ミオ ファティリティクリニック
診療内容 |
人工授精 体外受精 顕微授精 凍結保存 漢方処方 男性不妊/無精子症 不妊カウンセリング 不妊治療手術 腹腔鏡手術 卵管鏡下卵管形成術 不妊検査 |
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特徴 |
女医在籍 |
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ミオ ファティリティクリニックの紹介
ミオ・ファティリティ・クリニック(MFC)は、赤ちゃんを望まれる方の「駆け込み寺」となることを目的に、1993年に開院しました。お子様を望まれるご夫婦と健やかなこころとからだを求められる女性のための総合医療施設です。 現代の不妊治療は、目覚ましい発展を遂げています。 ミオ・ファティリティ・クリニック(MFC)でも最先端の医療を提供できるよう日々努力しています。 その中で心がけ大切にしたいと思っていることは、暖かな心と人の手の温もりです。
不妊についての悩みの多くは、女性の自然な身体のリズムや排卵のタイミングを知ることで解決できます。 しかし検査の結果何らかの原因が見つかった場合には、それに適した治療が必要となります。 不妊症の原因はご夫婦によってさまざまです。 その原因にあった必要最小限の治療を行うことをミオ・ファティリティ・クリニック(MFC)のモットーとしています。
透明帯除去法(Zona pellucida-free)
ミオ・ファティリティ・クリニック(MFC)で前核期における透明帯除去法という新たなアプローチにより、妊娠例が得られ、その後、無事に出産されたことで世界初の妊娠出産例を得ています。
透明手合い除去法とは、体外受精や顕微授精を行なった際、受精卵は得られるものの、その後の胚発育過程において、フラグメント(細胞の破片)が多量に発生し、形態不良になる場合があり、その原因がミオ・ファティリティ・クリニックでは2018年頃から卵子を取り囲む透明帯と卵細胞膜の繋がり(繊維状構造)がフラグメント発生の原因ではないかと考え、この点に着目した新たなアプローチ(透明帯除去法:ZP-free ゾナフリー)を開始しました。
現在の生殖補助医療では、受精卵の発育過程がタイムラプス培養法にて常時観察できるようになりました。これにより、胚発育の不良の原因が、卵細胞膜と透明帯の間の癒着にあり、繊維状構造物により生じていることが明らかとなりました。そこで、この繊維状構造物を除去するために、人為的に透明帯除去法を行い、その後の胚発育を観察、その結果、透明帯除去法を行った胚のその後の発育は、除去術を行わない胚に比して、明らかに形態良好胚に発育することを確認しました。
透明帯除去法は、受精卵が得られるものの形態良好胚の得られない方(2021年2月時点:102名、平均年齢40.4才)に対して2020年1月以降実施してきましたが、その結果、本来、妊娠をほぼ期待できない方の約27%が妊娠されました。
不妊外来の設備
Fertility Research Centre(通称: LABOX)は2011年に誕生した、ミオ・ファティリティ・クリニックの研究分野を担っている施設です。MFCラボラトリーは、当院の心臓部であり、タイムラプスシネマトグラフィー(TLC)装置により、ヒトの受精から初期胚の発育過程における様々な新知見を明らかにし、国内外からも高い評価を得ています。
TLC装置で得られた知見を細胞レベル、もしくは分子レベルにまで落とし込み、詳細に解き明かしていこうとしているのがLABOXです。LABOXでは、免疫蛍光染色やライブセルイメージングなどの手法を用いることで、受精から着床前初期胚の発生過程にともなう様々な現象の解明を目指しています。
不妊検査
基礎体温
朝目覚めたばかりの体温を計ります。通常の体温計では、計れない細かな数値を追うため婦人体温計を使用します。女性の体温は高温期と低温期の2層に分かれており、月経開始後排卵までの卵胞期では、体温は基本低温期で、排卵後黄体ホルモンが分泌されるようになるとこのホルモンの作用で体温は上昇し高温相になります。高温相が2週間以上続けば妊娠している可能性が高くなります。
超音波断層法(スキャン)
産婦人科領域では最も大切な検査で超音波を当てて検査を行います。超音波にはエコーという壁に当たると反射する性質があり、それを利用し、リアルタイムで映像にして子宮や卵巣を確認します。液体は音波が反射しないため黒く抜けた像となり、卵巣内の卵胞も卵胞液という液体を溜めていることから観察が明確に可能です。
AMH(抗ミュラー管ホルモン検査)
抗ミュラー管ホルモン(AMH)とは、初潮をむかえ、卵巣内の原始卵胞が活発化し、発育していく途中の卵胞から分泌されるホルモンです。女性は卵子を精子のように毎回新しく生み出すわけではなく、生まれたときから数が決まっています。生まれたときに、卵巣内の原始卵胞ができており、思春期に活発になり、その後は加齢とともに減少していきます。
AMHの測定値と発育途中の卵胞の数は相関しているので、AMH濃度を測定することは、卵巣の予備能を知るための指標になります。
子宮卵管造影法(HSG)
子宮内にレントゲンに白く映る造影剤を用いて、造影剤の通過性や拡散の状態を確認し、卵管の疎通性や子宮内の形、さらに骨盤内の癒着の程度を検査します。超音波検査では確認できない卵管を確認でき、一時的にとはいえ造影剤を通すことにより卵管が広がり、妊娠率が上がることがあります。
腹腔鏡検査(Lap/dye)
女性の骨盤内の状態を直視下に観察し、子宮、卵管、卵巣などの妊娠に関わる臓器の異常の有無をチェックし、癒着や子宮内膜症が存在すれば、腹腔鏡下にて治療を同時に行います。
女性側の不妊原因に対する一番重要な検査で、この方法を用いてお腹を開けないで卵巣、卵管、子宮などの手術も行えます。
クラミジアIgG抗体測定
男性は尿道の細胞から、女性
ミオ ファティリティクリニックの一般不妊治療
タイミング療法
男性側の精液に問題がなく、女性側にの卵巣や卵管などに異常がない場合の多くが、タイミング療法から不妊治療を始めます。
基礎体温や超音波検査での卵胞の発育、黄体ホルモンなどの女性ホルモンなどを検査し、排卵日を医学的に特定します。具体的には超音波検査により、卵胞の大きさが18ミリ以上となり、女性ホルモンが充分に分泌される状態になると卵胞は排卵できる成熟した状態にあると予測します。排卵の時期は卵胞の大きさと、尿中に放出された排卵を促すホルモン(LH)を調べることによって正確に予測できます。
自然妊娠に近いため、体の負担が少なく、後遺症の心配もほとんどありません。
人工授精
人工授精は、排卵日を事前に予測し、排卵日に合わせて精子を事前に採取しておき、濃厚洗浄した後に卵巣の奥に細くて柔らかい管を膣から挿入して注入します。
タイミング指導と人口受精の違いは基本的にはこの精子を卵巣まで注入する点だけで、妊娠サイクル自体は自然妊娠と同じです。その為、卵管性不妊には対応しておりませんが。男性不妊に当たる精子の運動率に関しては対応が可能です。また、性交不良に対しても有効です。
卵巣の奥に精子を人工的に入れる過程からタイミング指導の妊娠率5%を超える10%を記録しています。
体外受精
体外受精は、1978年イギリスで始めれ行われた不妊治療です。その時点では、体外受精で生まれた女の子からは健常な子供は妊娠ができないのではないかと言われていましたが、現在ではその女の子が健全な子供を産み育て、その話題を払しょくしました。2010年には初めて体外受精を行ったRobert Edwardsがノーベル生理学・医学賞を受賞し、日本でも保険対象や自治体の助成金が生まれています。
体外受精は、まず排卵誘発剤で急速に卵子を発育させます。卵巣に針で穴をあけ卵子を吸引し、体外に取り出します。体外に取り出した卵子はシャーレという容器に取り出し、事前に採取した精子を振りかけるConventional-IVFという方式で受精させます。精子を振りかけることであくまで受精は卵子と精子が自然に受精する形を保っています。受精して受精卵になったら胚培養士が胚になるまで培養します。胚になった後は、女性の体内に妊娠の都合の良い時期に戻します。
顕微授精
顕微授精は、1992年にベルギーで初めて行われた不妊治療で、細いガラスの針に精子を1つ入れ、卵子に直接針で精子を注入する不妊治療で、卵子1つにつき精子1つで妊娠が理論上できるため、今まで他の不妊長では対応ができなかった男性赴任に対して有効な不妊治療です。
妊娠率は高度な生殖医療のため、クリニックによってばらつきがありますが、高いところでは70%以上になっています。顕微授精は、最近不妊治療では保険対象になっているため、今まで高額で手が出せなかった方でも一般的になりつつあります。
診療時間
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午前 / 9:00〜12:00 午後 /15:00〜18:30 △・・・14:00〜17:00 □・・・手術日※外来診療無 ※初診不妊外来の診療日程/診療時間です。不妊外来初診の方は予約が必要となります。 ※木曜午後・日曜・祝日、休診 ※受診前には必ずクリニックHPを確認、または直接お問い合わせください。
アクセス
鳥取県 米子市 車尾南2-1-1
JR山陰本線 東山公園駅 徒歩12分