大分大学医学部附属病院
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不育症 不妊治療手術 腹腔鏡手術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 |
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大分大学医学部附属病院の紹介
県内唯一の医育機関としての大分大学医学部附属病院の使命は、根源的なものとして、二つ挙げたいと思います。1)地域医療に貢献できる医師の育成、2)先進的で安全安心な医療の提供の二つです。「先進的」という意味は、「実験」という意味ではありません。次々と開発される薬剤や医療機器も含めた医療技術は、それ自体は、より効果的で安全性の高いものとして、登場してきています。 ■産科婦人科 大分大学医学部附属病院産婦人科医は、女性の一生(ライフステージ)に適度に関わりつつ、心身の生活の質(QOL)の向上に少しでもお役にたてることを心がけています。 大分大学医学部附属病院産科婦人科は、一般的な不妊症の治療のみならず、体外受精(顕微授精)・胚(凍結胚)移植などの高度生殖医療にも胚培養士とともに力を入れています。
不妊外来
大分大学医学部附属病院では自然に近い妊娠を目指しています。一般的な不妊治療を行い,体外受精・胚移植とステップアップ方式を採用しています。
基本検査を行い、問題がなければタイミング療法を行い、妊娠が見られなければ人工授精を経て体外受精や顕微授精へ移行していきます。
不妊検査
毎日、自宅で基礎体温を計測してもらいます。グラフ化した基礎体温から、排卵の有無やホルモンバランスなどを調査し、数ヵ月間の記録から、排卵日の予測を行います。
子宮卵管造影
女性不妊症の原因のうち、卵管因子は約3割を占めます。卵管疎通性(卵管が通っていること)の確認は重要な検査となります。卵管疎通性の検査には、子宮卵管造影(HSG)を行うことが一般的ですが、ヨード造影剤を使用できない場合は、HSGには劣りますが、卵管通水(簡便な検査)や超音波子宮卵管撮影検査(フェムビューという注射筒を使用する)が行われます。
HSGは、レントゲン撮影で子宮左右の卵管角より伸びる糸状の卵管像と卵管末端からの造影剤の拡散を確認することができ、確実に卵管の疎通性があると判断できます。
腹腔鏡
腹腔鏡手術は、お腹の3~5か所に5~12mmの小さな穴をあけて行います。炭酸ガスでおなかを膨らませ、直径5~10㎜の棒状のカメラを挿入してお腹の中の様子をモニターで確認していきます。
子宮や卵管に癒着がないかを確認し、クラミジア感染症や子宮内膜症がないかを確認します。これらがあると、排卵する卵をうまく受精することができないキャッチアップ障害となります。また、卵管采がつぶれて機能しにくい場合、卵管を采形成します。
大分大学医学部附属病院の不妊治療
タイミング療法
排卵日をホルモン検査や超音波検査から割り出し、妊娠がしやすい期間を予測し、成功することで妊娠につなげます。基礎体温などとは異なり、タイミング療法は、医師が排卵日を正確に予測したうえで、性交渉のタイミングを指導するのが特徴です。時期を特定すること以外は自然妊娠と変わらないことが特徴です。
卵管の通過性に問題がなく、女性の年齢が35歳以下が推奨されています。男性側は精子の数や運動性に問題がないことが条件となっています。また、タイミング療法は排卵の時期に合わせての通院がかかせないため、指定された日取りで通院が条件となります。
人工授精
選定した精子を洗浄濃縮処理し、排卵のタイミングに合わせて人工的に女性の子宮に送り込みます。子宮内に直接精子を入れることで卵管膨大部(卵子と精子の出会いの場)にたどりつく精子の数を増やし、受精の確率を増加させます。人工授精の確率は3回以内が多く、6回以上妊娠しない場合は高度治療に切り替えることが多いです。
体外受精法
1978年イギリスで、体外受精―胚移植が世界で初めて成功した治療法です。1983年には凍結胚により妊娠、そして翌年には分娩に成功、1992年には顕微授精で、1993年には無精子症に対する、精巣内精子を使用した顕微授精で妊娠・出産に成功してきた歴史のある受精法です。
体外受精は、タイミング療法や人工授精に比べ、妊娠がしやすい受精法です。精子が自分の力で卵子に入るため、卵巣に問題がある女性でも、顕微授精のように卵子への負担も少なく、卵子が傷ついてしまうことへのリスクも低くなります。
体外受精では、排卵させるために誘発剤を使うため、通院回数が増えます。採卵では、針を刺すので痛みが伴います。治療が高額で、女性は長期療養が必要なため、職場の理解が重要になります。
顕微授精
人工的に精子を卵子に注入することにより、受精させます。1つの精子からでも可能なため、精子の数が足りない場合でも受精が可能です。また、この場合、事前に精子を冷凍保存して補うことがあります。
診療時間
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受付時間/ 初診:8:00~11:00、再診:8:30~11:00 診療時間/ 8:30~17:00 ※上記は産婦人科の診療スケジュールです。 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
人工授精 |
¥11,000 |
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採卵 (麻酔および使用薬剤費別途加算あり) |
¥73,019 |
培養 (媒精費用および余剰胚の長期培養料金込み) |
¥56,257 |
顕微授精 |
¥36,038 |
胚移植 |
¥29,962 |
胚凍結 (凍結後 1 年間の維持管理料込み) |
¥56,886 |
胚融解 |
¥27,448 |
凍結胚維持管理料 (1 年毎の保存期間延長時に請求) |
¥31,848 |
※その他詳しい料金体系につきましては、HPをご参照ください。
アクセス
大分県 由布市 挾間町医大ヶ丘1-1
JR久大本線 向之原駅 徒歩48分 JR日豊本線 蓮ヶ池駅 徒歩57分