本多レディースクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 不妊カウンセリング 不妊検査 |
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本多レディースクリニックの紹介
本多レディースクリニックは、昭和38年に現院長の父、本多明義が開院した「産科婦人科本多医院」を前身として平成10年に開院したクリニックとなります。
不妊症原因検索のために必要最小限の検査(不妊症一般検査)を系統的に行ないます。月経周期に応じて検査が行なわれますが、検査が治療を兼ねる場合も存在します。
不妊症とは
不妊とは、妊娠を望む健康な男女が、避妊をせずに通常の性交渉を行っているにもかかわらず、一定期間以上にわたって妊娠しない状態を指します。
日本産科婦人科学会では、この一定期間を「1年というのが一般的である」としていますが、子宮内膜症など不妊につながる原因がある場合や、結婚年齢の上昇を考慮し、当院では1年未満であっても、ご希望に応じて検査や治療を行っています。
不妊症の原因は、女性と考えられていることが多いようですが、実際には男女それぞれに原因がある可能性が高いです。そのため、不妊検査や治療は男女ともに夫婦の問題として取り組んでいければと思っています。
初診時スクリーニング検査
超音波検査
超音波検査とは、超音波が壁に当たると跳ね返る性質を利用し、膣から体内に超音波を発信する機会を入れ、音波を発信させ反射した音波を元に映像として子宮や卵巣の状態を観察します。
超音波検査で重要なのは子宮内膜の厚さや卵胞の発育状態を観察し、排卵日を特定し、タイミング指導などに生かしていきます。また、子宮や卵巣で筋腫やポリープなど不妊症の原因となる症状が観察された場合、不妊治療の前に取り除いていきます。
クラミジア抗原検査
クラミジア・トラコマティスという細菌を採決により検査します。クラミジアは、子宮から感染し、子宮まで到達し、精子が受精するための通過地点である卵管に炎症やフィルムのような癒着を引き起こす不妊の大きな原因の一端ですが、自覚症状がないため、気づいていないことも多いです。また、クラミジアに感染しているからと言って、必ずしも妊娠ができるわけではありません。
子宮造影検査
子宮造影検査とは、レントゲンで観察したときに白く光る造影剤を使用し、精子が受精で通る卵管を検査します。卵管は非常に細かいため、超音波検査でも確認することができず、造影剤を実際に膣から子宮まで通過させ、通過している状態をレントゲンや触診で観察します。
造影剤が流れる影響で、多少の詰まりは改善されるほか、卵管が広がることで妊娠をしやすくなります。
ヒューナーテスト
ヒューナーテストは、性交後試験ともいわれ、排卵日を超音波検査やホルモン検査などから医学的に特定し、排卵日に合わせて性行為を行い、性行為後の頸管粘液を採取し、数時間以内に検査に回します。
頸管粘液を400倍に視野の顕微鏡で観察し、その視野の中に良質な精子がいくらいるかを観察して行きます。精子は女性の卵子と違い、常に新しく作られている関係上、検査結果がぶれやすい特徴があります。そのため、結果が悪くても数回検査してみて、それでも悪い結果が続くようであれば抗精子抗体を考慮します。
タイミング療法
タイミング療法とは、排卵日を医学的に特定し、その日に合わせて性行為を行い、妊娠を目指す不妊治療です。基礎体温を元にセルフでタイミング療法を試す人もいますが、こちらは子宮内膜の厚さや頸管粘液の透明度や粘り、卵胞の発育状態やホルモンの分泌など様々な医学的根拠を元に排卵日を特定します。セルフで行って妊娠につながらなかった場合はクリニックの受診をして、排卵日があっているか、不妊症の原因がないかを確認してみることをお勧めします。
月経不順や排卵障害など排卵がうまく行われなかったり、排卵日の特定が難しい場合は、排卵誘発剤を用いて卵子を発育させ、妊娠率を高めることがあります。
人工授精
人工授精とは、精子を排卵日に事前に採取し、濃厚処置を行った後に、洗浄し、膣から細い管を用いて子宮の奥に精子を注入する不妊治療です。この過程以外は、通常に妊娠やタイミング指導と変わらないため、体の負担も少ないほうで、タイミング療法の次に行われることが多いです。
人工授精は、精子を人工的に子宮まで到達させるため、男性不妊である精子の運動性をカバーすることができます。人工授精は、4~6回ほど行い、妊娠ができなければ見込みが大きく減少するため、次の高度生殖医療を検討することをお勧めします。
体外受精
体外受精は、1978年にイギリスで初めて行なわれた不妊治療で、女性の体内で行う受精までのサイクルを体外で人工的に行う不妊治療です。体外受精は、妊娠率が高く、女性の一番大きな不妊の原因である卵管性不妊に対して有効なため、世界中に広まり、ノーベル賞を受賞するほど評価されています。日本でも保険対象や一部の自治体では助成金対象になっています。
体外受精は、排卵誘発剤を用いて卵子を急速に発育させ、いくつも卵子を採取できる状態にします。細い針で卵巣に穴をあけ、卵子を吸引し取り出します。取り出した卵子はシャーレという容器にいれ、上から精子を何個もふりかけ受精させます。受精自体は卵子と精子に任せるため、自然な形になります。
顕微授精
顕微授精は1992年にベルギーで行われた比較的新しい不妊治療で、精子をガラス針にいれ、卵子に直接針を刺し受精させる治療です。卵子に針を入れるため、負担が大きくなりますが、理論上精子1つと卵子1つで受精が可能なため、今まで対応できなかった男性不妊に対して、完全な無精子症以外には有効な治療法として挙げられます。
顕微授精は、高度生殖医療に位置付けられており、難しい治療のため、クリニックの設備や環境、胚培養士などの医療スタッフの技術や経験など様々なことで妊娠率が変動します。しかし、30%から70%と言われており、基本的に妊娠率が高いため、卵子の負担のデメリットを鑑みても有効な不妊治療と判断されています。
診療時間
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午前 / 9:00〜12:30 午後 /15:00〜18:30 △・・・12:30〜13:00 ※水曜・日曜・祝日、休診 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
福井県 福井市 宝永4-2-18
福井鉄道福武線 仁愛女子高校駅 徒歩4分