横浜市大病院 市民総合医療センター
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
---|---|
特徴 |
女医在籍 駅近 |
WEB |
|
TEL |
ここがポイント
泌尿器科と婦人科が連携し生殖医療に対応
横浜市大病院 市民総合医療センターでは泌尿器科と婦人科が一緒に生殖医療を行っている生殖医療センターとして神奈川唯一の独自性を保っています。
精索静脈瘤手術(顕微鏡下低位結紮)、精巣内精子採取術(TESE)などの男性不妊や先進医療にも対応しています。
精子凍結、卵子凍結などの高度生殖医療も行っており、総合的な治療が可能です。
横浜市大病院 市民総合医療センターの紹介
横浜市立大学附属市民総合医療センターは、平成8年度から旧医学部附属浦舟病院を再整備し、名称を改めて平成12年1月にスタートいたしました。
横浜市立大学附属市民総合医療センターは市民の皆様の健康を預かっているという重責を十分に自覚し、高度な医療と暖かいホスピタリティの充実に努め、地域の医療機関との連携のもと、市民の皆様が常に心の安らぎを得られる病院を創造してまいります。
生殖医療センター
生殖医療センターは、不妊治療を行う科として2012年4月から新設されました。現在の日本では6組に1組のご夫婦が不妊検査や治療を受けたことがあると言われており、年間約21万件の体外受精が行われ,出生40人のうち1人の割合となっています。
以前より横浜市立大学附属市民総合医療センターでの不妊治療については、女性は婦人科、男性は泌尿器・腎移植科で行われていましたが、ご夫婦で受診される患者さんも多く両科の連携が不可欠でした。今回両科の連携強化と治療の効率化をはかるため男女の不妊部門を統合し、生殖医療センターが誕生しました。
不妊検査
基礎体温検査
基礎体温検査では朝起きて一番最初の体温を計測し、基礎体温表に記録することで女性特有の高温期と低温期の2つの体温変化周期を調べる検査です。
高温期と低温にはエストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が関係しており、月経周期の特定の時期に分泌されます。
そのため、高温期と低温期の2つの変化周期を調べることで月経周期のどの時期に今いるかを計測することが可能です。
経腟超音波検査
超音波が物質に当たると反射する性質を利用し、体内で超音波を発生させることで体の内部を調べる検査です。
従来のお腹から行う超音波検査では子宮や卵巣は骨盤に囲まれ調べることができません。そのため、プローブと呼ばれる超音波を発生させる機械を体内に入れて検査します。
体内で発生された超音波が子宮や卵巣に反射し、それを基に画像を生成、リアルタイムでモニターに映し出すことで映像として観察していきます。
子宮筋腫や子宮内ポリープなどの疾患が見つかれば子宮鏡検査で詳しく調べていきます。また、子宮内膜や卵胞の厚みを調べることで排卵日を特定することが可能です。
子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査とは卵管と呼ばれる受精に重要な器官の通過性を調べる検査です。
卵管は非常に小さく、超音波検査では調べることができないほど小さいため造影剤というX線で光る液体を卵管に流し込み検査していきます。
造影剤が通過する影響で卵管が一時的に広がることで妊娠率を上げることがあります。
クラミジア検査
クラミジアとは性感染症の一つで感染したことに対して自覚症状が乏しいことから感染していることに気づかず広がり続け日本で最も多い感染症と言われています。
感染していることに気づかないまま放置してしまい、卵管に感染が広がることで卵管にフィルムの様な癒着を引き起こすことで閉塞してしまい、自然妊娠ができなくなることがあります。
クラミジアの中の感染症の原因となるクラミジア・トラコマティスと呼ばれる病原菌を検査し、陽性が確認されると子宮卵管造影検査を行います。
ヒューナー検査
ヒューナー検査は性交後試験とも呼ばれる検査で、女性の子宮頚管粘液と男性の精子の相性を調べる検査です。
排卵日周辺に行う検査で、精子が子宮にたどり着く補助をするため女性の子宮頚管粘液は性質を変化させます。この時に精子がどれくらい生きて運動性を保っているかを調べていきます。
男性の精子は新しく作られる関係から検査結果がぶれやすく、何度か検査を行い÷結果が続けば女性の体内に抗精子抗体ができていないかを検討していきまます。
不妊治療
タイミング療法
タイミング療法とは最も妊娠しやすいといわれている排卵日を不妊検査で特定し、周辺時期に性交渉のタイミングを合わせるよう医師が指導する不妊治療です。
医師がタイミングを指導する以外に特別な治療がないことから自然妊娠とほとんど変わらない治療となり、男女ともに不妊の原因がなければタイミング療法から行う事が一般的です。
医療介入レベルが低いことから心身の負担が少なく経済的な負担低いです。基礎体温からタイミングを一般で測る方もいますが、クリニックでは医師が医学的に様々な検査を基にタイミングを計ります。
排卵を自然周期で行うタイミング療法と排卵誘発剤を使用するパターンがあります。
女性の身体は繊細なため、ホルモンバランスが崩れると排卵が早まったり、遅れたりすることがあるため排卵誘発剤を使用し複数の卵子を発育させることで排卵を促していきます。
人工授精
人工授精とは、排卵日を特定しそれに合わせて精子を事前に採取し、濃厚洗浄処置をした後に精子を排卵日周辺に子宮に送り込む不妊治療です。
カテーテルと呼ばれる柔らかい管を子宮の奥まで差し込むことで精子が子宮まで離脱させることなく移動することが可能です。
男性不妊の軽度の運動性が悪い、量が少ないなどの症状に有効です。また、EDなどの性行不良に対応が可能です。
人工授精は人工という名前ですが、実際に人工的に行うのは子宮までの過程のみで基本的には自然に近い不妊治療です。
体外受精
体外受精とは通常が女性の体内で行う受精の過程を体外で行う事で妊娠率を大きく上げる不妊治療です。
排卵誘発剤を用いて卵子を複数発育させ、良質な卵子を選別します。選別した卵子を卵巣に針で穴をあけ吸引し取り出します。
取り出して卵子を培養液が入っている容器に移し、精子を大量に上から振りかけ受精させます。
受精した受精卵をタイムラプスインキュベーターで培養することで胚にし、女性の体内に胚移植を行い妊娠を待ちます。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡の視野で観察しながら精子をガラスの鍼に入れ卵子に直接注入する不妊治療です。
1992年にベルギーで初めて成功事例が確認されて真新しい治療ですが、妊娠率の高さと対応できる範囲の広さから世界で最も行われている不妊治療と言われています。
理論上では精子が1つと卵子が1つで妊娠が可能なため、男性不妊の無精子症でも精巣に1つでも精子があれば妊娠が可能です。
口コミ
【医師の説明】
1人1人に時間をつくって、丁寧に分かりやすい説明をしてくれるという声が多く上がっています。セカンドオピニオンの制度もあり、他院での治療についての客観的意見などを聞くことができるということで利用したという方もいます。ただ、担当した医師によって少し見解の違いなどがあり戸惑ってしまったという声もあります。
・こちらから分からなくて質問したことも、丁寧に分かるように説明してくれたので良かったと思います。ただ聞きにくいこともあったので、他に質問は、というように聞いてもらえると有り難かったです。(30代女性)
・一人一人の診察時間を十分にとってくれていると思う(40代女性)
【医療技術】
先進医療技術の導入、院内で検査が多数できることなど信頼度が高くあると感じられます。それぞれ専門分野のスタッフがいることで、確かな技術での治療を受けられると感じている方が多いようです。ただ、こちらの病院での不妊治療が始まったばかりなので、他院との比較で気になっている点がある方もいます。
・医療機器が沢山そろっていました。その一つ一つもしっかり管理され専門の方が行うこともしっかり説明してくれました。診療では私の話を先にゆっくりと聞いてくれた上でどのような治療があるか、どういう方法があっているのかを説明してくれます。まずは食事や睡眠、生活リズムを再度見直すことからになりました。(20代女性)
・丁寧に説明してくれて何度も確認作業があった。(30代女性)
【医療設備】
大学病院であるため、最新機器を含めさまざまな設備が整っていると感じている方がとても多くいます。それぞれに専門スタッフがいるため、細かな衛生面などもしっかり管理されているという声もあり、全体的に高い信頼を持っている方が多いように見受けられます。
・さすが大学病院だけあって医療設備は整っており、検査もすべて当該病院で完結することができるため、問題はないと思っています。(40代女性)
・採卵周期を見る為のエコー室が広く、明るく綺麗で清潔だと思った。採取した卵子を培養する部屋や凍結卵子を保存する部屋があり、それぞれ専門の職員がいるとの事だった。気圧調整や埃よけ、職員の帽子の着用など、衛生管理に大変気を配っていると説明され、感心した。(20代女性)
【待ち時間】
予約制ではありますが、全体的には少し待ち時間が長いという声が多く上がっています。ただ、あまり待たないという声もありますので、時間やタイミング、治療内容などによるのかもしれません。待っている時にはポケベルが渡され、順番になると呼び出しされるようです。
・ポケベルで診察や会計に呼び出されるシステムが便利だった。(30代女性)
・予約システムは導入されていたが、ある程度待った。診療もだけれど、お会計に待たされたイメージが強い。(40代女性)
【スタッフの対応】
全体的に親切で丁寧な対応をしてもらったという声が多くなっています。大学病院でもありますので、相当数のスタッフが在籍していると思われます。多少の善し悪しがあるかとは考えられますが、全体的には適切であるという声が上がっているのでスタッフ教育が行き届いているとも言えそうです。
・とても親切で丁寧だと思います。(40代男性)
・初診時の電話受付は明快で分かりやすく、市大までのアクセスも説明してもらえて好感を持った。紹介状を持参した時、病院内で道に迷って総合受付で尋ねたが、男性スタッフの口調がいささか横柄に感じられた。パンフレットをよく見てくださいと言われた。(20代女性)
診療時間
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
- |
- |
午後 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
- |
- |
夜間 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
午前 / 9:00〜午後/16:00 ※土曜・祝日・日曜、休診 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。 ※初めて受信される方は医療機関の紹介状をお持ちください。
アクセス
神奈川県
横浜市南区
浦舟町4-57
横浜市営地下鉄ブルーライン 阪東橋駅 徒歩5分
京急本線 黄金町駅 徒歩10分