杏林大学病院
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 土曜日診療 女性が担当 |
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ここがポイント
杏林大学病院は産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えており特定機能病院に指定されています。
特定機能病院とは高度な医療を提供でき、高度な医療技術の開発と研修を実施する能力を備えた病院で、厚生労働大臣の承認を受けた病院のことであり現在、日本国内で88病院が承認されています。(2022年12月現在)
外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。
不妊内分泌外来での排卵誘発、人工授精の他、体外受精・胚移植、凍結受精卵胚移植、顕微授精等の高度な生殖補助医療を施行しています。
杏林大学病院の紹介
杏林大学医学部付属病院は多摩地域唯一の大学医学部付属病院本院であり、特定機能病院として、チームワークによる質の高い医療の実践、医療安全に対する最善の努力、地域医療の推進、良き医療従事者の育成、先進的な医療の実践と開発、の5つの基本方針を掲げ、地域に安全で良質な医療の提供を目指して職員一同一丸となって取り組んでまいりました。
杏林大学医学部付属病院が多摩地域はもとより、周辺にお住まいの方にとってより親しみやすく頼りになる病院を目指して、これからも努力を重ねていく所存です。
特定機能病院とは高度な医療を提供でき、高度な医療技術の開発と研修を実施する能力を備えた病院で、厚生労働大臣の承認を受けた病院のことであり現在、日本国内で88病院が承認されています。(2022年12月現在)
■産科婦人科
多摩地区の拠点病院として産婦人科の3大領域である、周産期医療、婦人科腫瘍、生殖医療のすべてにおいて高度な医療提供体制を備えています。外来においては通常の外来の他に、各専門医(指導医)が中心となって臨床遺伝外来、腫瘍外来、不妊・内分泌外来といった特殊外来を行っています。
■生殖領域
不妊内分泌外来での排卵誘発、人工授精の他、体外受精・胚移植、凍結受精卵胚移植、顕微授精等の高度な生殖補助医療を施行しています。
■24時間体制など優れた環境
高度急性期病院24時間体制で緊急の患者にも対応。また、院内にはスタバや食堂などがあり、待ち時間をゆっくりできる環境が整っています。
不妊検査
基礎体温
不妊検査の基礎体温検査では朝の布団から出る前の体温を計測し、毎日く記録していきます。
女性の体温は月経周期に合わせて高温期と低温期の2相の体温に変化します。この体温変化を婦人用体温計で計測し、周期を割り出すことで月経周期を把握し、排卵日を特定しる指標とすることが可能です。
経腟超音波検査
超音波を体内で発生させることで、超音波が物質に当たると反射する性質を利用し体の内部を調べていきます。
体内で発生した超音波が体の内壁や内臓、子宮や卵巣に当たり反射することで映像を作成し、子宮や卵巣の状態や形状を観察します。
子宮筋腫や子宮内ポリープを観察し、疾患が見つかった場合には子宮鏡検査でより詳しく調べていき不妊症の原因になりそうであれば腹腔鏡手術で取り除いてきます。
子宮内膜や卵胞の厚みや発育具合から排卵日を特定し、タイミング療法や人工授精などを行っていきます。
子宮卵管通水検査
卵管という受精に重要な器官の通過性を調べる検査です。
超音波検査では卵管が小さすぎて調べることができないため生理食塩水を使用し、卵管の中を実際に流して通過できるかを検査していきます。
卵管は癒着や詰まり、炎症などを起こし閉じてしまう事があります。卵管が閉じてしまうと精子が通過できないため自然妊娠ができなくなってしまいます。
通過できなければ、子宮鏡検査で調べていき体外受精などの治療が必要になる可能性があります。
クラミジア検査
クラミジアとは、性感染症の一つで感染したことに対しての自覚症状がないため今、最も広がっている感染症となります。
クラミジアに感染すると卵管因子の原因となりフィルムのような癒着を引き起こす可能性があり自然妊娠ができなくなる可能性があります。
クラミジアの抗原・抗体検査を行い陽性が確認された場合には子宮卵管通水検査を実施していきます。
ヒューナー検査
ヒューナー検査とは、男性の精子と女性の子宮頚管粘液の相性を調べる検査です。
女性の子宮頚管粘液が精子を受け入れ子宮まで通す補助をするため性質を変える排卵日周辺に検査を行います。
排卵日周辺に夫婦生活の営みを行った後、数時間以内か翌朝に採取した子宮頚管粘液を400倍の顕微鏡で観察し精子の状態から、子宮の中に向かうことができたかどうかを検査していきます。
男性の精子は検査結果がぶれやすいため、何度か検査を行い悪い結果が続けば女性の体内に抗精子抗体ができていないかを調べていきます。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査
AMHとは発育過程の卵管から分泌される女性ホルモンで、卵巣の中にある卵子の数と相関関係にあるといわれています。そのことからAMHの分泌を調べることで卵巣の予備機能を調べる指標とすることが可能です。
女性の卵子は生まれながらに数が決まっており男性の精子のように新しく作られることがありません。卵子は思春期になると発育し年齢とともに減少していきます。
卵巣の予備機能を調べることで妊活プランを検討したり、低いと排卵誘発剤の使用や体外受精から始めるなどの検討を行います。逆に高すぎた場合には多嚢胞性卵巣症候群を疑います。
一般不妊治療
タイミング療法
タイミング療法は、排卵日を不妊検査で特定し、妊娠率が最も高いといわれている排卵日周辺に合わせて性行為を行う不妊治療です。
不妊検査以外の特別な治療がなく、自然妊娠と変わらないため日本人からは好まれている治療法で体の負担が少ないこともあり不妊治療のファーストステップと言われています。
排卵が上手く行えない排卵障害や月経不順の方には排卵誘発剤を使用することがあります。また、妊娠率を高めるときにも排卵誘発剤を使用していきます。
タイミング療法は不妊症の方だと5%ほどの妊娠率となっており、妊娠される方は複数回受けて妊娠されています。半年以上試して妊娠が出来なければ人工授精などのステップアップを検討していきます。
人工授精
人工授精とは排卵日を不妊検査で特定し、排卵日に合わせて事前に精子を採取し濃厚洗浄処置をした後に子宮に人工的に送り込む不妊治療です。
膣から子宮までカテーテルと呼ばれる細い管を通しその中を精子が移動することにより精子が途中で離脱する可能性を減らすことで妊娠率を上げていきます。
人工授精では男性不妊の精子が少ない方や運動性が悪い方に有効な治療法です。EDなどの性行不良の方でも人工的に女性の体内に精子を入れるため有効な治療です。
人工授精の妊娠率は10%と言われており、4~6回ほどで妊娠することが多いようです。それ以上になると妊娠率が下がるため体外受精などを検討していきます。
漢方外来
漢方とは東洋医学の体質改善を基とした治療で、人間が本来もつ自己治癒能力を高めることで妊娠がしやすい身体づくりを行っていく治療です。
複数の生薬を組み合わせることで複合的な効果を持たせ、体全体の調子を整えていきます。個人の体質や症状、生活習慣を鑑み処方をオーダーメイドで行っていきます。
医師が診察をして処方するため、より体質に合わせて処方が行えると共に薬局では取り扱えない漢方を処方することが可能です。また、保険対象での処方が可能です。
症状のある部位だけでなく、身体全体を見て診療を行い症状の基となる症状や部位を治療する根源治療を行っていきます。
御苑アンジェリカクリニックではティーパックのように一包化されていている煎じ薬を自分で抽出し処方しているため、保存が効くエキス剤や錠剤と違い有効成分の効果が減弱しないため、効果がじかに伝わります。
また、超音波で卵巣を確認しながら卵巣周期に合わせて処方を変えていくため、薬局のように一般的に月経サイクルに応じて漢方薬が処方されるよりも的確に治療が可能です。
体外受精
体外受精とは1978年にイギリスで初めて行われた不妊治療で、瞬く間に世界に広がりノーベル賞を受賞した活気的な治療法です。
日本でも近年、保険対象になったことから以前よりも受けやすい環境になり治療を行う数が増えてきています。
体外受精では排卵誘発剤を用いて、卵子を複数発育させることで良質な卵子を選別し治療していきます。選別した卵子は卵巣に針で穴をあけ吸引し取り出していきます。
取り出した卵子は培養液が入ったシャーレと呼ばれる容器に入れ精子を上から大量にふりかけることで受精を行います。あくまで受精は卵子と精子が自然に行います。
受精卵になったらタイムラプスに入れ、胚になるまで培養し女性の体内に肺移植を行います。
受精の過程を体外で行うため、不妊症の大きな原因である卵管に問題があっても対応が可能です。また、精子を上から卵子に直接振りかけるため精液の中に数が少なかったり、運動性が悪くても対応が可能です。
顕微授精
顕微授精とは、顕微鏡で観察しながらガラス針に精子を入れ、卵子に直接刺して受精させる不妊治療です。受精率が高く、世界で最も行われている不妊治療と言われています。
顕微授精の優れている点は妊娠率が高いこと以外に卵子と精子が1つずつあれば妊娠が可能という点です。そのため、今まで対応が難しかった男性の無精子症に対して精巣に1つでも精子があれば対応が可能です。
杉山産婦人科 丸の内では顕微授精はPiezo-ICSI(ピエゾ)法で実施しており、通常は鍼で卵子に注入する時に先端が平らなピペットを使用し、細胞膜を軽く押した時点で振動(ピエゾパルス)をかけることにより卵子へのダメージを減らすことにより卵子の負担が減少し、妊娠率が通常の顕微授精よりも高くなることが可能です。
口コミ
【医師の説明】
患者さんの気持ちに寄り添った治療であった、不安な点を親身になって相談にのってもらったという声が上がっています。丁寧な説明であったという声もあり、好印象・高評価と言えそうです。
・細かく丁寧に説明してもらって、不安なことがあつて質問すると親身になって相談に応じてくれました。(20代女性)
・女性の先生だったために、女性として話がわかる先生でした。年齢的にも難しい妊娠を望んでいたために、気持ちに寄り添って診察をしていただいたことに感謝しています。治療や検査の結果も的確に説明をしていただいたと記憶しています。(40代女性)
【医療技術】
大学病院であるため、検査機関が充実し、しっかりとした検査を受けることができたという声が上がっています。また、先端医療をも含めた治療であったとのことで、技術面に関する信頼感はとても高いと言えそうです。
・丁寧な説明があり、毎回きちんと審査、アドバイスをもらえた。(30代女性)
・大学病院だったために検査機関は充実しており、毎回の血液検査やホルモン検査などの対応も早く、結果までの待ち時間も約40分ぐらいでした。はじめの卵管造影検査も痛みもなく普通に受ける事が出来ました。全ての担当の女性だったので安心でした。(40代女性)
【医療設備】
建物も新しく、大学病院であるため最先端の設備が導入されていたという声が上がっています。また、検査室などへの案内が分かりやすいように表示されていたことが良かったという声もあります。
・大きな病院で、設備が充実していた。(30代女性)
・設備については無知な部分もありますが、ネットで得た情報では設備はとても豊富だと感じました。(20代女性)
【待ち時間】
予約制ではあるものの、待ち時間があったという声が多く上がっています。ただ、大学病院であるため、ある程度は許容範囲だと感じている方が多いようです。
・予約制だったが待たされることが多かった。(30代女性)
・待ち時間は確かに長いですが、大学病院なので理解できる長さかと思います。(20代女性)
【スタッフの対応】
スタッフの動きや対応は的確であったという声が上がっています。しっかりとした分かりやすい説明であったり、親切・適切な対応と感じている方が多いです。
・スタッフの対応は親切で良かった。受付の対応もミスなく適切だった。(30代男性)
・こちらの都合も考慮して頂いた上での予約でしたので特に不満に思うところはありません。(20代女性)
診療時間
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前/8:45~12:00 △土曜:8:45~11:00 ※日曜・祝日・年末年始・学園創立記念日、休診 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
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