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“自分事化されていない”妊活・不妊治療の実態とは?

2019/02/04

自分が不妊だとは思っていなかった女性の割合は6割以上「ファミリープラン」が1年以上遅れている夫婦が5割以上
~2月4日は“妊娠の日”、 妊活中及び妊活経験女性750名を対象とした意識調査より~


不妊症・不妊治療専門情報サイト「不妊治療net」を運営する株式会社F Treatment(本社:東京都港区、代表取締役:白 正寛、以下 F Treatment)は、本日、2月4日の妊娠の日(※)に合わせて、妊活・不妊治療の実態をまとめましたので、発表いたします。

これは、妊活中及び妊活や不妊治療の経験がある20代~50代の女性750名を対象に実施した「妊活・不妊治療に関する意識調査」の回答結果をもとにしたものです。

※一般社団法人 日本記念日協会が2016年12月に制定

■調査結果 トピックス


<「まさか自分が不妊症?」不妊治療に関する知識不足が明らかに>

  • 妊活を始めてから不妊治療開始まで1年以上かかった女性が、不妊治療経験者の約4割

  • 自分事化されていない「不妊治療」。自分が不妊だとは思っていなかった女性の割合は6割以上

  • 不妊治療に関する補助金・助成金、「知らなかった」「手続き方法が分からない」という声は6割以上


<不妊治療と仕事の両立は難しい?休みづらい職場環境>

  • 妊活・不妊治療中でも仕事を頑張りたい女性はおよそ3人に1人

  • 不妊治療と仕事の両立に対して何かしらのハードル(不満、不安など)を感じている女性は7割以上

  • 不妊治療のために取得できる休暇数よりも、休みづらい環境の方を課題に感じている女性が多い


<ファミリープランの遅れはどの程度おきているのか?その理由から見えてくる実態とは?>

  • 「ファミリープラン」が1年以上遅れている夫婦が約半数

  • 「ファミリープラン」が遅れている理由に「なんとなく」


<妻が感じる夫との妊活・不妊治療における「夫婦間ギャップ」>

  • 妻が感じる「妊活に対して積極的な夫」は1割しかいない

  • 夫婦の関係性を崩したくないという意見が多い一方「深刻に考える必要がない」という意識不足が伺える結果に


■「まさか自分が不妊症?」不妊治療に関する知識不足が明らかに


妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年間妊娠しない場合を不妊と定義されており、検査や治療を受けることが望ましいと考えられています。

しかしながら、妊活を始めてから不妊治療開始まで1年以上かかった方が、不妊治療経験者の約4割ということが明らかになりました。(※図1)

妊活を始めてから不妊治療開始まで1年以上かかった理由に関して、「不妊の存在(妊娠しにくい人もいるということ)を知らなかった」「不妊の存在は知っていたが、自分(またはご主人)がそうかもしれないとは考えていなかった」という回答が62.6%で半数を超え、不妊治療が自分事化されていないという実態が明らかになりました。

(※図2)さらに、不妊治療に関する補助金・助成金に関しても、「知らなかった」「手続き方法が分からない」という声が64.8%と、知識不足に起因する回答が大多数となりました。(※図3)

・妊活を始めてから不妊治療開始まで1年以上かかった女性が、不妊治療経験者の約4割

図1 図1

・自分事化されていない「不妊治療」。自分が不妊だとは思っていなかった女性の割合は6割以上

図2 図2

・不妊治療に関する補助金・助成金、「知らなかった」「手続き方法が分からない」という声は

図3 図3

■不妊治療と仕事の両立は難しい?休みづらい職場環境


仕事に対する価値観や不妊治療と仕事の両立に関する意識調査では、妊活・不妊治療中でも仕事を頑張りたいと答えた女性は約3人に1人という結果となりました。(※図4)一方で、不妊治療と仕事の両立に対して何かしらのハードル(不満、不安など)を感じている人が7割を超えるという結果となりました。(※図5)

不妊治療と仕事の両立における課題感に関しては、「職場で休みを取ることが一般的でなく、休みづらい」という回答が46.7%で最も多い回答となり、次いで「不妊治療のための休みは理解を得られないと思う」が37.6%、「自分の仕事に穴をあける申し訳なさを感じてしまう」が35.7%となり、不妊治療のために取得できる休暇数よりも、休みづらい環境の方を課題に感じている方が多い実態が明らかになりました。(図6)

・妊活・不妊治療中でも仕事を頑張りたい女性はおよそ3人に1人

図4 図4

・不妊治療と仕事の両立に対して何かしらのハードル(不満、不安など)を感じている女性は7割以上

図5 図5

・不妊治療のために取得できる休暇数よりも、休みづらい環境の方を課題に感じている女性が多い

図6 図6

■ファミリープランの遅れはどの程度おきているのか?その理由から見えてくる実態とは?


結婚当初の、子供がいつ何人欲しいかという「ファミリープラン」が1年以上遅れている夫婦が約半数という結果になりました。(※図7)ファミリープランが遅れている理由としては、なかなか妊娠しないという回答以外では「特に明確な原因がなく、なんとなく」が24.4%という結果が出ています。(※図8)

ライフプランを考えるうえで重要な子どもを授かるタイミングに関して、意識不足や知識不足が原因で、理想と現実にズレが生じているのではないかと考えられます。

・「ファミリープラン」が1年以上遅れている夫婦が約半数

図7 図7

・「ファミリープラン」が遅れている理由に「なんとなく」

図8 図8

■妻が感じる夫との妊活・不妊治療における「夫婦間ギャップ」


妻が感じる夫との夫婦間ギャップに妊活や不妊治療に関して、「夫のほうが積極的」と思っている妻は、1割しかいないという実態が判明しました。(※図9)妻が感じる夫との夫婦間ギャップにおけるトップ3は、1位は「タイミングの良い性交渉を行うための配慮」で44.1%。2位は「妊活や不妊治療に関する情報収集の積極性」

42.6%、3位は「妊娠しやすくするための自分の体のケアへの意識」で40.3%という結果でした。
さらに、夫婦間ギャップを解消できない理由に関して、「強く言って夫婦の関係性を崩すのが怖いから」という回答が最も多く、センシティブなテーマであることが伺える一方で、「実は自分も妊活や不妊治療をそこまで深刻に考える必要はないと考えているから」という回答が2番目に多く、妊活・不妊治療に対する意識不足も見られます。(※図10)

・妻が感じる「妊活に対して積極的な夫」は1割しかいない

図9 図9

・夫婦の関係性を崩したくないという意見が多い一方、「深刻に考える必要がない」という意識不足が伺える結果に

図10 図10

以上の調査結果から、妊活・不妊治療の実態として、まだまだ不妊に関する意識不足・知識不足があるということ、想定していたファミリープラン通りに計画が進んでいないということ、不妊治療と仕事の両立において休みづらい職場環境がハードルになっているということが明らかとなりました。F Treatmentは今後も、調査を通じて不妊治療に関する実態を明らかにしていき、女性の妊活や不妊治療に関する悩みに寄り添った取り組みを行なってまいります。

■調査概要


・調査テーマ:妊活・不妊治療に関する意識調査

・調査方法 :インターネットリサーチ

・調査対象者:妊活経験者及び、現在妊活をしている20代~50歳代の女性750名

・調査実施日:2018年12月

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