福地レディースクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 不妊カウンセリング 不育症 不妊検査 |
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ここがポイント
茨城県特定不妊治療指定医療機関として機能しています。 タイミング療法から体外受精、顕微授精などの高度生殖医療までに対応ができるクリニックです。婦人外来にも対応しており、妊娠以外に体の不調や精神的な問題にも相談ベースで受信が可能です。
福地レディースクリニックの紹介
福地レディースクリニックは、「県北地域で体外受精が行える施設を。」というたくさんの方々の要望に応え、旧福地産婦人科病院の跡地に2003年5月に新規開院に至りました。
思春期、性成熟期、更年期、老年期といった各ライフステージに女性が抱える体の悩みを気軽に相談、解消できるよう、日々の診療に取り組んでまいります。
特に不妊治療に関しては、茨城県特定不妊治療指定医療機関として機能しており、安全で信頼され、安心して受けられる医療を提供してまいります。
不妊症とは
生殖年齢の男女が妊娠を希望し、一年間避妊することなく性交渉を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を「不妊」といい、妊娠を希望し医学的治療を必要とする場合を「不妊症」と定義しています。
妊娠を希望する健常なカップルであれば、3ヶ月以内で約50%が、6ヶ月以内で約70%が、1年以内で約90%近くが妊娠に至るといわれています。
女性の加齢とともに妊娠率は低下します。これは、年齢の上昇に伴う卵子の数の減少と、卵の質の低下が原因です。また、加齢により異常な染色体をもつ卵子も増加するので、流産率も上昇します。
女性の年齢が37歳頃から妊孕能(妊娠しやすさ)が急激に低下してきますので、なかなか妊娠に至らない方は、早目に不妊の検査・治療をお受けになられることをお勧めします。
不妊症の原因
排卵因子
排卵因子の一番の原因は排卵障害で、排卵までの過程に問題が生じ、卵子が育たない、もしくは育っても排卵ができない状態を指します。
排卵障害他起きているかは基礎体温を測ることが有益です。基礎体温は、人間が生きていくうえで最低減のエネルギーしか使用していない状況での体温をさし、通常では就寝時の体温をさします。しかし、この体温が通常では測ることができないため、朝起きて一番の体温をさします。基礎体温は、卵胞ホルモンの分泌の影響で低温期を、黄体ホルモンの影響で高温期に入り、2相の変化で排卵を特定します。そのため、この変化が見られない場合は排卵が上手く行われていないと考えられます。
排卵因子の主な理由として、精神的ストレス、短期間の大幅なダイエットなども挙げられます。早発卵巣不全という20、30歳台で卵巣機能が極端に低下し無排卵に陥ることなどもあります。
卵管因子
卵管因子の一番の原因はクラミジアというウイルスの感染であり、クラミジア抗体検査で調べていきます。クラミジアは子宮口から感染し、自覚症状がないため、かかっていることに気づいていない人が多いです。
クラミジアに感染すると、卵管に詰まりや癒着が起こることがあります。卵管は精子が受精するために通過する重要な器官のため、異常があると妊娠ができない状態になります。
また、同じような症状として子宮内膜症による卵管周囲癒着があります。
卵管の癒着や詰まりは、子宮造影検査で調べていきます。造影剤のレントゲンで光る性質を利用し、卵管に膣から造影剤を流し込み、実際に通過している時にレントゲンや触診で観察していきます。
子宮因子
子宮因子とは子宮筋腫や子宮内ポリープ、子宮の内部の形状に影響を与えない筋層内筋腫やしょう膜下筋腫ができることにより、子宮内腔の変形がおこり、精子の卵管への移動や受精卵の着床が妨げられ不妊症の原因になる症状です。
子宮筋腫が不妊症の原因となるわけではなく、位置や大きさによって影響されます。
子宮因子は、超音波検査で確認をします。超音波のエコーという性質を利用し、超音波を体内で流し反射した音波を映像として観察していきます。超音波検査は他に子宮内膜の厚さや卵胞の発育状態を観察し、排卵日を特定します。
頚管因子
頸管因子は頸管粘液不全と抗精子抗体が挙げられます。頸管とは子宮の入り口で、膣と子宮腔をつなぐ部分のことをさし、頸管粘液が分泌され、精子の運動を促し、通りやすくしてくれます。この頸管粘液の分泌が不十分だと精子の侵入がスムーズに行われず、妊娠しにくくなる頸管粘液不全という症状が引き起こされます。
抗精子抗体とは精子を異物だと判断し、抗体をつくってしまう状況をさします。頸管粘液や精子の状態に問題がないのになかなか妊娠しない場合など、フーナーテストを行ないます。
フーナー検査とは性交後試験ともいわれ、排卵日を特定し、その日に合わせて性行為を行い子宮頚管粘液を採取します。その子宮頚管粘液を400倍の視野で観察し、その中に良質な精子がどれくらいいるかを確認します。精子の検査結果はぶれやすいため、何度か検査を行い、悪い結果が続けば抗精子抗体を疑います。
タイミング療法
超音波検査や子宮頚管粘液の状況、採血によるホルモンの分泌や尿検査で排卵日を医学的に特定し、その日に合わせて性行為を行います。
タイミング療法は、自然周期と排卵誘発の2種類があり、自然周期では受精する質の良い卵子が排卵される確率は1周期あたり約25%といわれています。そのため、この自然周期下でのタイミング療法は4周期程度は行って、妊娠を目指していきます。
排卵誘発は、排卵障害や月経不順などの時や妊娠率を上げたいときに行い、卵子を発育させていきます。
タイミング療法は、排卵日の特定以外は通常の妊娠と基本的に変わらないため、体の負担が少なく不妊治療のファーストステップとなっています。基礎体温だけでのセルフで行った場合、妊娠ができない時は排卵日がずれているか不妊症の原因がどこかにできている可能性があるため、クリニックでの検査をお勧めします。
人工授精
人工授精とは、精子濃度や運動率が低い場合やヒューナーテストの結果が良くない場合、頚管粘液が少ない場合、また、タイミング療法で妊娠に至らなかった場合などに行う不妊治療で、基本的に府に院治療のセカンドステップとして挙げられます。
排卵のタイミングに合わせて精液を採取し洗浄濃縮した後、カテーテルという細い管を用いて子宮の奥に注入します。精子を子宮に送り込むことが人工授精の過程で、あくまで受精自体は自然な領域になります。
人工授精の妊娠率は10%前後で、複数回受けていただくことで妊娠を目指します。保険診療(3 割負担)でおよそ 6000~9000 円となります。6回以上で妊娠の確立が大幅に減少するため、体外受精などの切り替えることを検討します。
体外受精
体外受精胚移植は、卵管性不妊症の 患者さんに考案された不妊治療の手法で、1978 年に世界で第 1 号のIVFによる赤ちゃんがイ ギリスにて誕生しました。現在では卵管性不妊のみならず、原因不明不妊)や機能性不妊にも有効な手段として確立しており、難治性不妊症に対する治療として 位置付けられています.
体外受精は、卵巣を細い針で穴をあけ、卵胞原液と共に吸引して卵子を取り出します。取り出した卵子を容器に取り入れ、精子を上から振りかけ受精させます。受精させた受精卵は胚になるまで培養し、女性の体内に肺移植を行います。
顕微授精
顕微授精は、顕微鏡の視野の中でガラスの針に精子を入れ、卵子に直接受精させる不妊治療です。顕微授精の優れているところは理論上、卵子1つに対して精子が1つあれば妊娠ができることで、今まで対応ができていなかった男性不妊の乏精子症に対応ができ、完全な無精子症以外には大体の症状に有効な不妊治療です。
顕微授精は、妊娠率が高く50%から高いところでは70%以上の妊娠率を誇ります。クリニックの設備環境や精子と卵子を選び抜き、受精卵を培養できる胚培養士の技術に左右されますが、おおむね高いため、世界中で今や最も多く行われている不妊治療と言われています。まだ、1992年に初めて行われて新しい不妊治療のため、経過を観察していく段階ではあります、
口コミ
【医師の説明】
医師の印象は、優しい・思いやりがあるといった声が上がっています。とてもよく話を聞いてくれて、分かりやすい言葉での説明があり、同じ質問でも嫌がらずに丁寧に回答をくれるとのことで、好印象・高評価の声が多数上がっています。
・こちらの質問に的確に優しく答えてくれて、尚且つ腕も伴っていて素晴らしい先生。(30代女性)
・物静かな印象の先生だったが、検査の進め方や治療のステップを丁寧に説明してくれた。自分の納得のいく治療ができそうな気がした。(30代女性)
【医療技術】
医療技術について、とても信頼ができる、安心感があるといった好印象の声が上がっています。検査や治療については目的や内容などの説明も丁寧であったことから、不安に感じずに進めることができたという声もあります。
・医療技術についても非常に信頼できる。体外受精を何度か、実施したが、エマージェンシーケース(緊急事態の際)についてもきちんと説明してくれ、術前の不安を取り除くことができた。(30代男性)
・こわい検査をいきなりやることもなく、自分の知っている検査や取りくみからのスタートではありましたが、3回目くらいには、処方がありました。自分が服用するにあたり不安もありましたが、先生の説明と経過のみかたを知り実行にうつせました。(20代女性)
【医療設備】
不妊治療をおこなうにあたって、必要な設備は適切に配置されていたという声が多く上がっています。ただ、小さなクリニックとのことで、最新の設備導入については分からないといった声が多いです。
・最先端かどうかは分からないが、きちんとした設備があったと思う。(40代女性)
・内診台と卵管造影検査の設備しかわからないですが、そちら2点に関しては、きちんとした設備だったと覚えています。最先端かは、分かりませんが…(20代女性)
【待ち時間】
いつも予約がいっぱいで人気のあるクリニックとのことです。予約は15分刻みの設定で、完全予約制であるため、長過ぎるほどの待ち時間はないという声が多くなっています。
・待合室にはそれなりの人がいたが、予約制なのでそれほど待つことはない。(30代女性)
・予約制なのでほとんど待たない。(30代女性)
【スタッフの対応】
スタッフについては、感じが良かった、丁寧だった、優しかったなど好印象の声が続いています。治療中の声かけなども安心感を感じさせてくれる丁寧な対応だったという声が上がっています。
・受付、看護師さんともに安心感を与える丁寧な対応でした。体調悪く点滴をしたことがありますが、点滴終了まで何度かみにきてくださり、声もかけてくれて、気持ち的にもゆっくり安心してうけることができました。声をたてるスタッフもいなくてよかったです。(20代女性)
・スタッフの方はみなさん優しく感じの良い方達で安心して通えました。(20代女性)
診療時間
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午前/8:45~11:45 午後/14:15~16:45 ※水曜午後・土曜午後・日曜・祝日は休診 ※完全予約制となっております。 ※詳細はクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
費用
※2022年4月に開始された不妊治療の保険適用により記載の料金と異なる場合がございます。詳細は各クリニック様にお問い合わせいただきますようお願いいたします。
人工授精(AIH) |
¥14,500 |
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※料金は税込み表示です。 ※体外受精等の詳細な費用に関しては、クリニックのお問い合わせメールから「生殖補助医療の費用」をご請求下さい。 ※詳しくはHPをご参照ください。
アクセス
茨城県 日立市 鹿島町2-17-4
JR常磐線 日立駅 徒歩15分