八重垣レディースクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊検査 |
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特徴 |
不妊治療専門 |
WEB |
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TEL |
ここがポイント
総合病院の経験を活かした幅広い不妊診療
院長は不妊治療に20年以上携わっており、内視鏡検査・手術から高度生殖医療まで八重垣レディースクリニックでは幅広い治療を対応可能です。
人工授精で30%以上、ART(高度生殖医療)でも50%以上の高い妊娠率を出している実績のあるクリニックです。
八重垣レディースクリニックの紹介
不妊症とは
赤ちゃんが欲しいと考えて避妊をしない夫婦生活がある場合、1年目には80%、2年目までには90%のカップルに赤ちゃんが授かると言われております。
最近では1年以上、妊娠ができない場合を不妊症と言い、7組に1組が不妊症と言われています。女性は30歳になると妊娠率が徐々に低下し、35歳を越えると明らかに低下することが知られています。また、不妊症は女性の問題とみられがちですが、実際には男性が原因のことも多々あります。不妊は夫婦の問題ととらえてしっかりと実施していきましょう。
不妊の原因
排卵障害
卵胞が発育しない、もしくは排卵できない状態をさします。月経周期に乱れがあり、基礎体温の高温期と低温期の変化に乱れがあったり、卵胞が発育していない状態が見られます。視床下部や下垂体の異常でFSH、LHの分泌が不十分な場合、卵胞がうまく発育してきません。短期間でのダイエットやストレスが原因になることもあります。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣表面が固く、卵巣に多数の小さな卵胞が存在しますが、卵胞が発育していない状態です。ホルモン異常を伴い、無月経や月経不順となります。
最近ではインスリン抵抗性耐糖能異常との関連が言われております。
黄体化未破裂卵胞
一般には基礎体温が、高温相となれば排卵があったと考えられておりますが、この黄体化未破裂卵胞とは、基礎体温やホルモン値からは排卵があった(高温相になった)ように見えても実際は、卵巣に卵ができるものの、卵巣から飛び出せない(排卵できない、未破裂)状態をいいます。
卵管通過障害
卵管とは、受精するために精子が通る管であり、受精卵が子宮に送り込まれる道でもあります。女性の不妊症の原因として最も多い障害です。
原因として子宮筋腫が卵管を圧迫していたり、子宮内膜症やクラミジア感染などによる癒着や炎症が考えられます。
着床障害
子宮の状態がよくないと受精卵が子宮にくっつくことができません。子宮筋腫や子宮腺筋症により、ポリープが出来る場合が考えられます。
不妊検査
超音波検査
超音波検査は、超音波が壁に当たると反射する性質を利用し、その音波を元に画像を作り流し続けることで映像にし、子宮や卵巣の形状を観察します。
子宮内ポリープや子宮筋腫など不妊症の原因を誘発する症状が発見された場合、不妊治療を行う前に不妊症の原因を取り除きます。
基礎体温
基礎体温とは、人間が生きていくうえで最低限使用している人間のエネルギーだけの状態の体温をさし、通常は就寝時にあたります。しかし、就寝時の体温を毎日計るのは難しいため、朝起きて一番最初の体温を計測します。基礎体温は通常の体温を測るよりも細かい体温を測るため、婦人用体温計を使用します。
基礎体温は、女性ホルモンが深く関係しており、黄体ホルモンの分泌により高温期が、卵胞ホルモンの分泌で低温期に分かれます。この2相の周期の変化を計測し、排卵日を特定します。
クラミジア感染
クラミジア感染症とは、クラミジア・トラコマティスという種別の細菌で、性行為から感染します。クラミジアは他の細菌と異なり、生きた細胞内に入り込んでは細胞質内で分裂増殖を行う特徴を持っています。増殖したクラミジアは細胞を破り広がっていく特徴があります。
クラミジアは女性の不妊症の1番の原因である卵管性不妊に対しての原因として最も多く、フィルムのように蓋をして癒着したり炎症などでつまりを起こしたりします。ただし、クラミジア抗体が陽性だといっても、すべての方が、卵管性不妊というわけではなく、自然妊娠される方も少なくありません。
AMH(抗ミューラー管ホルモン)
抗ミュラー管ホルモンとは、発育過程にあるごく初期の卵胞から分泌されるホルモンで卵巣予備機能の指標になるホルモンです。女性の卵子は男子の精子と違い、毎回新しく作られるわけではなく生まれた時に原子卵胞盤がすでにできており、思春期に一斉に発育し、排卵を起こします。
このホルモンが高値を出すと、卵子が多く残っており、排卵誘発剤も効果が上がりやすい状況と言えます。
子宮造影検査
子宮造影検査とは、造影剤のレントゲンで光る性質を利用し、造影剤を膣から流し込み卵管の通るときに触診やレントゲンで通過性を確認します。
卵管は非常に小さく、超音波検査では調べることができません。造影剤が通った影響で、卵管が広がる検査になります。
タイミング療法
タイミング療法とは、排卵日を不妊検査から医学的に特定し、妊娠に最も最適な排卵日とその数日前に夫婦の営みを持つことで妊娠率を高める不妊治療です。排卵日の特定以外は特別なことがないため、タイミング指導と呼ばれることもあります。
排卵は自然周期の排卵と排卵障害や月経不順などで排卵が上手く行われない時に対して排卵誘発剤を用い排卵を起こす方法があります。排卵誘発剤は注射と服薬などの種類があり、それぞれに効果が違うため、医師の指示に従って行います。
タイミング療法は、4~6回ほど行い妊娠することが多く、複数回行う事が前提となる治療法です。
人工授精
人工授精は、精子の数が少なかったり運動率が悪い方や性行不良、子宮頚管粘液の分泌が足りなかった方に対して有効な不妊治療で、ステップアップ形式ではタイミング療法の次に当たります。
人工授精はマスターベーションで精子を採取し、洗浄・濃縮して選別された精子を用いて行います。細いチューブで子宮の中に注入することで精子の子宮までの経路を短縮することで妊娠率を上げます。人工という名前ですが、精子を子宮まで送る過程が人工なだけで受精などの過程はあくまで自然な過程となります。
タイミング療法と同じく、4~6回ほどで妊娠するケースが多いです。
体外受精
体外受精は、1978年にイギリスで初めて行われた不妊治療です。初めは後遺症などの心配がありましたが、最初の体外受精で生まれた子供が無事妊娠し、元気な赤ちゃんを産んだことで心配がなくなりました。1979年にはオーストラリア、1981年にはアメリカ、1982年以降はヨーロッパ諸国、1983年に東北大学で国内初の体外受精が行われるなど世界中に広まり、いま日本では保険対象になり、今後体外受精は多くの方が受け入れやすい環境が整えられています。
体外受精は、排卵誘発剤を用いて複数の卵子を発育させ、卵子の質が良いものを選別します。卵子を冷凍保存する場合もあります。
その後に卵巣に針で穴をあけ、卵子を吸引することで取り出し、シャーレという容器に移し精子をふりかけのように多数卵子に振りかけ受精させます。受精した受精卵は胚培養士が胚になるまで培養し、妊娠に都合の良いタイミングで女性の体内に戻します。
体外受精が対象の方は一般不妊治療で妊娠ができなかった方、卵管が両方とも詰まっている方、精子の質が悪い方、女性の体内に抗精子抗体ができている方になります。
体外受精は複数種類があり、ロング法、ショート法、アンタゴニスト法、クロミッド+hMG/FSHなどがあるため医師の説明をよく聞いておきましょう。
顕微授精
顕微授精は、別名ICSI : イクシーと呼ばれています。1992年にベルギーで行われた不妊治療で、今日では世界で一番多く行われている不妊治療と言われています。
顕微授精は特殊な顕微鏡で観察しながらガラス針で精子を1つ採取し、卵子に直接注入します。この顕微授精の優れているところは精子を直接卵子に注入することで妊娠率が圧倒的に高くなることもそうですが、理論上では精子1つにつき卵子が1つで妊娠が可能なことです。そのため、今まで妊娠できないといわれていた無精子症の方でも精巣から精子が1つでも採取できれば妊娠することが可能です。
受精卵(胚)凍結保存・融解胚移植
凍結融解胚移植とは、体外受精や顕微授精でたくさんの受精卵を排卵誘発剤などを用いて発育させ採取し、体外受精などで使用しない胚以外は凍結保存し、次回以降での仕様のために保存することです。卵子は生まれた時から数が決まって新しく作られないため、卵子を無駄にしないことや加齢を防ぐ、再度の採取で体の負担がかかることを避けることが可能です。
凍結法
凍結方法にはプログラムフリーザーという冷却装置を用いた緩慢凍結法と一気に液体窒素に投入して凍結保存するガラス化凍結法の2種類があります。八重垣レディースクリニックでは、ガラス化凍結法を採用しています。
融解胚移植
凍結胚を融解して子宮の中に移植するときは、子宮の中(子宮内膜)を着床しやすい状態にするために自然周期法とホルモン補充周期法などを使用します。
診療時間
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午前 / 9:00〜12:30 午後 /15:30〜19:00 ※火曜/木曜/土曜午後・日曜・祝日、休診 ※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
人工授精(精子調整・精子注入) |
¥17,000~ |
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体外受精-胚移植 |
¥320,000 |
顕微授精-胚移植 |
¥370,000 |
受精卵凍結 |
¥40,000 |
凍結胚融解移植 |
¥100,000 |
※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
島根県 松江市 東出雲町意宇南5丁目4-2
JR山陰本線 揖屋駅 徒歩22分