分の将来の子どもだったら」と問いかけながら、一人一人の患者様と向き合い、また新しい技術や学論に目を通し、安全と照らし合わせながら妊娠率を上げるための高い技術にアンテナを張り巡らせ技術を常に最新になるように研鑽を積んでいます。
東京衛生病院の附属だからできるトータルケア
産科に定評がある東京衛生病院が開設した不妊治療専門の当クリニック。病院の内科や婦人科と密に連携しているので、治療中の合併症や手術への対応から妊娠後の周産期管理・分娩までトータルサポートできる環境が整っています。
託児サービス
不妊治療は通院が長期にわたり、月経に合わせたりと不定期になることが多いです。また、初の妊娠だけでなく2人目以降のために通われている方も大勢おられます。その方たちが通いやすいように託児所をもうけさせていただいております。
最新型タイムラプス「Embryo scope+(エンブリオスコーププラス)」
内部にカメラ(顕微鏡)を搭載しているインキュベーター(培養器)です。胚を培養しながら、10~15分のペースで胚の様子をスナップし、その画像をパラパラ漫画のようにつなげることで「連続した」胚の発育動態を観察することができます。
当院は小規模クリニックながら、1台で15名分の培養ができる大容量の最新型タイムラプス「Embryo scope+(エンブリオスコーププラス)」を導入しています。
患者様を限定せずに、全ての方にタイムラプスで培養することが可能になっています。
不妊検査
基礎体温
基礎体温とは、排卵が正常に行われているか、排卵日はどれくらいかを推定する指標の1つとして不妊検査に入れているクリニックが多いです。
基礎体温は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンという女性ホルモンが作用し体温が変動するサイクルを毎日記録し、観察していく検査です。排卵前は卵胞ホルモンの関係で体温が下がり、排卵後に黄体ホルモンの関係で体温が上がることで排卵日の予測を付けます。
基礎体温は非常に細かい体温の変化のため、通常の体温計では作用することがなく婦人用体温計を使用して測っていきます。
超音波検査
超音波検査は、排卵日を知るために行う重要な検査です。超音波の反射する性質を利用し、体内で超音波を発生させることで体の内部で反射した音波を映像にし、子宮や卵巣の状態を観察していきます。卵管は非常に小さいため、超音波検査では測ることができません。
子宮の形状だけでなく、子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患なども検査することができ、見つかり次第、治療し不妊症の原因を取り除きます。子宮内膜の厚さや卵胞の発育状態を観察し、排卵日を特定していきます。
子宮造影検査
子宮造影検査とは、造影剤というレントゲンに当たると白く光る薬剤を用いて卵管という超音波検査でも調べることができない細い管を検査していきます。造影剤は油性と水性があり、それぞれにメリットとデメリットがありますので、注意が必要です。
膣から造影剤を流し込む卵管を通過している時に触診やレントゲンで確認し、通過性を確認します。油性の造影剤の場合、卵管の詰まりや癒着が軽度であれば解消されるほか、卵管が一時的に広がるため妊娠しやすい状況になります。
フーナーテスト
フーナーテストとは、性交後試験ともいわれ、超音波検査などで排卵日を特定し、タイミング療法を行う過程で成功したばかりの子宮頚管粘液を採取し検査します。400倍の視野で観察し、精液が健全な状態でどれくらいの数がいるかを確認していきます。
精子は新しく常に作られる関係で、状態が変動しています。そのため、一度悪い結果が出ても何度か検査を行います。悪い結果が続いていた場合、女性の体内に抗精子抗体ができている可能性を探ります。
抗ミュラー管ホルモンとは
抗ミュラー管ホルモン検査とは、血液中のAMH値を測ることで女性の卵巣予備機能を測る検査です。AMH値は卵巣の周囲にある小さな細胞から分泌されます。女性の卵子は生まれた時から数が決まっており、精子と違い新しく作られることがありません。そのため、将来の卵子の数とAMH値は関連性がうまれ、推測できる指標になります。
女性の卵子は生まれた時に卵胞原盤という卵子の元になるものが生成され、思春期に急速に発育され、35歳以上から急速に減少していきます。
タイミング療法
タイミング療法とは、不妊治療におけるファーストステップとしての治療です。基本的には超音波検査や子宮頚管粘液の状態、基礎体温などから排卵日を特定し、排卵日に合わせて性行為を行う事で妊娠を目指す特別な外科的治療がない治療法となります。
排卵日を特定する以外、特に目立った方法はなく自然に近いことから体に優しい治療法です。タイミング療法には排卵誘発を起こす場合があり、排卵が月経不順や排卵障害などでうまく行われない場合、排卵誘発剤を排卵を起こすことで妊娠率を高める治療を行いm指す。
基本的にタイミング指導は複数回行う治療となります。例え、排卵日を特定できたとしても自然な妊娠で4回に1回ほどの確立のため、4~6回ほど行う事で妊娠になるパターンが見受けられます。6回行い妊娠できない場合は次のステップに変更することをお勧めします。
人工授精
人工授精は、タイミング療法の次に行う事が多い不妊治療のセカンドステップの役割が高い治療法です。
基本的にはタイミング療法と同じで排卵日をまずは特定します。人工授精では男性が排卵日に合わせて事前に精子を採取し、医療機関に渡します。預かった精子は消毒と濃厚処置を施し、排卵日に女性の膣に細い管を入れ、体の内部に処置した精子を入れます。
この時にタイミング療法よりも子宮の奥に注入します。この奥に入れる処置と精子が子宮の奥まで人工的に注入される過程からタイミング療法よりも妊娠率が高くなっています。
人工授精は妊娠率が10%から15%と言われており、タイミング療法と同じく複数回行う治療となります。人工という名前ですが、妊娠自体は通常と同じサイクルのため自然な妊娠に近いです。
体外受精
体外受精とは、1978年にイギリスで初めて行われた活気的な治療法で、通常女性の体内で行われる妊娠のサイクルを女性の体外で人工的に行う事で妊娠率を高める治療です。過程を人工的に行う治療のため、受精自体は自然に行います。
体外受精は、小さな針で卵巣に穴をあけ卵子を吸引し取り出します。卵子を取り出したらシャーレという容器に移します。シャーレに取り出された卵子に対し、精子を複数ふりかけるように上から覆いかぶせ受精させます。受精した受精卵は胚培養士が培養し、胚に育てます。胚に変化した受精卵は女性の体内に戻され妊娠を待ちます。
体外受精は妊娠率が高いことから瞬く間に世界に広がった治療ですが、高額のため受けることができる人が限られていました。しかし、令和4年に日本でも保険対象になったことで今後の増加が見込まれている治療です。
顕微授精
顕微授精とは、1992年にベルギーで行われた治療で妊娠率が高いところで70%を超える治療法です。難しい治療のため、クリニックの設備や胚培養士の経験などで妊娠率が左右される治療となっています。
顕微授精は細いガラスの鍼に精子を入れ、直接卵子に注入します。卵子に負担が大きくストレスの高い治療法ですが、それを有り余って補うほどの妊娠率の高さから今では世界で一番多い治療法となっています。現在では鍼灸などと並行して行う事で妊娠率を高める働きができることが分かっています。
院長紹介
院長
吉井 紀子
経歴 |
1994年慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学産婦人科学教室とその関連病院に勤務。2005年から2017年ファティリティクリニック東京副院長。2017年6月より東京衛生病院産婦人科勤務、10月より東京衛生病院附属めぐみクリニック院長就任。 医学博士(慶應義塾大学) 日本産科婦人科学会産婦人科専門医 日本生殖医学会 生殖医療専門医 |
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(東京衛生病院附属めぐみクリニックのHPより)
診療時間
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 |
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午後 |
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夜間 |
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月・火・木:9:00~12:30 / 14:00~17:00 日・水・金:9:00~13:00 ※土曜・祝日、休診
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
人工授精当日(抗生剤費用込み) |
¥16,500 |
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採卵技術料金 |
¥66,000、(4回以降は¥44,000) |
採卵したが卵が得られなった場合 |
¥16,500 |
静脈麻酔 |
¥27,500 |
吸引麻酔 |
¥5,500 |
受精卵培養料金 |
¥22,000 |
胚盤胞培養料金 |
¥33,000 |
タイムラプス |
¥22,000 |
体外受精基本料金 |
¥11,000 |
顕微授精基本料金 |
¥22,000 |
顕微授精実施料金 |
卵子1~5個:¥11,000×個数、6~10個:¥66,000、11個以上:¥121,000 |
精巣内精子採取顕微授精基本料金 |
¥55,000 |
精巣内精子採取顕微授精実施料 |
卵子1~5個:¥16,500×個数、6~10個:¥99,000、11個以上:¥165,000 |
顕微授精基本料金+顕微授精実施料金 |
卵子1~5個:¥22,000+¥11,000×個数、6~10個:¥22,000+¥66,000、11個以上:¥22,000+¥121,000 |
胚移植料金 |
¥55,000 |
(卵子・胚)融解料金 |
¥33,000 |
胚凍結・保管料金 |
凍結胚1~5個:¥55,000、6個以上:¥77,000 |
精子凍結・保管料金(初回) |
¥22,000 |
※費用は税込み表記で、各項目ごとにおおよその目安となります。 ※その他詳しい料金体系につきましては、HPをご参照ください。
アクセス
東京都
杉並区
天沼3-5-2 公生堂ビル3階・B1階
JR・地下鉄丸ノ内線 荻窪駅 徒歩3分